今が生死

今が生死

2020.06.17
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カテゴリ: 政治


ドキメンタリー映画 大島新監督「なぜ君は総理大臣になれないのか」の公開が始まった。野党の小川純也衆議院議員(比例四国)(49歳)が主人公で2003年の初出馬の時(32歳)「やるからには総理を目指します」と目を輝かせていたがそれから当選5回17年が経過したが総理のその字も見えてこない。
れいわ新選組の山本太郎さんも総理を目指すと公言し今回足掛かりに東京都知事選に立候補するがこの方も総理の椅子は遠い。小池百合子さん、野田聖子さんも総理を目指す意思があると伝えられているが、その他にも総理を目指している人は大勢いると思う。しかしそう簡単になれるものではない。昔は天下を取るには戦争に強いことが第一条件で競争相手を打ち滅ぼしていかねばならず、自分の地位を狙う者は血を分けた兄弟でも叩き潰す必要があり、血で血をあらう戦争の末に天下を取ってきたが、現在の天下取りはかなり様相が違ってきている。
武器をとっての戦争はなくなったので、弁舌と人を引き付ける力によって総理になれる時代になったのである。今では新聞、テレビ、SNSなどを使って国民及び国会議員の支持がどれだけ得られるかで天下人は決まる。豊臣秀吉(木下藤吉郎)は百姓の倅でありながら織田信長に仕え、合戦に合戦を重ねて遂に天下を統一したが生まれながらの城主の子供でないのに天下を統一した手腕は際立っており、極めて稀有で非常に困難なことだったと思われる。その時代に比べて今は天下人になるのはそれほど困難ではなくなったが、大島監督は小川議員が総理になれないのは「社会に尽くしたいという志の高さは評価するが政治家に向いていないのではないか」と心配する。今は戦国時代ではないが権力の中枢に上りつめるには昔同様権謀術策が必要である。小川さんには大きな志があるが、政治家として他党との連携や多数派工作とか小泉進次郎さんのようにテレビに出てかっこいいことを言うとか、総理になった時の政見を繰り返し発表するとかしてそれなりの作戦が必要である。総理になるには豊臣秀吉同様目に見えない所でも懸命な努力をしなければ無理だと大島監督は見ている。総理を目指している人達はこの映画を観て総理になるには何が必要かを学び、競争相手を蹴散らして総理の椅子を掴み、よい政治を行ってもらいたいと思う。





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Last updated  2020.06.17 22:50:40 コメント(4) | コメントを書く


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