今が生死

今が生死

2012.01.03
XML
カテゴリ: 政治
北朝鮮は故金正日総書記死去に対し、日本政府が弔意を示さず、在日朝鮮人の弔問をも妨害したとして日本政府を非難している。

弔意は求めるものではなく、自然の感情として湧きあがってくるものだが、国と国の場合は外交上極めて重要な役割を果たす場合が多い。両国は国交は樹立していないが拉致問題を抱え、親しく交渉していかなければならない関係にある。国家元首の死去に際し、心からの弔問があれば、北朝鮮側も日本に対してほんの少しでも心を開いてくれたかもしれないが、これでは両国関係は益々悪化して拉致問題の解決どころではなくなる。

政府は何を考えているのであろうか?拉致問題を解決するには話し合いしかない。その道を閉ざすようなことをするとは、先が見えていないことの典型だと思う。経済封鎖や制裁を言う人達がいるが、一般人ならともかく、外交を行う政治家もそのように考えているとしたら、拉致被害者は永遠に救われない。今の両国関係の中で力ずくで連れもどそうとしても無理であり、どうしてもとなれば戦争になるかもしれない。真に連れ戻すには話し合いしかない。それが分かっていないとすれば政治家ではないと思う。

人の死に対し、心からの弔意をしめす事はほんの少しでも話し合いへの糸口になるかも知れないのだ。今回の政府の対応は対話の糸口どころか敵対を表明したようなもので、残念でならない。拉致被害者のことを本当に真剣に考えてくれているのだろうか?と疑問に思った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.01.03 21:33:07
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: