今が生死

今が生死

2020.06.01
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カテゴリ: 政治


今朝の新聞にアベノマスクのいきさつが載っていた。最初は経済官庁出身の官邸官僚が全戸配布を首相に進言して首相がそれを採用して業者に無理な発注をして、外国で作らせたりしたが各家庭配布が大幅に遅れ、しかもそれが国民に喜ばれないものでインパール作戦にも匹敵する最悪の作戦と言われているとのことだった。
インパール作戦は第2次世界大戦で1944年3月ビルマまで支配していた日本軍がインド北東部都市インパールに侵攻した作戦でビルマ方面軍司令官河辺とその直属の第15軍司令官牟田口の指示で行われた。ビルマからインパールまでの道は険しく誰が考えても無理の作戦と思われ牟田口も最初は無理と思ったが意地と英雄的気持ちでやりますと宣言した。軍司令部の誰もが反対したが上司の河辺が支持してくれて決行することになった。険しい道なので食糧や装備をなるべく少なくして食料がなくなったら道端の野草を食べ、それでも足りなかったら連れて歩いている牛や羊を殺して食べることにした。9万人の日本軍が進軍し3万人の死傷者を出した最悪の作戦で帰路食料の無くなった兵士は次々に倒れて死亡しその道は白骨街道と呼ばれたとのことである。作戦を指揮した牟田口司令官は最悪愚官として人々の非難を浴びたがその上司の河辺や時の首相東条英機元帥までは非難が及ばなかった。こんどのマスク作戦では最初に進言した官邸官僚の名前は公表されておらず、責任は全て安倍首相にあることを明らかにしているが、作戦が最悪だったことはインパール作戦に匹敵すると思う。
インパール作戦では何の効果も上げることが出来ず3万人以上の日本人兵士の命を犠牲にして牟田口司令官の責任は重大だったがその許可をだした河辺司令官、東条首相の責任も大きかったと考える。今度の無謀で無意味なマスク作戦を指示した安倍首相の責任も極めて重大だと考える。





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Last updated  2020.06.01 12:38:43 コメント(10) | コメントを書く


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