今が生死

今が生死

2013.09.14
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カテゴリ: 学習
明日、明後日と連休である。そのためか今日の外来も混んだ。予約で時間枠は全て埋まっているのだが予約外で早くから来ている人達もいる。クラークさんが予約の合間に予約外の人を適当に入れるのだが、予約の人は2時間待たされた3時待たされたと文句を言う。予約外の人は朝から来ているに4時間も待たされたと文句をいう。少しでもまたせないように必死で診察したが、結果的に待たせてご迷惑をおかけしてしまった。でも待たされたけれどやっと診察の番になった皆さんには親切に適切に対応して、治療できたので自分としては心残すことはない。

予約制になっているので予約以外の人を途中で入れると予約時間は大幅にずれてしまう。だから予約で再診の診察室と予約なしの初診の患者さん用の診察室があればこのような問題は解決されるのだが、それには初診診察の医師一人を確保しなければならず、我々のところのような小規模の病院では中々難しく今後の課題である。

明日は東京で「腹部診察のやり方」というトレーニング教室がある。視診、聴診、打診、触診ということで、基礎的なトレーニングである。私は消化器内科医で、学会専門医でもある。経験も40年位あり、視診、触診等当然出来ると思われているが、実際にはレントゲンやCT,胃カメラ、大腸カメラ、腹部超音波などに頼って、昔ながらの視診、触診などは最近ではあまり重視していなかった。午後2時から5時まで慶應義塾大学の矢島知治先生と森清人先生が指導してくれるという。参加費は無料とのことで電車に乗って行ってくることにした。

色々な診断機器が進歩してきているが、診察の基本である視診や触診をきちんとおさらいしておくことは必要だと思っている。





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Last updated  2013.09.14 21:47:51
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