今が生死

今が生死

2020.06.15
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テーマ: 失恋(63)
カテゴリ: 辛かったこと

[マイドリーム、バラク・オバマ自伝]を読んでいる。誰にも苦い思い出はある。オバマ青年がニューヨークに住んでいた頃1年位付き合っていた女性がいた。お互いの下宿を訪ねあうような付き合いだったがある時彼女の実家を訪ねた。両親ともとてもいい人で祖父の写真も見せてくれた。その写真では祖父が大統領や学者、実業家などと一緒に写っているものもあり、自分の父はアフリカのケニアの黒人で家柄があまりに違うと思った。ある夜二人で黒人脚本家の劇を観に劇場に入ってブラックユーモアの劇を観た。観客は殆ど黒人で笑ったり、手をたたいた叫んだりしていた。劇が終わった後で彼女が「黒人てなぜあんなにいつも怒っているのかしら」と言ったので彼は「それは記憶があるからじゃない。ユダヤ人がホロスコーストを絶対忘れないのと同じようにさ」彼女は「それは絶対違う、ホロコーストは強制的に殺されたんだから」彼は「違わないさ、同じだよ」と言ったら「絶対違う!!」と言い合いになり遂に彼女は泣いてしまい「私は黒人にはなれないわ」と言って別れることになってしまった。家柄の違いが大きすぎて一緒になるのは無理だという思いがベースにあったとはいえ、あんなことで言い合いして恥ずかしかったと、思いだす度に胸が苦しくなるとのことだった。これは黒人と白人の恋愛だが黒人女性とも何人か付き合ったが何かのきっかけで言い合いになったり気持ちが離れたりして実らなかったとのことである。後にミッシェル・ロビンソンという素晴らしい黒人女性と巡り合って結婚するがそれまでは悲しい失恋を繰り返していたみたいで世の全ての男性と同じだなと思った。





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Last updated  2020.06.15 09:38:53 コメント(10) | コメントを書く


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