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Dec 16, 2017

イィヴィ、腕時計を買う。（EPOS OEUVRE D'ART Ref.3435 Verso）

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テーマ：機械式腕時計を語ろう(347)

カテゴリ：カテゴリ未分類

EPOS社のOEUVRE D'ARTシリーズの中の「Ref.3435 Verso」

私が購入したのは3435OHRGSL（3435.313.24.18.25）。ピンクゴールド（ローズゴールド）が落ち着いた感じで良いです。

表は唐草のような模様が刻まれており、奥にはペルラージュ模様（トラック野郎の鱗ステンレス風な模様）が見えますね。

シリアル番号は「039」です。

この時計に使われているETA社Cal.6497は定番（鉄板）のムーブメントで、ETA社Cal.7001などより一回り大きく、腕時計と懐中時計の両方使える汎用品ムーブメントです。
各部品が大きいぶんだけ、頑丈とも言えますね。（一概にそうとは言えませんが）
6497を使ってる腕時計は多く、パネライやグライシンやU-BOATの質実剛健なモデルは6497が入っていたり．．．。

毎秒5振動（毎時18000振動）のチッチッチッという音が良いです。

私の持っているルイエラールの75周年記念モデルはETA社Cal.7001ベースなので、この聞こえ方の差は面白いです。

ところで、このモデルではわざわざ歯車を介して針位置を右にずらしています。

ちょっと洒落たデザインですね。

しかもこれ、よく見ると．．．
Cal.6497を使用する他の腕時計のシースルーバック側からすぐに目に入ってくる大きな丸穴車と角穴車が、なぜか表側にあるんです。

これ、ムーブメントを表裏逆に組んでいますよね。（いや別に間違って組んでしまった訳ではなく）
Verso（裏）の名前ははそこから来ているのかもしれませんね。
買ってから気づきました。
針を中心から横に寄せたのも、歯車を介して逆転させるためでしょうね。（ムーブメントを裏返したままだと時計が逆に回るので）

そういう凝った造りにメーカの「うちはETAポン会社じゃないよ」という意気込みを感じました。