世界的な過剰流動性とドル安傾向により、タイでは急速な外資の流入が続いていた。とくに投機筋のバーツ買いは凄まじく、12月第1週の流入額は約9.5億ドルに達して、1ドルは35バーツ台前半となり、年初から約14%上昇した。為替取引規制が厳しい周辺国との輸出競争力を考慮すれば、これ以上のバーツ高は、産業界に及ぼす影響が深刻と、タイ中銀は判断したのである。規制策導入後1週間は、1ドル36.4バーツ前後で推移している。

当初の取引規制策は、わずか1日で規制緩和に追い込まれたことで、当局の対応が拙劣であったとの見方がある。ただタイ中銀は、投機筋のバーツ買いに対抗するために、ドル買い市場介入、売りオペによる不胎化を実施しており、そのコストは巨額に上っていた。また12月4日には、外為銀行に対して非居住者との債券売買の為替取引を禁止したが、効果は限られていた。タイ中銀は検討を重ねたうえで、トービン税、チリが1990年代に一時導入した規制策を参考に、今回の短期外資流入規制を導入したと考えられる。しかし株式市場への影響を過小評価した点は否めない。一部の学者からは変動相場制下の金融政策で対応すべきとの意見もあるが、12月13日の金融政策決定会合では、政策金利を5.0%で据え置き、外資流入規制を目的とした利下げは行わないことを明確にした。

また19日夜に急遽策定された規制緩和措置をプリディヤトン財務相(前中銀総裁)が発表したため、中銀の独立性に対する政治介入との批判がある。しかしタリサ中銀総裁は、同日不在で、事態の緊急性に鑑みて、株式、債券市場監督の立場にある財務相が関係機関と調整にあたったためであり、中銀総裁との連携は維持されていた。

1997年のアジア通貨危機から10年になろうとしているが、為替投機の勢いは以前よりも凄まじく、各国の適切な経済運営や地域通貨協力が必要なことを改めて思い起こさせた。2006年12月 (2007.01.10 15:40:48)

P-Blog アイデア&インプレッション

2006.12.27
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タイでクーデターがあってしばらく経つが、細かく、いろんな所に影響が出てきている。
私は、津波クラフトの輸入を行っていて、海外送金を行っているのですが、そこに困った問題が起きているのです。
それは、なんと、普通に送金をしたら、そのうち70%しか送金する口座に届かず、残りの30%は国が1年間預かるということなのだそうだ。そうしないためには、証明が必要で、その証明の書類がどのようなものであるかが、日本の金融機関が把握していないため、現地の金融機関に問い合わせをしなければならないのです。
国を守るという事を考えた場合、クーデターの後のような政治的に不安定なときに、海外から大量のお金が入ってきたら、海外の金の力に任せた圧力で国を転覆されかねない。これが、大口の送金に限った話ではなく、小口でも数多く送られた来たら塵も積もれば山となるで、けっこうな金額になる。貨幣の価値が低いいわゆる途上国では、先進国ではわずかな金でも価値が高くなってしまうわけで、その影響力はバカに出来ない。
本当に実践しているかはわかりませんが、国家安全保障は、国が国民の安全を保障しているわけで。その土台である、国家が安定して国家安全保障が成り立つと考えると、このような国を守る行為は国民にも利益を与えると言える。
とはいえ、2年前のスマトラ島沖地震の津波のように国を超えて災害が起きたときに、少数民族や移動型の生活をしている民族など国籍がハッキリしない人、政治的な問題があってその国の人として認められていない人、事情があって国を逃げてきた人、移民労働者などに、国家は安全の保障をすることが難しい。
国が国を守ること、国が国民を守ることは、とても大切なことで、尊重されることだと思うのだが。国というシステムは、すべての人間の安全を保障をするには限界がある。
別に、国を守る行為が悪いと言っているわけではないのだが、国が自国を守る行為をしている事を目の当たりにした時、私は国によってどのように守られているのか、どのような場合は安全保障の枠の外に出てしまうのかが妙に気になってしまった。

さて、今のところ、現地の金融機関がどのような書類を必要とするのかという情報がうまく入手出来ていません。どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。





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最終更新日  2007.01.06 00:46:03
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Re:思わぬところでクーデターの影響(12/27)  
satori1949  さん
>国が1年間預かるということなのだそうだ

似たようなことが、OAビザ取得のため80万バーツ以上をタイ銀行に預けなければならないので、預けたら引き出しは出来ないそうです。しかも、利子も相当額あるのに本店まで来いと言われました。
これもその影響?
他の銀行はOKのようですが?? (2007.01.06 01:43:28)

Re[1]:思わぬところでクーデターの影響(12/27)  
satori1949さん カキコミありがとう。
>>国が1年間預かるということなのだそうだ
>
>似たようなことが、OAビザ取得のため80万バーツ以上をタイ銀行に預けなければならないので、預けたら引き出しは出来ないそうです。しかも、利子も相当額あるのに本店まで来いと言われました。
>これもその影響?
>他の銀行はOKのようですが??
-----
どうなんでしょう。

とにかく、変動相場制をとっていて、しかも、経済規模が小さいタイでは、バーツ高の今の状況があまりよろしくないようで、あの手、この手と手探りしているということも影響しているのでしょう。
(2007.01.08 18:59:12)

本当の原因はこれみたい・・・  
JETOROのアジア経済研究所のページに載ってました

<small> <a href=" http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Asia/Radar/thai.html" ; target="_blank"> http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Asia/Radar/thai.html< ;/a></small>

タイ
中央銀行、短期外資流入規制を発動

地域研究センター 東 茂樹 タイ中央銀行は12月18日、為替相場の投機による上昇を抑制するため短期外資流入規制策を発表した。これを受けて翌19日、タイ証券取引所の株価指数は前日比で約15%下落し、時価総額で約8200億バーツが吹き飛ぶ「ブラックチューズデー」となった。当初導入された取引規制策では、外為銀行が顧客のバーツ購入に際して、投資資金の30%を中央銀行に預託することを義務づけ、1年未満に回収する場合は資金の10%が没収される。しかし株価への影響が甚大であったため、財務相は19日夜に急遽、規制緩和措置を発表し、株式投資目的の為替取引は規制の対象外とした。その結果、20日の株価指数は約11%高と反転し、約5300億バーツの買い越しで、その後1週間は株価指数が680前後で落ちついている。

(2007.01.10 15:40:36)

つづき  

Reuters  
[バンコク 8日 ロイター] タイ中央銀行のタリサ総裁は8日、バーツへの投機を抑制するために昨年12月19日に発表した資本規制について、撤回する予定はないが、若干の調整を加える用意はあると表明した。

 総裁は記者団に、タイでは2007年に経常収支赤字が見込まれ、それがバーツ高抑制に寄与するだろうと述べた。バーツは06年、対米ドルでの上昇ペースがアジア通貨で最大だった。



&copy; Reuters 2007. All Rights Reserved.


(2007.01.10 15:55:14)

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