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今日は日曜日の割にはあちこちに出かけていました。昼は妻の友人の家に、夜も妻の友人とご飯と食べに。その合間を縫って出かけたのはハノイモーターショーでした。 意外と言っては失礼か、中はいわゆるモーターショーの様相。各メーカーがしのぎを削って新車を展示し、更にこれまたしのぎを削るようにきれいなモデルさんが華を添えていました。まあ、愛想の良いモデルさんもいれば、わりと無愛想な人(上の写真)や、車の中で遊んでいる人もいるのがらしいですが。 そして、トヨタのブースでは家族の車路線でのショーも。両親と二人の子どもが車の周りで踊りだします。ベトナムにおいても、いわゆる金持ちの乗り物から、家庭の乗り物へ、段々変わっていくのでしょうか。各車ともまだ4-500万円はするのですが、最近のハノイの富裕層は結構買っているんですよね、富裕層も増えてきているようですし。ただ心配なのはただでさえ大混雑の交通渋滞と環境汚染でしょうか・・・。 そして、インサイダー情報によると、モデルさんに一番お金をかけていたというメルセデスのブースへ。おぉ、さすがに可愛いモデルの方。一緒に行った妻も、最初は「別にー」とか言っていましたが、段々自分から写真を取り始めました。さすがメルセデス、モデルの方も数は絞りつつ高級路線といったところでしょうか。一緒に行った何人もが、「この方が一番」と意見が一致しました。 と、結局車を見にいったんだか、モデルさんを見にいったんだかのモーターショーでした。
2008年08月24日
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数日前にはホーチミンの人民委員会幹部がODA案件がらみで賄賂を受け取っていたとする疑惑に関して書きましたが、それと関係するもう一つのベトナム公務員の一面です。 昨日から特集しているTuoiTre紙に拠れば、2003年から2007年までに全国で16,000人が辞職し、特にホーチミンでは6400人もが辞職しているそうです。これも、どこまでを公務員としているかなど、細かく言えば色々ありますが、最近この次々と公務員が民間に転進しているという記事が多く見られます。 最も大きな理由はその給料の安さ。これは誰も否定しないところです。記事の中でも、「若手で月給約100万ドン、これでは独身一人身でも生活ができない」、とか「200万ドンの給料で区人民委員会副委員長のアシスタントをやっていたが、民間に移ったら1000万ドンに給料が上がった」とか、民間との給与格差は確かに目を覆うばかりです。当然、それがゆえに「アルバイト」にせいが出る結果、本業の公共サービスの質は結局落ちるという構図です。 また、給料が悪いけど仕事は楽、というのも実は公務員の実像ではないと言う記事も。住民も以前ほど「公」に甘い態度を示すことは無く、苦情は相次ぐし、会議は多いし・・・などなど。これもまあ報酬とのバランスなのでしょうが、仕事が忙しくなって、報酬が知れているんじゃあ、残れと言う方が無理がありますよね。また、上記6400人のうち、大学卒以上を対象としているのが約43%と、辞める人の高学歴化が指摘もされています。これには、人事ローテーションが合理的でなく、専門と違うことをやらされていることが、仕事に対する満足感と効率を低下させていると指摘されています。 ホーチミン内務局(公務員の人事制度も担当)局長も、「経済が多様化(=民営化)してくる中、民間に良い人材が出てくること、それを公が育てていることはある程度は良いこと」と言いつつも、さすがに既に度を越して「ブレーンドレイン」、人材流出とサービス低下を招いているとして、給与改革の必要性を訴えています。 ベトナム国内の有名大学の就職希望先でも、公務員は既に10%程度にしかならないそうです。確かに、民間に優秀な人材が流れることは悪いことばかりではありませんが、どれだけの、どういった人材が公務にも必要で、その人たちをひきつけるにはどうしたらいいかを考えるべきときに来ているようです。さもないと、汚職事件などはどんどんイメージを下げ、誰も公務員に見向きをしない時期が来てしまうかもしれません。 ただ、その反面、こういった現象はハノイやホーチミン(今回のTuoiTre記事もホーチミンに関してです)に顕著にある反面、地方都市、農村では未だに公務員と言うのは数少ない安定した「サービス産業」のホワイトカラーであるとも言えます。(それでも、コミューンレベルではすずめの涙の報酬で主席をやりたがらない人もいるというケースも聞きます。)違い・格差の大きいベトナムの国土を跨る公務員改革は、難しいですが、大きな意義を持ちそうな気がします。
2008年08月23日
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息子が2歳になりました。ベトナム3年目、今の仕事に移る直前に生まれた息子がもうこんなに大きくなりました。結構しゃべるようにもなってきました、やはりベトナム語の言葉の方が多く出てきますが、日本語の単語も少々。今後もどう育っていくことやら。でもともかく元気で、優しい子に育ってくれればと思っています。
2008年08月19日
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何かやってしまった時、確かに隠したくなっちゃいますよね。でも、これを国レベルでやると、問題も大きくなります。 一つは、こちらは大きく報道されたので皆様ご存知と思われる、中国でのオリンピック開会式における、様々な疑惑。そんなことしなくても、十分に立派だと思える開会式だったのに、完璧以上を誰かが求めてしまったのか、誰かがやろうと思ってしまったのか。けどそれらはオリンピックの閉幕を待つどころか、開会式数日後にはもうばれてしまいました。 もう一つは、こちらはそれ程は報道されていないでしょうか、ベトナムでの疑惑。こちらの方が犯罪性は強いのですが、日本のコンサルタント会社であるPCIがホーチミン人民委員会の人間に賄賂を渡し、ODA案件受注をしていたという疑惑。既に疑惑を通り越しつつあり、日本ではPCI関係者が逮捕もされています。 この件に関してやっと出たベトナムの公式な反応は、外務次官(副大臣)からでした。「捜査には協力する。ただ、メディアは客観的な情報のみ報道して欲しい、それ以外の報道は両国にとって良いことではない」。これは、どこが客観的な報道で、どこがそうでないかを明らかにしないままの要請で、まずそれ以前にベトナムの新聞はこの話題を、ほとんど日本の新聞報道を引用する形でしか伝えていません。 両者(両国)の態度に共通して思えるのは、「まだこの両国は情報統制ができていた時代の余韻に浸っているのだなあ」というものです。恐らく、10、20年前、特にネットや携帯のなかった時代には、このやり方でも通用したように思います。「国家機密」とラベルを貼っておけば、かなりの情報は守れていたのかもしれませんし、仮に漏れてもその漏れ具合はたかが知れていたのかもしれません。 ただ、現代は情報がデジタル化して自己増殖する世の中です。だから、本当にパーフェクトに情報を統制しないと、逆に言えば0.001%でも漏れれば、それですぐに終わりになってしまう(皆が知るところとなってしまう)ということなのでしょう。ベトナムの例はともあれ、中国の開会式でのそういった「工作」がこれほど簡単に、短期間に漏れたのをみて、特に強く感じた次第です。 どこの国にも国家機密はあるのでしょうから、ある程度はこれからも隠すこと、隠すべきことというのはあるのでしょう。だけれども、どちらの国も時代の変化を考えて、その情報統制に使う国家予算や人員を、早く問題解決するほうに使ってくれるようにならないかなあと願います。相当統制しても、やっぱりばれちゃう時代なのですから。
2008年08月17日
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イヤーいよいよ始まりましたね、北京オリンピック。以前はあまり関心なさそうと日記にも書きましたが、さすがに開幕式は注目されていた様子。自分も昨日は早く帰宅して、TV観戦。金かけている、すごい迫力でしたね。 そして、本日のTuoiTre紙。基本的には開幕式にはべた褒めでした。その中でベトナム人の映画監督さんの一言。 「素晴らしかった、ハノイの遷都1000年記念のイベントも参考にするべし」 うーん、それはちょっと無理じゃないかな?ハノイは2010年がここが首都になっての1000周年なんですが、ちょっと参考にはならない気が・・・。
2008年08月09日
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今日はまた映画、映画館ではなくDVDですが。香港映画が観たいなあと思ってDVD屋さんにあった「女人本色」を買って見ました。 これは何と香港返還10周年を記念した作品でもあるらしく、東京国際映画祭にも出品したとのこと。観終って初めて知りました。いきなり香港返還の頃から始まるので、てっきりその頃のわりと昔の映画だなあと思っていたら、香港のここ10年の経済・社会事象を辿るようにストーリーが展開していきます。歌手としてよく歌を聴いていた、ジジ・リョンが主役で、香港の経済や社会に振り回されるように成功したり、どん底に落とされたり・・・。 なんだか香港の返還以降の歴史を勉強しなおせるような作品ですが、香港返還10周年記念で作られたというのが感じられる、「特区政府何とか10年頑張ってきましたね」的メッセージが感じられました。もっとコメディを想像していましたので、意外と真剣な内容でびっくりしました(それでも、コメディ要素は香港映画らしく混ぜられていましたが)。どちらかと言えば、コメディならコメディ、社会派なら社会派とはっきりした方が自分としては好きですが。 でも、確かに女優としてのジジ・リョンもなかなか素敵ですね、歌声もとっても好きですが、演技もなかなかと感じさせられました。その後輩・相棒的役周りのフィオナ・シッ(薛凱[王其])も初めて観ましたが、なかなか可愛いですね。久々に広東語も堪能しました、まだまだ聞くだけなら何とかいけるかな。
2008年08月03日
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NHKなんかみていると、日本も本当にオリンピックムードが盛り上がっている雰囲気ですよね。まあ、色々問題はありそうですが、いよいよスポーツの祭典としてのオリンピック本来の盛り上がりも出てきた感じでしょうか。 でもベトナムではどうもイマイチ。テレビでもほとんどやらないという噂。昨日はブラジルのサッカー代表がベトナムで親善試合をやったので盛り上がっていましたが、まあそれはハノイでやっていましたからね。 その昨日にはベトナムでも出場選手の壮行会が開かれたとのこと。どんな選手が出るのかなあとみると、TuoiTre紙によれば最もメダルが期待されるのはテコンドーと重量挙げ(!?)だそうです。あとは人気種目のバドミントンでしょうか。何となく射撃とか強いイメージでいたのですが、「それはベトナム戦争のイメージ引きずりすぎじゃない?」と言われてしまいました。全体で何人出るかは不明ですが、わざわざ副首相兼外相のPhamGiaKhiemも駆けつけていました。結構マメですね。 報道ではメダルを取った際のスポンサーからのお祝い金も具体的に書いてあって、ある会社は金メダルなら2億ドン(約150万円くらい)、銀なら1億ドン、銅なら5000万ドン、とありました。微妙な数字です。 でも、ベトナムもオリンピックにどんどん選手を出して、テレビも注目してくれるようになると、在住日本人としては嬉しいんだけどなあ。今年は北京でやるにも拘らず、一番堪能できないオリンピックになるかも・・・(涙)。
2008年08月02日
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今日はちょっと日本のことを。最近は確かに物騒なニュースが多いなあと思っていたのですが、何と今日は自分の地元である平塚市でも起きたとのこと。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000049-yom-soci やっぱりなんとも嫌な気持ちになります。とりあえず、知り合いが被害にあったわけではないですが、生まれ育った街で、見慣れたJRの駅の風景をNHKのニュースでこんな風な形で観ることになると、なんとも心配になります。 たまたまというか、今日読んだあるエッセイでは、警察統計によると昨年の殺人事件の数は減っている、しかも昭和43年に比べて人口当たりほぼ半分になっているとありました。昨年度の殺人認知件数(警察において発生を認知した事件の数)は1199件で、最近数年間でも微減傾向だそうです。確かに、行方不明者や、変死者数などの数字もあるようで、一概にこれだけで減ったと言うのも危険なのかもしれませんが、それでもある一定の定義でやっていて減っていると、しかも一昔と比べるとこれだけ減っているいうのであれば、それなりに使える数字なのでしょう。http://www.npa.go.jp/toukei/seianki6/h19hanzaizyousei.pdf(昭和43年云々という数字は、パッと根拠が見つかりませんが) 一つにはこういう(一応)客観的と思われる数字があるとすれば、メディアはこれを踏まえつつ今の「怖い世の中」の話をすべきであることは言えます。そして、この数字と「最近は物騒な世の中」という感覚はどう説明できるか、という問題を論じなければなりません。この感覚はメディアのせいでしょうか?動機が異常な事件が多いからでしょうか?原因は一つではないのでしょうが、「生き辛い」雰囲気が日本の中で蔓延しているのでしょうか。 最近基本的に海外で働いていて、日本で生活・労働していないので、この点にはどうしても鈍感にならざるを得ません。でも外から見ていても、これだけ豊かになった国で、これだけ普通の人たちが、これだけ普通に働いて、それでも普通以下の待遇を受けているのか、と感じることはあります(とはいっても、メディアを通じてのイメージも多いですが)。何か無理がある社会・経済構造がある気が。 翻ってベトナム。日本よりは貧しいが、治安は良いと言われています。スリや窃盗はありますし、ボッタクリや賄賂社会でもあります。でも、「治安が悪い」とは言いません。一党独裁の軍社会が背景にあるからでしょうか、メディアが報道していないのでしょうか、それとも貧しいながらも「明日は今日よりも良いはず」と思える社会だからでしょうか? 自殺も年間3万人を超える日本、良く生きることに真摯であることは美徳だとは思いつつ、自分にも他人にも厳しすぎるのでしょうか?クエスチョンばかりが浮かび、答えが浮かびません。ちょっと考えてしまいます。
2008年07月28日
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なんと金(ゴールド)が当たりました!最近少しのベトナムドンをアグリバンク(農業農村開発銀行)というところに預金したのですが、そのキャンペーンだったらしく抽選で金が当たったのです! 今まで金なんてものに縁の無かった自分としては、どんなものか興味津々。でも、実際はこんなに小さいもの。でも、これでも200万ドン(=1万5千円くらい)の価値はあるそうです。これくらいの大きさで、1オンスだそうです。写真で分かりにくい場合には、デジカメなんかで使うSDカードくらいの大きさでしょうか。 日本ではそれ程普通とはいえない金融資産ですが、ベトナムでは多くの人が持っているようで、その価格の変動は日本以上に新聞記事になります。今でも、不動産取引のようなものを金で行う場合もあるそうです。ドンという通貨が安定していなかった(今も若干流動的ですが)頃からの流れで、ドルを持ったり、金を持ったりするのが人々の自己防衛手段なんですね。ちょっと金が身近になった一日でした。
2008年07月16日
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この週末はちょっと息子をおばあさんの家に預けたので、時間がわりと自由になりました。そこで、久々にと妻と映画を観にいきました。ハノイにも↓みたいな映画館もあるんですよ。 実はだいぶ前からできていたのですが、まだ行ったことが無かったこの映画館、VincomTowerのMegastarです。ベトナムでは映画がほとんどベトナム語への吹き替えで上映されているのですが、この映画館では大変珍しく全て字幕。外国映画をそのままリアルに楽しめます。これが外国人には嬉しい、やっぱり俳優が元々どうしゃべっているか聞きたいですよねぇ。 最初に観たのはこのカンフーパンダ、日本では今月末から上映のようですね。これは本当にお勧めです!ひたすら面白く、それでいてちょっと良い話。日曜日に観るには大変あっているスカッとするコメディです。それに、アニメーションが大変キレイ、目が回るようなアクションもすごいです(でも結構前で見たので目が疲れた・・・)。 出てきて気づいたのですが、すごい声優陣だったんですね。ジャッキーチェンやアンジェリーナジョリー、ダスティホフマンなど、欧米の俳優に疎い自分でも知っている豪華な顔ぶれでした。是非皆さんにもお勧めです! それにしても、四川省では「地震で被害を受けた中国・四川の象徴であるカンフーとパンダをバカにしている」と、一時期上映を見合わせていたといいますが、とてもそんな悪意は感じさせない、楽しい映画でしたから、中国の地方政府も変なことをするものです。 その後、夜の8時半からはあの「赤壁:レッドクリフ」も先行上映ということでまたもや映画館に。日曜日とはいえその時間でもかなりの人が、ポップコーンを買おうと並んでいました。 でも、実はカンフーパンダよりももっと期待していた「赤壁」は個人的にはイマイチ。まあアクション映画としてはすごかったのかもしれません、でも三国志に人間ドラマ、政治・外交の駆け引きの妙を求める自分としては、ちょっと戦闘シーンがすごすぎて、若干ひいてしまった感も。でも、三国志フリークとしてはこれもチェックできた、有意義な日曜日でした。
2008年07月14日
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今日はベトナム人スタッフとも一緒に、新しいスタッフの歓迎会を行いました。やはりベトナム人と色々インフォーマルに話すと、色々新しいことが見えてくるものです。 日本人とベトナム人の挨拶の違いに話題が向きました。きっかけは「朝起きたときに挨拶をするか?」。日本人が「おはよう」と言うと答えたのに対して、ベトナム人側は「別に対して挨拶はしない」。そこで、そう言われると日本語の多様な挨拶言葉(おはよう、行っていらっしゃい、行ってきます、ただいま、などなど)に比べると、ベトナム語の挨拶言葉は少ないように感じます。 日本語では「愛想がいい」という言い方をしますが、ベトナム語ではどう言うのでしょうか?越日辞典で「愛想」を調べてみると「de men, de gan」と訳されていますが、あんまり使われているのを聞いたことがありません。de ganはよく使いますが、言葉どおり「近づきやすい、approachable」という感じが強いです。ちなみに英語では「Friendly, Amiable」などが挙げられていますが、どれもちょっとしっくり来ない感じ。中国語でもこれはという言葉はすぐ思いつきません。 そう考えると、愛想がいい、というのは非常に日本に独特の概念かもなあと考えました。逆に、それをそういう文化で育っていない人(例えばベトナム人)にすぐに求めるのも難しいことなのかなあとも。ついハノイに住んでいると、ハノイ人の愛想の無さにいらいらすることが多いですが、その辺は少し寛容にならなきゃいけないのかもなあと、考えさせられた夜でした。
2008年07月08日
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G8サミットが始まった世界のニュースには載らないニュースですが、ベトナムの政治も今年は若干波乱含みのようです。BBCVietnameseの記事(AsiaTimes記事の越語訳みたいです)によると、この7月にベトナム共産党は臨時の政治局中央会議を開く予定で、このような臨時会議は1994年に経済発展の方向性に関して意見が対立した時以来の開催だそうです。 対立の軸は、改革派と保守派、特に改革派の旗手と目されるズン首相が、最近の経済運営の失策、それにも端を発するとされるインフレ、ドン安などに責任を取らされる形で、保守派の巻き返しにあっているということです。保守派の代表と言われるマイン書記長の影響力を弱めようとし、3人の保守派副首相に対抗するために改革派のテクノクラートを副首相に配置しようと、これまでの3から5に副首相職を増やしたともしています。改革派の元老でもあったキエット元首相の死去も、このタイミングで最近の保守派の巻き返しに勢いをつけているとしています。ズン首相が政治(や軍)と国有企業の経営を分離しようとした改革の姿勢も、保守派を刺激したようです。 会議では双方痛み分けという結論を出すであろうと記事は予測していますが、確かに近年に無い経済不安を抱えた中での政治闘争は、改革派の首相の経済運営のあり方に影をさすかも知れません。
2008年07月07日
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昨日までほぼ一週間、またまたベトナム北西部地域を回っていました。これでもう6回目でしょうか、これほどこの地域に縁ができるとは思ってもいませんでした。今回、特に地方政府の体制や農業普及システムについて気がついたことを少し、また写真も少し。 (1)地方政府部局の多様性 今回も仕事柄農業系の人と話したり、政府の関係者を訪れたりもしました。ベトナムの地方政府は人民委員会(UyBanNhanDan)が行政機能を果たしているのですが、その下にほぼ中央政府の省庁と相対する各部局(So)が配置されています。農業系では農業農村開発局があるのですが、その下にも当然様々な課(Phong)がある他、異なる支局(ChiCuc)、センター(TrungTam)があります。これらが複雑に共存して、地方政府機構を構成しています。 今回2つの農業農村開発局を訪れたのですが、ディエンビエン省では以下のような構成となっていました。 Phong:計画財政(TaiChinhKeHoach)、農業(NongNghiep)、監査(ThanhTra)、加工・政策(CheBien&ChinhSach、何故この2つが一緒か?)、組織人事(ToChuc)、総務(HanhChinh) ChiCuc:植物保護(BaoBeThucVat)、獣医(ThuY)、水利(ThuyLoi)、農村開発(PhatTrienNongThon)、林業(LamNghiep)、森林保護(KiemLam)、 TrungTam:水産(ThuySan)、畜産(ChanNuoi)、農村給水(NuocSachNongThon)、普及(KhuyenNong) ソンラ省ではPhongに農業が無く農業技術(KyThuat)があり、ChiCucには合作社&農業開発(HopTacXaPhatTrienNongThon)があり、TrungTamには水産ブリーディングセンター(GiongThuySan)があり、畜産はありませんでした。(全て農業農村開発局の口述による)。 それぞれPhong、ChiCuc、TrungTamが如何違うかと聞くと、Vuは農業政策への関与、ChiCucは個別事業や技術移転、TrungTamは公共サービスの提供を行っているとのこと。それぞれ微妙に呼び方が違い、独立性も微妙に違うようです。どういうルールに従ってこういうものが作られたり、廃止されたりしているかわかりませんが、無駄に作られているものもあるのじゃないのかなあとも。ともあれ、地方省の特徴もこういうところにも若干出ているのではないかと思います。 (2)地方における農業普及体制 その一方で、普及センターはディエンビエン省などではようやく郡レベルのセンターが設置されたところもあり(DienBien郡)、コミューン単位の普及員はようやく1名ずつが任命されたところと、農業普及システムはまだかなり改善の余地がありそうでした。 コミューンの普及員は月給300,000ドンと報酬は非常に低く、今年から上がったそうではありますが、人材の確保は難しい課題です。こういった人への再教育、OJTをどうしていくのかが、末端まで農業技術を伝えるための大きな鍵です。 農民の側も「お金を払わないと普及トレーニングに来ない」と郡普及センター長は嘆いていました。ベトナムではトレーニングや会議に出る人にお金が払われることが「文化」と化してしまっていますが、お金を払っているから出てきているという人に本当に必要な知識を伝えるのは至難の技だと、いつもベトナムで仕事をしていて感じます。「お金を払ってでも学びたい」という時に学習者の吸収力は最大限に高まるのとは、全く反対の状態です。こういった文化を変えるのには時間がかかるのでしょうが、南部ベトナムでは農業普及員がお金を取って普及サービスが行われているらしく、特にLongAn省などはそういった先駆けとして知られています。もちろん、やはり余裕のある農家からそれを受けるのでしょうが、そういった農家が篤農となって、自然な展示効果をコミューンに示すことで、農業技術が広がっていく(Farmers to Farmers)といったやり方もあります。 現在の行政サービスの「社会化」(=民営化)の流れからは、こういった農業技術普及サービスのあり方も、将来への持続性と効果が問われるかもしれません。特に北西部地域のような貧困地域では、簡単な農業についての情報を知っているか知らないかだけでも、情報へのアクセスがあると無いとだけでも、生計に大きな違いをもたらすことでしょう。
2008年07月05日
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最近のニュースから。ベトナムの教育訓練省が「副大臣を一般公募」するとのこと、まあなんと日本でもやらないような大胆な施策を!さすがにメディアも反応し、これはどういう意図なのかとの記事が続きました。 同省人事担当に拠れば、これはあくまで人材を広く求めるやり方の一つに過ぎないとのことです。また、副大臣のような高官はある省庁が「勝手に」決められるわけではなく、きちんと共産党の委員会を通さねばいけないところ、今回の「公募」はあくまでそこに推薦する「候補者」を1人選抜すると言う意味とのこと。ここをきちんと表現しなかったメディアに対して、わざわざ訂正の文章を寄せていました。 いわゆる生え抜きには優秀な人材はいないかとの質問には「そういうわけではない」、もし内部と外部とで両方候補者が出てきたらどちらを優先するかとの問いには「あくまで優秀な方を」とのお答え。 当然教育行政経験者や、大学関係の経歴など、全く関係の無いような人は出てこない応募要綱とはなっていますが、さてさて実際にどういう方が副大臣になるのでしょうか?
2008年06月25日
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ベトナム経済の最近の不調ぶり、あるいは不調の表れぶりは、多少外国メディアでも報道されているようですね。先日は中国CCTV4の割と硬派な討論番組「今日関注」でも「ベトナム経済はどうなるか?中国への影響は?」てな特集をしており、注目を集めているんだなあと変に感心しました。 特に市民の生活に影響の深いのは、インフレとドン安(ドル高)でしょうか。4年前にハノイに来てから1ドル=16,000ドンという相場はほとんど変わらなかったのですが、ここ数日でドンが急落、いわゆる銀行での公式相場はほとんど変わらないのですが(それでも16,500にはなったでしょうか)、闇の両替商でのレートは上がるばかり。一時期は19,600ドンと20,000ドン台の大台を窺う勢いでした。現在は闇でのレートが18,000くらいにはなっているようですが、一時間ごとに変わるという最近の(実勢)為替レートの変動は、多くの市民に「ドル買い」心理を植え付けているようで、自分の職場でも「ドンで給料を受け取っているが、ドルに換えたい」と心配しているベトナム人スタッフも多いです。 公定レートは自由変動ではないので大きくは変わらないですが、いわゆる市中の実勢レートを政府が規制するのも難しいみたいです。一部の闇両替商は店を閉めさせられ、大手を振った取引ができなくしたりしています。が、ドル・ドン取引は口コミや知り合い同士でやられているようです。海外を商売をしている人はどうしてもドルを手に入れなければならず、それが更にドル高を加速させています。ドンの価値が下がる(と見込まれる)中、ドン預金の金利もどんどん上がっているようで(一時期は12%までとか制限していたのですが)、年利15%以上も珍しくないようです。 「ベトナム経済のファンダメンタルはまだ確か」というエコノミストも多いですが、わりと口コミとかに弱いベトナム人たちの「心理的」経済活動が加速すると、思わぬ方向に経済が向かう可能性も無くは無いなあと、明日からの為替相場に注目するところです。
2008年06月22日
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6月11日、元首相のVo Van Kietさんが亡くなりました。ベトナムは元首相の死去と言うニュースで、毎日新聞・ニュースが埋められています。別に街中まで哀悼ムード、というわけではありませんが。 Vo Van Kietは南部VinhLong省出身で、解放戦争期間中は南部で活躍し、戦後は経済部門で活躍し、1991-97年には首相として開放したばかりのベトナム経済を引っ張りました。Nguyen Van Linh元書記長などと並び、ドイモイの立役者の1人として国際的にも評価の高いベトナムの指導者でした。 97年に引退後も影響力を及ぼし続け、メディアなどを通じて自らの意見を主張し続けました。例えば「愛国者は共産党の党員だけじゃない」というBBCの取材に対する発言や、或いは以前の日記でも少し書きましたように、つい先日終了した国会で承認されたハノイ市拡大計画にも慎重にやるべきだと拙速振りを批判するなど、現役世代にはなかなかできないような体制批判を、新聞などを通じて発信し続けました。改革派からの批判意見として、しかも元首相と言う元老からの厳しい批判は、現在の体制側にとっては耳の痛い意見をと思う人もいたかもしれません。今日のTuoiTre紙では、かつての南部政権副首相であったNguyen Cao Ky氏もが哀悼の言葉を載せるなど、南部の人ならではのネットワークを持ち、特に知識階級との交わりを大切にした方のようでした。 インフレ、ドン安、貿易赤字と、久々にベトナム経済が多くの困難を迎える中の、ドイモイ政策実行の立役者の死去は、何とも象徴的なような気もしてなりません。厳しい批判を残したハノイ市拡大はこの8月にも始まります。
2008年06月15日
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先週から始まったベトナム国会ですが、今回最大の議題と言っても良いのが、ハノイ市拡大計画の承認です。首都のハノイ市ですが、激しい速度で進む都市化についていけないと、現在の面積の約3倍にハノイ市の範囲を広げ、ハタイ省全域、及びビンフック、ホアビン両省の一部も含めると言う案です。 既に共産党政治局で承認済み、政府内部での議論も終了していると言われていますが、ここに来てメディアや国会での議論が注目されています。例えば、前首相で、以前からこの問題に批判的なコメントを寄せていたヴォーヴァンキエット氏が、TuoiTre紙で「この案には科学的根拠が無い、専門家委員会を設けて考え直すべき」と発言したり、国会議員やメディアの中にも「国会に諮る前に全て決まっているような議論のやり方はおかしい」との意見も出ています。 確かにベトナムの中での「議論」というのはガス抜きの意味も多いとは思います。よくあるベトナムでの会議では、ある議題が発表されて、質疑応答では皆が言いたいことをめちゃくちゃ言い合って、「こりゃあどういう結論になるんだろうなあ」と思っていると、最後に司会者(=往々にしてリーダー)が最後にその質疑応答を大して踏まえない、もともとの案に即したような「結論」で締めくくり、何となく会議が終わると言うことが良くあります。でも、皆意見がいえたことで何となくすっきりしているという感じです。 今回のメディアや国会議員の意見もそういう側面もあるでしょう。とりあえず議論は認めましょう、と。恐らく結論(ハノイ市拡大)は承認されるのが不可避なのでしょうが、それでもこういう議論が許されること自体は歓迎すべきですし、傾聴に値する意見も多いです。特に「首都だからといって面積を広げて、政治、経済、社会、文化の全ての中心にする必要は無い」との意見はごもっとも。いい加減な計画の中でただ面積だけ広げても、土地バブルを加速させるに過ぎない結果にもなりかねません(既にハタイ省の土地は一通り上がって、もう調整局面にもあるそうです)。結果は如何になるのでしょうか?
2008年05月11日
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このところ、地方での汚職問題の話題が新聞記事をにぎわせています。一つにはカマウ省で、もう一つにはカオバン省で。後者では省人民委員会委員長が多くの寄付を企業などから受け取った後に「慈善事業」に使ったということについて、各方面からその不自然な行動に疑問が投げかけられ、今日のTuoiTre紙でもBangLoIch委員長自らが取材に答え、「全て公開している」と釈明しています。 更に大きな波紋を投げかけているのは前者のカマウ省の汚職で、これに関しては省共産党委員会書記が1億ドン(約700万円くらい)を受け取ったとされていることで、それに関連してか、同省幹部の不自然な人事異動が報道されています。2日付TuoiTre紙によると、地方省の人事案は省内務局が共産党組織委員会(Ban to chuc tinh uy)の意見を受けつつリストを作り、人民委員会党幹部会(Ban can su Dang UBND)に送る、その後更に共産党組織委員会と党検査委員会(Uy ban kiem tra tinh uy)により認可され、それが人民委員会の決定となるという、厳密な(地方)共産党内部での審査を経ることが通例だそうです。ですが、今回のカマウ省のケースでは、共産党組織委員会と党検査委員会を経ずにいきなり党幹部会にと共産党常務委員会に送られてしまったがゆえ、各組織の意見調整が図られず、人事案の意見を巡る対立ができてしまったそうです。記事は個人名をどんどん挙げながら人事案の対立の行方を描いており、なかなか珍しい地方政治のどろどろの一端が見られます。これらとその1億ドンとの関連が今後焦点となるようです。あまりのどろどろさにか、中央検査委員会(Uy ban kiem tra TW)は現在の人事案の実施中止を勧告したそうです。 汚職はどこにでもありそうなこの国ですが、その背景にある政治的背景や、政治制度が見えてくると、「あー、また賄賂ね」よりはもう少し興味深く汚職事件も見て取れそうです。例えば、「何故カオバンとカマウが特に今取り上げられているのか?」とか、「どこを踏み外すと(この場合は共産党内の根回し?)問題が露見するのか」などなど。 また国会議員でもこういう「役職買い」汚職追求が得意な人がいるらしく、ThanhHoa省選出のLeVanCuong議員という方は、特にこういった問題に対し声の大きい人のようです。国会議員もこういう問題をきちんと声に出して暴ける人が出てくれば、ベトナム国会も機能し始めてきたと言えるのでしょう。
2008年05月03日
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前回からちょうど一ヶ月過ぎてしまいました。だめですねえ、本当は年度末の方が忙しかったはずなのに、年度明けに逆に気が抜けたか、ブログ更新が滞ってしまいました。今日からまた再開です! さて、久々の本日はこの前の日曜日に参加した「日本人によるベトナム語スピーチコンテスト」についてです。これは日越国交正常化35周年の2008年に色々行われる記念イベントの一つでした。最初はちょっと躊躇したのですが、周りにも勧められ参加してみました。 コンテストはとてもアットホームな雰囲気、笑が絶えない暖かい感じの雰囲気の中行われました。とはいえ、「早く発表を終わらして皆さんのスピーチをゆっくり聞きたいなあ」と思っていたのに、発表はなんと16人中16番目、最後の最後になってしまい、最後まで落ち着きません。思った以上の観客数に緊張しましたが、自分も息子についてのスピーチを発表。準備不足がたたってか舌を噛み噛み、コンテストが要求していたように暗記して発表できるわけもなく、原稿をちらちら見ながらも、何とか発表を終えました。 内容は息子の将来のアイデンティティについて。「ハーフ」という言い方が日本語にはありますが、それに反対して両親が同じ国の人ではない子どもは「ダブル」だという文章をいつか読んだことをヒントに、息子も将来自身をもっと自分のダブルのアイデンティティを育てて欲しいと発表しました。内容を評価していただいたか「ユニーク賞」を頂きました。結構メディアも来ていたみたいで翌日以降の新聞にもコンテストの話題が出ていました(ようです、ちょっとバタバタしていたので自分ではあとからネットで確認しただけですが)。以下はベトナム語ですが一例までに。http://www.xaluan.com/modules.php?name=News&file=article&sid=49248 大きなイベントではなかったですが、日本人がベトナム語でしゃべると言うあまり無いシチュエーションがうけたのか、とても和やかな良いイベントになったなあと感じました。そして、上位入賞した方の流暢なベトナム語にもびっくり!もう少し自分も精進せねば、と感じました。来年はまたあったらもっと準備して出てみようかな!?
2008年04月30日
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昨日のTuoiTre紙より。ベトナムの国会常務委員会は財務省、農業農村開発省の大臣を呼び、最近のインフレに関しての政府の責任を問いました。こんな日本で聞いたら非常に普通に聞こえるニュースですが、そのニュースには「ベトナムの国会運営史上初」という副題がありました。最初は「何が初なんだろう?大臣が質問されるのも最近では珍しくは無いのに??」と思うと、恐らく答えはこの「常務委員会」というところにありそうです。 ベトナムの国会議員はいわゆるフルタイムとパートタイムに分かれます。比率はちょっと忘れましたが、大部分の国会議員はパートタイムで、通常国会会期のみハノイに上がってきて、国会議員としての職務を果たします。フルタイム国会議員は常務委員会に所属し、日頃から立法や行政監督業務を遂行します。今回大臣に対する質問を「常務委員会」が行ったというのも、通常国会以外で常務委員会が大臣を呼び出し質問することが初めてという意味のようです。 国会の機能は強化される傾向で、フルタイムの国会議員も増えています。今後もこのように、「国会対策」に苦慮する行政官も増えてくるのかもしれませんし、それが少しでもベトナム行政の透明度を増すことを期待します。
2008年03月30日
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実は先週の日曜日のことになりますが、ベトナム農村地域の古い街並みが残るというDuongLam村を訪ねてきました。こちらについては、自分のHPに久々に載せてみましたので、以下をご覧になってくださいね。http://imajun.web.infoseek.co.jp/hanoihp/duonglam.htm
2008年03月23日
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もうとにかくなんでも物価が上がっているハノイ。ガソリンが上がっているのもあり、交通機関は軒並み値上がりしています。その中で、相変わらず3000ドン(=約20円)の価格を保っているのがバス。「これはそろそろ・・・」と自分もバス通勤に切り替えました。探してみると意外と良い路線のバス停が家の近くにあり、それ程時間がかからないことも発見(まあこのスピードは、これはバス運転手の荒い運転によるところも大きいのですが)。さすがに朝は座れないですが、ラジオなど流れているバスは、それなりにニュースを聞きながら出勤することもできなかなかに悪くないです。バス通勤は若干食わず嫌いでしたが、いやはや何でも食わず嫌いは良くないですね。 バイクもさすがに多くなりすぎているこの街では、バス利用者が増えていくことは良いことですし、そうなっていくという意味ではこのインフレも若干の意味はあると言えるかな?ただ、更なる路線の開拓と、バスがスムーズに走れるような交通ルールの整備、更にはバス自体ももう少し安全運転に努めるとか、色々課題はあります。そのためにも、料金はもう少し上げてもいいかなあとは思います(それは外国人だからでしょうか?)。
2008年03月20日
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昨日に引き続き、もう少しこの映画の話題を。というのも、ちょうど本日のTuoiTre紙にもこの話題、特に主演女優の湯唯が批判されているという記事が出ていたからです。同紙は中国の時事ネタを結構タイムリーに、面白い話題を選んでキャリーしているので、中国で話題になっていることがベトナム紙であるTuoiTreから得られることが多いです(自分が中国の記事を注目しているからでしょうか)。 やはり、そこでも監督の指示の元に演技を行った湯唯がむやみに当局に批判されるのは不合理という論調を紹介。中国語ウェブを覗いてみると、例えばこれまた大俳優であるチョーユンファなども彼女を擁護していました。http://ent.sina.com.cn/s/h/2008-03-15/08161949007.shtml 確かに映画を改めて観ると、湯唯が当時の中国美人を本当の妖艶な感じを、非常に美しく描いており、それはもちろんそういった審美観の監督の下に熱演したのでしょう。これを非難するのは確かにあまりに筋違いですね。 ちなみにもう一つこの映画で好きなのは、その多言語さ。中国語では普通話、上海語、広東語が飛び交い、更に英語や日本語を使うシーンも出てきます。自分が語学を勉強するのが好きだからか、一つの映画で多くの言葉が出てくる映画に、何とも言えない魅力を感じます。そう書いているうちに、自分が中国・香港映画を良く観るようになったきっかけとなる、恋する惑星を思い出しました。この中での金城武がある女性に、日、英、普通話、広東語で話しかけるシーンが、香港のコスモポリタン振りを象徴していて何とも言えません。以前の映画で今さらながらの紹介ですが、こちらも是非ご覧になってください。[DVDソフト] 恋する惑星 デジタル・リマスター版
2008年03月16日
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昨日出張から帰ってきたところで、風邪が治ったばかりでもあったのでゆっくりしている土曜日です。でも、ふらっとDVDを買いに行って見つけた映画がこれでした。 http://www.wisepolicy.com/lust_caution/ 実は前回香港に行ったお正月の際にもとても話題になっていて、その時DVDを買い忘れたのをとても後悔していたので、今回ハノイで見つけて早速買い、観てみました(と思っていると、もう日本でもとっくに公開されているんですね)。 台湾出身の現代華人映画の有名な監督である李安の作品であるこのラストコーションは、大戦時に日本人に味方した中国人、所謂「漢奸」と、彼に近づき情報をとり、更には命を狙おうとする特務工作員との微妙な関係を描いたものです。まあ、その設定だけでも中国(特に大陸中国)では話題を呼びそうなのですが、それ以上にその両者の濃厚なラブシーンが話題を呼んでいます。自分も見てみて、正直びっくり!トニーレオンにしろ、若手女優の湯唯にしろ、いや中国映画でこれほどすごいのは初めて観ました。大陸ではこのベッドシーンは12分ほどカットされたそうですが、それを見るために完全版が上映されている香港に大陸中国人が観に来るほどの話題ぶりです。この点で、中国の文化当局の審理があいまいで、芸術の新たな挑戦を阻害していると、中国の文化人からも声が上がっているそうです。 自分が愛読しているMLの中国現地メディア情報によれば、最近この映画に出演した湯唯がCM出演などを途中で打ち切られるなどしたことから、メディア界から締め出しを受けているのでは、という噂もあるとのこと。そこでも議論されていましたが、大陸女優の湯唯だけが迫害を受けているのであれば、監督の指導の下に映画に出演しただけの彼女にあまりにも不公平ですよね。やはり大きな背景には、映画全体が漢奸であるトニーレオンが格好良く描かれすぎているというところで、大陸当局としては何らかの制限を加えたく、それにメディアや産業界も過剰に反応している、と言った見方もあるようです。 映画は全体に背景の描写や、戦時中の上海、香港の様子がとてもキレイに描かれていて、それだけでも観る価値があるかなと思いますし、ストーリーも非常にひきつけられるものがあります。エンディングは余韻を残した反面、もう少しあっても良いような気はしましたが、これは今後皆さんも見られるかもしれませんので、詳しくは触れずに。是非劇場で見る価値はあるのではないかと思います。
2008年03月15日
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今回もまたディエンビエンフーに行ってきました。最近の出張続きも、これでひと段落でしょうか。毎回色々あり、今回はとても疲れましたが、また違った視点でベトナムを、またベトナムの北西部を見ることができました。 今回のテーマは「農林産品加工」、ベトナム北西部にも色々な可能性はあるにしろ、やはり農業、特にその農業に付加価値を付けていくための農林産品加工が大事であろうと、実際にそういった加工業を行っている企業を訪ねてみました。 まず訪れたのは、とある家具製造業者。木材は北西部の大きな資源の一つ。もちろん、これだけ気候変動の問題が叫ばれている中、その森林資源の使い方には注意は必要ですが。ここでは、様々な種類の家具や、ドアの枠、ベッドなどを作っていました。40人ほどの従業員を抱えながらも、まだ「会社」ではなく、「Co So San Xuat」(直訳すると「生産基礎」)、あくまで会社という形でなく家内工業の類型を出ていないと言うのです。それがゆえに、銀行からの資本借り入れなどができず、経営規模の拡大ができず、なんとか「会社」化、もしくは「合作社」化したいとしていました。正直この違いが謎。ある人に言わせれば、両者は共に税金も納めねばならず、国等による支援政策の違いはあるとのことでした。 ただ、ハタイ省から夫婦裸一貫でディエンビエンフーにやってきて、果物を売ったりしながらも実家のハタイ省で元々やっていた家具製造の職をここでも始め、5年でここまでの規模にしたと言う女性企業家のバイタリティーに感服です。 これは直接は関係ないですが、ディエンビエンフーに広がる田んぼ。このディエンビエン米ももっと加工を工夫し、マーケティングに力を入れてブランド化したいという思惑があるようですが、なかなか上手くいかないようです。 もう一つ訪れたのが、越中合弁企業、家畜の飼料を生産していました。ここも(中国人側は)女性経営者、彼女はそれ程ベトナム語が得意でないようで、久々に自分の中国語が活躍する機会が来ました!彼女曰く、ここでも資金繰りが大きな悩みのようで、近日報じられているインフレと金融引き締め、銀行の貸し渋りが尾を引いているのか、せっかくの機械は全然動いていませんでした。原料費は200%値上がりし、それに加えて銀行は更なる融資に非常に消極的で、厳しい交通インフラの状況もあり、他省には販路を開けていないそうです。それでも、とうもろこしや大豆の豊富な生産量からディエンビエン省を選んだのは間違えでは無かったと、強気なところも見せていました。ちなみに、意外にもディエンビエンフーには10数人しか中国人がいないとのこと。同じ国境地域といっても、やっぱりランソンとかとは違うんですねえ。 新聞で聞いていたような話も、こうやって実際にビジネスをやっている人から聞くと、また違った思いを抱かせるものです。また、地方政府の一緒に回ったのですが、このように地方政府と民間が会話する機会がもっと増えるのも、相互理解、更にはより良い政策にもつながるのかなあと考えました。
2008年03月14日
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風邪で非常に寂しかった週末。今日の午前中も一昨日休んだ分を少し取り返すために休日出勤。少し体調は良くなったのに、それだけの週末もなんだよなあ、と若干疲れ気味だけど少し無理して民族博物館に行ってきました。ずーっと前に一度行ったけど、ずいぶん良くなったと聞いていたので、どんなものか行ってみたかったし、屋外で息子とも遊べそうだったので行ってみました。 確かにハノイで一番といわれる民族学博物館、さすがにキレイな展示でした。今回の特集展示では、中部高原のある集落に住み込んで研究を行ったフランス人人類学者の作品、特集。それ以外の常設展も、ベトナム各地の少数民族の様子が、写真や模型でわかるようになっていて、非常に勉強になりそうです(でも、子供連れだったのでゆっくりは見れず・・・)。また、少数民族だけをやたらと特集するだけではなく、キン族(いわゆるベトナム人)に関してもその文化をきちんと説明してあったり、展示があったりして素晴らしいです。それにしても、他のハノイの博物館ももっと見習って欲しいなあ。 そして、ここの博物館がすごいのは屋外展示の広さと多さ。各地の少数民族、そしてキン族の家屋をリアルに再現してある建物が、広い敷地にたくさんおかれているのです。実際に中に入ったり、そこでお茶が飲めたりと、盛りだくさんです。 日本にもある竹馬がここにも!ベトナム語ではCa Kheoと言って、普通にある遊びなのだそうです。ちょっと息子を乗せてみてパシャリ。中国から伝わった遊びだそうですが、やはり共通点があるんですね。 こんなに大きな家も、Nha Rongと言います。これは中部高原に居住するバナ族の伝統的な家です。実際にこういう家は今でもあるそうで、地域の集会所のような役割を果たしているそうです。子どもと来たのである意味公園感覚でしたし、それはそれでも一つの楽しみかたですが、今度は自分だけで来たら、一日使ってたくさん勉強できそうだなあと感じました。
2008年03月09日
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なんで風邪って忙しいときにひくのでしょうか?年度末で色々やら無ければいけない時にきつい風邪、昨日は仕事を休まざるを得ませんでした・・・。頭は痛いし、熱っぽいし、喉はとても痛くなるしと散々でした。おかげさまで少し良くなりましたが、徐々にまた慣らしていこうと思います。
2008年03月08日
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昨日は若干日本について厳しい意見を書きましたが、今日はこれは見直したということを。今晩夕食をご一緒したのは日本から来たベトナム研究者。相変わらずの好奇心の深さ且つ知識の深さに楽しいひと時を過ごしたのですが、今回はその方に頂いたお土産に驚きました。 一つはこのサバカレー。日本では既にかなりメジャーなのでしょうか?千葉県でかなりヒットしているものらしくて、食感もとても独特なのだそうです。以下は会社のHPですが、実はその開発の歴史は1996年からにさかのぼるのだそうです。銚子市に本社を構える会社の方針もとてもユニークですね。銚子の漁業とがっちり手を組み、地域振興や環境保護を前面に掲げたポリシーが素敵です。http://www.fis-net.co.jp/shida/ そして、もう一つはゆずカステラ。千葉はびわの生産が全国2位だそうです。サバカレーと共に千葉県での特産を如何に商品化していくかという努力を感じさせる一品です。所謂「一村一品運動」に連なる努力ともいえるかもしれません。 ベトナムも素材はあるような気がするのですが、このように消費者に訴える工夫、PRに欠けていると思います。日本は競争にもまれているせいか、地域活性化への努力のせいか、さすがやるなあと感心しきり。日本の農産品だって、食料品だって、こうやってアイディアを次々繰り出せば、まだまだ消費を掘り起こせるのかなあと感じた一瞬でした。
2008年03月03日
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英語の勉強もかねていますが、Economistを購読しています。街中にも売られているのですが(ホテルとかで)、一年間購読するとかなり割引ということで購読にしたのですが、毎週1週間遅れくらいで到着するのが頭にきます。街中のは結構時間通り出ているのに何故?大学生の頃から英語の勉強のためにも読んでいるのですが、海外から見た日本の様子を描く記事に、はっとしたり、へーと思ったりすることも多く、全てに同意できるわけではないですが、なかなかに面白いです。 昨日読んだ(ということはその前の週の)号のトップは日本。最近断然中国やロシアの記事が多いと思っていたので、久々に日本特集かと思ったら、内容は極めて手厳しいもの。バブルの時代にEconomistは日本の「Japan's amazing ability to disappoint」と辛らつに書いたそうですが、それは未だに健在だという内容です。アメリカもサブプライム問題で沈んでいますが、少なくとも政府が機敏に反応はしている、それに引き換え日本はどうだ、といった論調で、自民党の大島国会対策委員長の「外国は日本の政治家が右足から歩くか左足から歩くかすら決められないと思っている」とした発言も象徴的に引用され、政府の無力さを批判し、特に安倍、福田両政権、小沢民主党代表の責任を特に強調しています。自分は日本が「一流の経済」であること事態にそれ程こだわるわけではありませんが、それでも政治がこの国をどういう風にして行きたいかを話す場所となっておらず、瑣末(とあえて言いますが)な問題に右往左往しているのが若干悲しいです。 例えば、最近の水餃子の問題などでも、それへの対策が大事なのは言わずもがなとして、それだけ中国経済とのつながりが深くなっている日本の食卓と経済のあり方から、どういう風に舵取りしていくか(やっぱり日本で安全な野菜を作っていく農業振興を目指すのか、それとも中国の野菜が確実に安全に入ってこれるよう中国と共同作業を行うのか、など)が語られれば少しは苦い経験からの何がしかの教訓が得られるのではと思います。ですが、少なくともメディア(といってもネットからとNHKしかここからは見られませんが)を通じた政治の動きからは、そういった議論は見られません。 そんな日の夜にNHKスペシャル「激流中国」で貧しい農村の学生が必死に勉強している姿を見ました。テーマは「農村中国の貧しさゆえに、進学できない学生がある」といったことでしたが、むしろそういったところから這い上がってきている中国がどんどん追いついてくるのは、最近の日本の学校の状況を(これも限られたソースからですが)見ているとある程度趨勢なのだろうなあと感じました。 繰り返せば、日本が一流の経済であることを追求する必要は必ずしも無いと感じつつ(もちろん「一流」であっても良いわけですが)も、「どういう国」を目指すかは議論されてほしいなあと思います。
2008年03月02日
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いよいよ3月に入った週末。多くの日本の組織のご多分に漏れず、仕事はにわかに忙しさを増してまいりました。まあ、それでも週末はのんびりしないといけませんよね。今回は外にお出かけがてら、ハノイで行われているエコプロダクト展を見学してきました。↑はその会場となった国際会議場、2006年に行われたAPECにあわせて作られた、ハノイ最大の会議場です。さすがに大きく立派です。 中は多くの企業が環境に優しい製品や、或いは環境保護団体が多くのブースを出してにぎわっていました。写真にもみられるように、トヨタやホンダ、パナソニック、日立と、日本の会社の姿が目立ちました。日本の環境技術、省エネ技術の証明(かつ宣伝)でしょうか。もちろん、主催者の一つが日本に拠点を置くアジア生産性機構(国際機関)であるというのもありますが。 学生のボランティア団体のようなものもあり、「環境を考えて公園をサイクリングしましょう!」など、学生の方にも環境問題が伝わってきていると思えるのはとても頼もしいことです。ちなみに以下が同展のHPです。http://www.epif08.org/ クイズ企画などもやって若者の人ごみができていたのが、この3Rのブース。3RとはReduce、Reuse、Recycleの略で、つまりごみを減らし、再利用し、最後にはリサイクルすると言う、日本が環境保護の運動として推進しているものです。ベトナムではJICA(国際協力機構)がODAプロジェクトとして支援を行っています。ごみを分類したりすることはベトナムではとても新しい試みで、時間はかかるとは思いますが、住民としてベトナムの環境問題は死活問題、本当に真剣に取り組むことが必要だと日々感じますし、今回のエコプロダクト展のような機会で少しでもベトナムの人にそういった意識が始まることを期待しています。 最後は全く関係ないですが、帰りに寄ったカフェの近くの梅の花がきれいだったのでパシャリ(戦闘機がバックですが、これはお隣が軍事博物館だったからです)。いよいよハノイも暖かくなってきました、春の便りが聞こえてきた感じがした土曜日です。
2008年03月01日
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今日まで4日間、ベトナムの北西部を訪れていました。まずはディエンビエンフーのお話から。恐らくベトナムのことを良く知らない方でも、「ディエンビエンフーの戦い」というのはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?1954年にここでベトナム軍がフランス軍を撃破して、いわゆる(フランス相手の)第一次ベトナム戦争に終止符を打ったという場所です。その意味で、ベトナムの歴史の中ではある意味「聖地」のような意味合いを持つ土地です。今回はここにやってきました(というか、やってくるのは既に4回目になりました)。上の写真がその激戦が行われたA1の丘からの眺めです。ここを取り巻く山を乗り越えて、ベトナム軍は裏をかく形でフランス軍に攻勢をかけて勝利を収めました。 現在のディエンビエンフーは平和な街です。この日は冬の北部ベトナムを忘れさせられるようなさわやかな天気で、気温も恐らくは20度以上はあったでしょう。道端ではベトナムでは名産品とされる「ディエンビエン米」が売られていました。 人民委員会も立派な建物です。これはやはり「聖地」効果でしょうか。まあ、そうでなくても所謂地方県庁にあたる人民委員会は常に小高い丘の上で、何となく皆を見下ろすようなロケーションに建てられています。今回はあまり地方には行けませんでしたが、奥に行けばかなりの貧困地域も広がるディエンビエン省(ディエンビエンフーはこの省の中心)、今後も自分は訪れる機会が多そうです。続きはまた明日以降に。
2008年02月28日
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物価が上がっているという日記を書いた際に土地が高いとも書きました。ちょっと今日は土地にまつわる話を。 2月16日号のエコノミストには、中国がものすごい勢いで電車や空港などの交通インフラを整えていると言う記事にひっかけつつ、農民の土地がいかに簡単に収用されているかということに警鐘を鳴らしています。中国では土地の私有は基本的に禁止で、中国人は土地の「使用権」を売り買いしているということになり、農村では特に土地が「集体所有」という形態になっています。この所謂集団所有が土地を処分する際の権利者を不明確にし、結果地方政府の幹部が勝手に売り買いし、実際にその土地にいる人には若干の補償金しか入らない仕組みになっていると言います。それに抗議した黒竜江省佳木斯の農民は土地私有を求めた動きを始めたと報道されています。やはり否定されたそうですが。 翻ってベトナムと言えば、やはり状況は似ています。土地の私有は認められておらず、人々は「土地使用権利書」通称レッドペーパー(So Do、赤いのでそう言われています)を申請し手に入れることで、一応の権利関係を規定しています。ただ、農村での状況は似ています。 ベトナムの人に聞いたところ、仮に工場を作るために農村の土地をまとめて手に入れたい企業は、各戸農家に個別に相談するわけにもいかず(基本的に北部の農家は僅かな土地しか一戸辺り分配されていません)、窓口になれる役所、郡人民委員会や、コミューン人民委員会に相談に行きます。そこで「人民を代表する」政府幹部を「説得」し土地を取得し、幹部に補償金を手渡し「後の補償段取りはよろしくお願いします」といって土地を手に入れていくようです。その後のお金の流れがその通り農家各世帯にたどりつくかどうかは・・・、といったことが良く問題になります。 また、このSoDoを手に入れることも、とても大変なようで、その手続には年単位の時間がかかることも。また、売り買いしたので土地の名義を変える、といった手続も必要以上に複雑にできていて、それをお手伝いする、まあ行政書士のような人の家に行ったら実はその人はその書類を役所で受け取るべきコミューン人民委員会の役人(!?)という仕組みになっている場合もあるそうです。自分で仕事を作り、収入(内容にもよるでしょうが何百ドルもとるそうです)を作り、書類を作り、書類を受け取っているというわけですね。まあ、その「行政書士」を通さなければいけないというルールは無いそうなのですが、そうすると難癖を付けられて1年かかる、というわけらしいです。 ベトナムでは黒龍江省のような極端な動きは起きていませんが、地方政府の横暴さが度を越すようであると、問題は大きくなるかもしれません。
2008年02月24日
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テト明け15日(旧暦)の今日はDamThangGiengと呼ばれ、正月初の満月の日を祝います。中国でも元宵節というのがありますが、やはり近い風習なんでしょうね。最近の都市の人はそれ程ではないそうですが、伝統的な家族ではテトよりも大事に思う人もいて、やはりバンチュン(ちまき)やらを家族や親戚と一緒に食べるのだそうです。うちも家族は親戚の家に行って夜ご飯を食べたのですが、自分は残業で参加できず・・・。ただ、赤飯、ではなくて赤いソイ(もち米)を持って帰ってくれました。 この赤さを出すのがこのGacという果実。食べるわけでないそうですが、この赤いソイの色を出すのに使うそうで、意外に簡単に栽培できるそうです。農村では収入の得られる商品作物とも期待されているとのこと。でも見た感じは結構グロテスクな感じですね。これで赤くしたソイは砂糖を入れたりして結構甘くして食べます、でも自分にはちょっと甘すぎてたくさんは食べられませんでした。
2008年02月21日
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今日は事務所のお昼当番。お弁当は何にしようかなあと思っているうちに昼ご飯になってしまい、一番手近で買えるソイ(もち米)の定食に。お値段はと聞くと15,000ドン。「あれっ、テト前までは確か12,000ドンじゃなかった?」「もう値上げしてもっと経つよ!」「でもこの前12,000ドンにしたばっかりじゃない?」「最近は何でも値段が倍になっているのよ、このくらいの値上げなら安い方!」 別に値切るつもりはなかったのですが、最近の物価の上がり方にはびっくりしています。でも、少々便乗値上げじゃないかなあ、25%アップを突然はないでしょ? 2007年の物価上昇率は12.6%と確かに高く、インドシナ地域ではミャンマーに次ぐインフレ率だそうです。確かに今はどんなものでも値上がりしており、それでも買い手がつくと言うことなのではあるのでしょうが、若干「物価高」から「インフレ」に近づいているような感じがします。特に土地とか家(アパート)とかはバブルのようで、ホーチミンの一部の土地は面積の辺りの単価が銀座より高いところもあるとか(!日本の新聞の報道でそうありました)。こちらは、完全にバブル化していますね、一般庶民が家を買うのが難しくなっています。銀行も利率を上げてきています、確かにそうじゃないと預金も集まりませんし、少々経済引き締めと言うマクロ政策的にも必要なのでしょう。 政府の方もインフレ対策をしっかりしないと懸命にはやっている(と言っている)のですが、物価はある程度上がるばかり。あるベトナムの著名な経済学者は(1)原油等の価格高騰、(2)冷害なども加わった市場の需給のミスマッチ、(3)金融政策の欠陥、が理由としてあげられるとしています。特に(3)では昨年ベトナム政府が貨幣供給量を増やした後に、それに応じた公定歩合の引き上げや、債券発行などによるだぶついたドンの吸収を行うなどが後手に回ったことが、インフレを引き起こしたとしています。 確かに原油とかも上がっているのでしょうがない面もあるのでしょうが、ベトナムの新聞も政府の施策を求める論調です。こればかりは、どんな政治体制だろうが、庶民の生活に関わりますもんね。
2008年02月20日
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2月15日付TuoiTre紙によると、ベトナムの省・郡レベルで更に公的機関の統廃合が進むようです。これは首相が署名した13、14号政府議定(Nghi Dinh=Decree)によるものだそうです。●「競争、顕彰委員会(こんな委員会があったのか!?役割は何だったのだろう?)」と宗教委員会が内務局に統合●工業局と商業局が工商局に統合、体育局、観光局、文化情報局を一つにして文化・体育・観光局へ統合●郵便通信局を引き継ぐ形で情報メディア局を設立(メディア、出版などを管轄)●(地方ごとにばらばらしていたと創造される)交通局を名前として統一●計画建築局はハノイとホーチミンにのみ設立を許可(他市、省は建設局に同機能を統合)●人口家庭児童委員会は解体しその機能は保健局、文化体育観光局、労働傷病兵社会省へ統合郡レベル人民委員会には以下の10室が基本的に配置される。内務、司法、財政・計画、天然資源環境、労働傷病兵社会、文化情報、教育訓練、保健、監査、人民評議会・人民委員会事務局。更に直轄市、及び市、坊には経済室、都市管理室が、郡には農業農村開発室、工商室が追加される。そして、上記のような郡レベル人民委員会の主席に、省人民委員会の定めた基準と職責に基づき、各室の室長、副室長を任免する権限が与えられるとされている(監査室のみは別途の法律に従う)。上記地方省レベルの局統廃合は、先日行われた中央レベルでの省庁再編を地方でもその通りやってくれという意味合いが強く、あまり新しいことは無いのかなあと。むしろ、最後の郡レベルの人民委員会主席への各室幹部の任免権賦与は、逆に言えばこれまではそれが無かったと考えると、想像させられるには郡レベルの自律性を増すことになるのだろうと考えます。もし、省レベルセクター部局などがこれまでその任命権を持っていたとすれば、いわゆる地方政治における「二重の従属」を一重にしようとする取組みなのかなあと考えます。この点は検証していかなければいけませんが。
2008年02月16日
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今日はバレンタインデー、という内容にしようかとも思いましたが、せっかく見にいったベトナムの古典芸能のお話です。これはTuongと言います。ハンザ市場の近くにあるホンハー劇場が、いつの間にかこのTuongを定期上演するようになり、毎週水曜日と木曜日の17時からという、一般の客の利便をかなり無視した時間帯に上演しています。 ↑はその中の最初の一つの小話、これは完全にお笑い系で、そのコミカルな動きで笑わす内容。ある意味ベトナムらしい感じです。 間には宮廷音楽の演奏もあったり、↑のような獅子舞もあったり。獅子舞が子どもを生むこのストーリーはやはり中国で見たことがあるような・・・。 自分が一番好きだったのは、↑のお話で、化け狐がきれいな女性に化けていているうちに、ある武将に恋をするも、最後にはまた狐の姿に戻ってしまい悲嘆にくれると言うお話。上の武将との掛け合いは正に中国の京劇を彷彿とさせる感じ(最近北京とかでやっている京劇ほど、アクロバティックな感じではないですが)。 狐を演じた女性はなかなかの熱演。歌って踊って演じての独演がかなり続きました。 ただ、いかんせん悲しかったのは、観客の数がたったの20人ほど!しかも多くは外国人。395席という会場が泣いていました。その他の古典芸能のご多分に漏れず、Tuongも最近はなかなかにファン離れが進む苦しい状態が続いているそうですが、それを象徴するかのような状況でした。まあ、この定期上演がされてまだ数ヶ月のようですからこれかれでしょうか(まず上演時間を何とかした方がいいと思うなあ)。義母と一緒に観たのですが、昔はこういった伝統芸能がキャラバンを組んで、田舎にも来てくれたので、たまに観ることがあったそうです。今回は本当に久々に観たと言っていました(が、昔のやつの方が面白かったとも言ってました)。 確かに、最初から最後まで大熱狂と言うほどの感じはしませんでしたが、なかなかきれいなシーンも多く、もっと良い意味で宣伝して、このTuongも再興していって欲しいなあと思います。更にTuongについて知りたい方は、劇場のHPをご覧ください(英語かベトナム語だけですが)。自分ももう少し勉強してみようと思います。http://www.vietnamtuongtheatre.com/Default.aspx
2008年02月14日
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テトも明けて、先ほどハノイの方に戻ってきました。毎回ながら、長いようであっという間に過ぎるテト休み。今回はあまり飲まなかったものの、食べ物は相変わらずたくさん食べたので何キロ太ったかが心配・・・。その中でも昨日は妻の祖母が今年70歳ということで、MungTho(長寿を祝う儀式)を行いました。儀式と言っても基本的には各地のお寺にその長寿をお祝い(報告?)しにいくというもの。上の写真はその内の一つ。 おばあちゃんは今回4つのお寺にお祝いに行きました。お寺はさすがにテトで初詣客も合わせてどこもいっぱい、仏壇もお供え物で豪華になっておりました。 このお寺は妻の実家の村では一番大きいようで、毎年正月5日(実は今日)には毎年大きなお祭りが行われます。これに関してはまた別途書きたいと思いますが、おばあちゃんのお参りの際にも翌日の準備が既に進んでいました。お神輿も並んで準備万端です。 今回は自分は基本的に「カメラマン」役でお参りに着いて行きました。何だかお寺で写真を撮るというのは少し申し訳ない気がするなあと思っていますが、あまりベトナムではそこら辺は気にしないようです。皆さん信心深いとはいえ、タイやラオスとかにおける仏教よりはやっぱり世俗的なのでしょうか。しかも上には上がいます。どうやらこちらもとあるおじいさんがやはり長寿のお参りだったようなのですが、専門のクルーを雇ってのビデオ撮影を行っていました!結婚式もプロを雇ってビデオ(DVD)を作るのが流行ですが、長寿のお祝いも最近はDVDを作るのが流行なのでしょうか? 最後は孫からのプレゼントと、でっかい長寿を描いた絵をプレゼント。その後は親戚一同が集まって(50人くらいいたかなあ?)一緒にご飯を食べました。お年よりは大事にされるのは多くの(儒教の)国でそうでしょうが、ベトナムもそれに漏れない、というか特にお年よりは大事にされます。そんな文化を象徴するテトの一コマでした。
2008年02月11日
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いよいよ大晦日になりました。これからしばらくお正月を妻の実家で過ごすために、インターネット環境とはしばしお別れです。あまり食べ過ぎないよう、飲みすぎないよう、お正月(テト)を過ごしてまいります。また来年もよろしくお願いします!
2008年02月06日
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ハノイはいよいよ明日が大晦日。テト間近です。でも、全くテトに関係ない話題、久々にはまった中国ドラマ:「大公社」の紹介です。先の週末に少し観出したら止まらず、テト休みにとっておくつもりだったのですが、もう半分見終わってしまいました(全22集)。 写真からもお分かりの通り、いわゆる文化大革命の時代の中国農村が舞台のお話です(自分が見ている今の段階では、まだ文化大革命にまでなっていませんが)。ある普通の中国の農村で繰り広げられる、恋愛、政治のドロドロストーリー。このドラマのノンフィクション性を計るのはここハノイからでは難しいですが、非常にリアルに当時の様子が、時にユーモアも交えながら、再現されていると思います。 様々なエピソードがとても印象的。例えば、このドラマは特にこの村の宣伝隊(劇や歌などの公演を行う村のチーム、主に娯楽と政治的宣伝をかねる)に選ばれた若い男女や、それを仕切る人民公社の生産隊長などの間の愛憎が主なのですが、その中で村の宣伝隊がある革命演劇を演じるシーン。ある女の子が劇に使うお椀を準備していたのが、実際に舞台の小道具として使う前になくしてしまいます(実際には悪意ある人に隠されてしまったのですが)。それをもって、後から生産隊長がその女の子に対して(良からぬ裏アジェンダを持ちつつ)「お椀を大事にしないということは、革命演劇を大事にしないこと、革命演劇を大事にしないということは、お前の思想に問題があるということだ!」といって、批判し・・・というシーンがあります。如何に小さなことが、個人的な人間関係や愛憎感情によって曲げられた形で政治化されていたかというシーンです。その女の子も「お椀をなくしてしまったから、きっと破壊分子として批判される」と夜も寝れずに泣くのです。 また、あるおじいさんはかつて何か失敗をしたらしく、また出身がいわゆる貧農でなかったから「出身不好(出が良くない)」ということで、非常に虐げられていたのですが、そのおじいさんの名前が革命の英雄の名前に似ているということで、県の幹部が「それはけしからんので、今日からあなたの名前を改名する」と勝手に宣言するというシーンがあります。如何にその頃の身分社会がはっきりしていたかというエピソードです。 いずれにしろ、政治が「日常化」し、日常が「政治化」することの怖さを感じさせられます。日常のなかでは人間関係のいさかいや、いじめのようなものがあるわけですが、そういうものが当時の中国ではたやすく政治化されたうえ、「正当化」され、多くの人がそれに借り出されるという状況があったのだなあと、久々に中国農村のマイクロポリティクスの世界に、ドラマを通じてながら勉強させられています。政治に参加することは悪いことではないですが、政治が日常に参加/介入する世界は恐ろしいものです。まだ、これでも文化大革命の時代状況にドラマは突入していないところ、これからは更にどうなっていくのだろう?さて、これからもう少しまた観ようかな?
2008年02月05日
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今年のハノイは寒い!何でも北部は20年来の寒さだそうです。ハノイでも最高気温が10度くらいになるなど、日本と比べれば大したことは無いのでしょうが、こちらの長い夏に慣れた体は本当に凍えるような寒さです。LangSon省にはMauSonという山があるそうですが、底では雪が降り、氷が張っているということで、ハノイから多くの雪見観光客が訪れているそうです。 こんな冬は路上のカフェにはさすがに足が遠のきます。夏でも行っているとはいえ、この週末にもハイランドカフェに行ってしまいました。コーヒーは美味しいのですが、この日は少し残念な話題も。暖かそうにしている息子が持って遊んでいるのは、カフェからの値上げの案内。これまで飲んでいたカフェラテが32,000ドン(=約250円、これでもハノイでは超高級)から35,000ドンに上がってしまいました。約10%の値上がり、毎年10%の勢いで物価が上がるハノイではしょうがないでしょうか。 さて、今日はベトナム共産党の誕生日なのです。街でもそれを祝うイベントを行う準備がなされていました。しかも物の本を紐解くと、ベトナム共産党はハノイではなく、香港で生まれたそうです。1930年ホーチミンさんは、当時幾つかに分かれていた共産主義を標榜するグループを統一する形で、ベトナム共産党を結成しました(その会議が行われたのが香港)。特にその当時あった「インドシナ」共産党のような、フランス植民地のインドシナ全体の革命を目指したグループを、あえて「ベトナム」という当時はそれ程使われていなかった概念で纏め上げたことで、共産党をより民族主義を意識ながら作り上げていこうとした、ホーチミンの考え方が表れているのではないかとも言われています(「ホーチミン」古田元夫著より)。 それもあって、今日の新聞も共産党に関する「良い話」が目立ちました。その中で印象に残ったのは、「北西部に残った」人たちの話。1954年のディエンビエンフーの戦いに参加したHaTinh省の兵士とその奥さんが、「北西部解放に参加した同志たちよ、北西部再建設に参加しよう」とのボーグェンザップ将軍の激励に応えて、1957年に現在のディエンビエン省のMuongLay郡に移住し、今でもそこに住んでいるそうです。実はこの郡は現在建設されているソンラ水力発電所ができるにつれて、街全体が水の下に沈むことが決まっています。それについて、一時は首相や国会に手紙を書いて窮状を訴えようとしたが、「国と党のことを思い、手紙を送るのはやめた」として、今はそれにも協力しようとしているそうです。普通のおじさん、おばさんのようですが、皆そういう歴史を歩んできているんですねえ。
2008年02月03日
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テトも近づいてきたハノイ。実は昨日はかまどの神様の日(Ong Cong Ong Tao)だったそうです。そういえば、事務所で仕事をして、ハノイの街中で生活していると、そういうイベントに気づかなくなってしまいますねぇ。この日の風習については以下の自分のHPをどうぞ。これは2年前につくったものですね。http://imajun.web.infoseek.co.jp/hanoihp/kamado.htm 今年のテトはまた改めて様々眺めてみようと思います。いよいよ、今年もあと1週間をきりました、旧暦で。
2008年01月31日
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今日もまた本日付TuoiTre紙をきっかけに、最近気になっていることを。ホーチミン市で区、郡、町レベルにおいて、所謂地方議会にあたる人民評議会を設置しない試みが始まりまったというものです。「都市型地方政治」のモデルを作るとの意気込みです。実は先月くらいから内務省はこういった試みをパイロットベースで行うとはしていたのですが、具体的にどこで行うかを知ったのは初めてでした。 ベトナムの地方政府は都市が省-区-町、農村が省-郡(県と訳す人も多いです)-コミューン(社)の3段構造が基本で、それぞれに人民委員会(=行政)、共産党、人民評議会があります。この中で真ん中に当たる郡や区の人民評議会を廃止するというのはどういうことでしょうか?幾人かの方の意見では、きちんとした都市計画を行うためには、省レベルでの統合的な計画が必要で、郡、区レベルは(能力も不足しており)中途半端に計画を立てて実施するくらいなら、議論はせず、省レベルの計画を踏襲してくれれば良いという意向だろう、と分析しています。12月のホーチミン市人民評議会議長のインタビューでは、このようにすることにより市レベル(注:ホーチミン市はハノイ、ハイフォン、ダナン、カントー市と並び所謂省レベル)の意図が迅速に下にいきわたり、郡、区レベルの部局は簡素化されるとしています。よりスリムな「都市政権モデル」としています。 更に同時に現在の改革実験は、コミューンレベルでの住民直接選挙によるコミューン人民委員会主席の選出を、同時に提案しています。これは、全国の500ほどのコミューンを対象にパイロットとしてやってみるそうです。これなんかは、中国の村や郷鎮レベルで行われている「基層選挙」の流れと似ていて、それとの比較はまた面白そうです。 ただ、常々コミューンレベルの人民評議会の意義を疑っていた自分としては、正直最初はコミューンでなく郡の人民評議会が廃止されるのはやや意外でした。コミューンレベルでは他レベルにも増して、人民委員会の人間が人民評議会の人間をかねている場合が多いので、ほとんど相互牽制・監視機能は働いていないからです。ただ、ベトナム政府は中間レベルとしての郡、区の役割を、少なくとも都市の文脈では、小さくしていこうという方向性なのでしょう。肥大化している国家機構の改革としては面白い動きですし、今後も他地域へ広がりを見せるのか、注目がされるところです。
2008年01月29日
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1月20日に書いた道端での物売りの取締りの話の続編。26日付けTienPhong紙によると、ハノイでのこの取締りの実施は早くも4月1日まで延期になったとのこと!何だかもう延期にするなら、出てくるであろう反論(物売りの多くが出稼ぎの人たちなどの弱者であることへの配慮)にもっと応えるように対応してから始めれば良いのに。ともかく先に始めると言っちゃう(というか始めちゃう)のは本当にベトナム流。もう少し先のことを考えてから物事を行えばいいのになあと思うのは、日常から政策レベルまでに常に思います。 大体、外国人に聞いてもこの物売りが「街の秩序を乱している」と思っている人がいません。むしろ、ハノイの人には大いに役に立っているのではと思うくらい。街の秩序の邪魔と言えば、多すぎるオートバイであり、それらが道中においてあることで、むしろそちらの方が先に取り締まるべきではとの意見で一致。まずは、単に4月1日に延期するのではなく、どうしてこの施策を実施する必要があるのかを再検討してもらいたいですね。そして、その必要性はどこにあるのかも教えてくれればなあ・・・。
2008年01月27日
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昨日まではハノイから80キロほど離れたホアビン省というところに出張していました。今度新しいプロジェクトが始まるということもあり、最近は足繁くホアビン省に通っております。今回は省中心よりも少しだけ奥の方にと、コミューンにも訪れたのでその時のことを。まずはCaoPhong郡で一番貧しいコミューンに行こうと思ったら、前日の雨もあり上の写真のような始末。道路がぐちゃぐちゃで四駆でもタイヤがスリップしてしまってたどりつけません。距離的には大したこと無いと思ったのですが・・・、やはり地図上の距離と実際の距離とはとても違う、また所謂オールシーズンの道路(=雨季でも使える道路)というのはとても少ないんだなあと実感させられました。 というわけで、その代わりと言うわけではないですが行ったコミューンがここ。意外と人民委員会の建物は立派で、その中には人民委員会(=行政)だけでなく、共産党の支部や人民評議会も同居していました。まさに、三権分立でなく「三権分業」と呼ばれるような状態です。それだけではなく、所謂大衆組織と呼ばれる祖国戦線やその他の各種団体もほぼ同居しており皆一体です。 面白かったのはそこで準備されていた「鳥インフルエンザに対する講習会」。皆が歌や踊りの準備をしているし、人民委員会の主席も半分酔っ払いながら我々を出迎えてくれたので、てっきり「テト前のパーティーなんだなあ」と思っていたら、実はこれはこの講習会の準備。つまりは、歌ったり踊ったりしながら、その合間に鳥インフルエンザについて学ぼうということでしょうか。これを「不真面目な!」と言って怒るか、それか「人を集める集会にはやはりエンターテイメントがないとね」と思うかで、ベトナム人観、ベトナム観はだいぶ分かれるかもしれません。確かに上から講義をされるだけでは人が集まらず、とにかく人が集まらない限りにおいてはどんな講習会もできないですからね。 最後に寄ったのはオレンジ畑。何を隠そう(別に隠してないですが)このCaoPhong郡はオレンジが有名で、かなりの世帯がオレンジを植えて収入を得ているそうです。この写真の農家の方も年間で100万円くらいの売り上げということ。どのくらいのコストがかかるのか分かりませんが、それでもかなりの収入をこのオレンジ栽培から得ているのではないでしょうか?テト前なので自分も実家にお土産と買ってみると、1キロ5500ドン(=40円くらい)、安いですよねぇ。オレンジジュースでも作ればもっと安定的に供給もできるし、付加価値を付けられるんじゃないかなあと思いつつ、まだホアビン省にはそういう工場はないそうです。そんなことも考えさせられ、短いながらも有意義なコミューン訪問出張でした。
2008年01月26日
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今日は出張できています、ホアビン省から書いています。ハノイから80キロくらいでしょうか。日帰りもできるのですが、幾つか要件が重なったため、今回は泊りがけで来ています。 午前中から精力的に打合せ、さてお昼はとなった時に先方から「今日はTongKetだからその昼食に一緒に来なさい」と言われて、相手方の職場のお昼に混じる形でご飯を食べました。TongKetというのは感じにすると「総結」、つまり旧正月も近づいて過去1年間を振り返り、翌年に向けての戦略を議論すると言うものです。なーんて言うと、とても厳粛なものを想像させられますが、まあ実際会議はそれなりに厳粛なものなのかもしれないですが、お昼は全くの忘年会!しかも昼から相変わらずの40-50度の酒を飲みまくります。 午後からもバリバリ、と思っていたにも拘らず、その勢いについ乗って少し飲み始めたらもう大変。知っている人、知らない人がみんな乾杯しに来るので、食事もそこそこに早くも酔っ払ってきて、しまいには午後はホテルでバッタリ休憩(せざるを得ないくらい酔っ払いました)。ふーぅ、やはりテト前は皆ハイテンションだし、仕事をこなすという雰囲気でもないですね。久々にこんなに酔っ払ったなあ。
2008年01月23日
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今日もTuoiTre紙の記事から。最近は朝早く起きてのベトナム新聞読みという、自分のひそかな楽しみのルーティーンが復活してきました。先週受けたベトナム語試験のお陰でしょうか。 今回はハーバード大学の教授がベトナムのDung首相に物申したと言う記事。実際に教授陣は首相にも面会したようで、今後作成する2011年からの10ヵ年戦略にも意見したとあり、首相も今後も意見して欲しいと懐の広いところを見せたと言うもの。 面白いと思ったのは南北鉄道の改善案件を「今やるのは尚早だし、あまり意味が無い。債務が増えすぎるし、他にすべき投資に金が回らなくなる。」とその大学教授たちの意見書が批判している点。現在日本とベトナムの首相がそれぞれ同意している「首相3案件」というのがあるのですが、その中で日本が協力しようとしているのが、ベトナムの南北を走る鉄道を「新幹線」にしようというもの。上の写真のような、バイクにも抜かれるようなスピードで走っている鉄道が改善するのは大歓迎ですが、はっきりいってこれがいきなり新幹線になると言うのは想像できないですね。そういう意味では「ごもっとも」な意見です。 でも、そういう風に首相が完全同意している案件に、大学教授の意見という形で間接的ではありますが、反対意見をはっきり載せるというのは、さすが自分がひいきにしているTuoiTre!まあ、政権自体を批判しているわけですから、問題は無いんでしょうね。
2008年01月21日
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2006年1月10日にこのことを書いたんだなあと思うと、既に2年以上が経っていることに驚きますが、今日は本日付のTuoiTre紙記事より。どうやらハノイではこの道端経済活動を制限する動きがあるようです。 同紙記事によると、道端における路上販売、流しの物売り(Ban Hang Rong)を62の通りで禁止するという、ハノイ人民委員会の決定が昨日から施行されました。例えばBaDinh区の区長さんなんかは来週から同決定の周知を図っていくそうです(施行されてから周知というのも良く考えればのんきなものですが)。ただ、やはり流しの物売りの大変多いハノイでも、その影響はかなりのもののようで、田舎から出稼ぎで色々なものを売っていたり、都市の比較的所得の少ない層が中心な中、いわゆる弱者層に厳しい政策となりそうです。インタビューの中でも「やっと始めたばかりなのに、今禁止されたら明日からどうやって生きていいかわからない」など、悲痛な声が聞こえます。 確かに路上で物が売られていたり、バイクの修理をやっていたり、カフェが展開されていたりと、いわゆる歩行者に優しくない街並みではあります。それが、街全体のごみごみとした感じ、更には公共交通中心の街づくりなんかも妨げているかもしれません。ただ、これは都市計画の長期的視点の無さから起きたことでもあり、ここで起きた問題を解決する際に、既に道端文化から生計を得ている人を切り捨てるようなやり方をしたら、大げさに言えば都市における大きな不満層を作りかねません。他の発展途上国に比べて都市における低所得層が「スラムを形成していない」と言われるハノイですが、こういう傾向が極端に続けばそういう事態も考えられ得ます。ベトナムの一部のドナーではいよいよ「都市貧困UrbanPoverty」の問題に手をつけ始めました。 こういった物売りの人に生活上多くを頼っている市民も多くいるはずです。長期的な問題を短期的な手段で解決するような事態にならないように、あまり弱者層にしわ寄せの来ないようなやり方での解決策は無いものでしょうか?
2008年01月20日
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相変わらずTuoiTre新聞を毎朝読むのを日課にしている自分。基本的に幅広い読者を対象にしているこの新聞は、政治関係の記事は少なめ。これは絶対載せなければという記事も、基本的に小さくコンパクトに書いています。そのTuoiTreが今日はNongDucManhの共産党政治局第6回会議での発表をほぼ一面を使って引用していました。その面のタイトルは「経済成長と社会の進歩と公平を調和させる」。 語られているイシューは多岐に渡ります。個人主義に走る官僚を嘆いてか、より党に、国家に貢献するよう訴えたり、基層レベルの公務員の質の向上を訴えたりするのが前半。後半は「市場経済志向の社会主義」の前例の無さから来る様々な問題を並べ(あれ、中国は前例ではないのかな?)、市場を客観的に尊重しなければいけない一方、ベトナムの具体的な条件にあったものでなければならないとも強調。最後には学歴も含め優秀になってきている労働者階級の更なる発展に触れています。また、そろそろ次の10ヵ年戦略(2011-2020)の準備もしなきゃいけないなんていうことも。 今回のこの発表を読んだだけでは何かを読み取るのは難しいですが、印象としては約8.5%の経済成長の中ではあるものの、12%以上とも言われる物価上昇にも悩んだ2007年。それもあっての、この和諧社会(中国で最近盛んに言われている「調和の取れた社会」という意のスローガン)的路線が、14日から22日まで続くこの政治局会議のテーマになるのかなあと予想されます。またどんな結論が出るのか、追って行きたいと思います。
2008年01月15日
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今日は3年半近くにしてまた新たなベトナム料理、ワニ料理を食べてきました。日本から以前にベトナムに駐在していた方が久々に訪れたところ、珍し物好き(と勝手にこちらが決め付け)なので、ここは新しいところでとワニ料理に挑戦。まずは↑がワニ肉の炒め物。硬いという噂も聞いていたのですが、意外と柔らかく味付けのせいもあってかほとんど違和感もなく。その次には↑のワニ鍋。こちらも意外と柔らかいので何だか肉と魚の間のような食感。意外とヘルシーだそうですが、なかなか食べさせる料理屋は多くありません。聞くとハノイ市内のDongAnhで「育てて」いるらしく、そこから生きたワニをお店に持ってきて(!)、お店でさばいているそうです。ワニの刺身!というのもありましたが、さすがにそれは注文できず。お店の人も「食べたことない」という代物でした。ちょっと暗いですがこんな看板に、小さなワニの絵が書いてありましたが、もっと強調したら宣伝になるのになあとも。ただこの看板には「味の素使っていません」とも。家でもレストランでもどこでも味の素(MiChinh)が異常に大量に使われているベトナムですが、化学調味料ばかりに頼るのは良くない、という意識も少しずつ出てきたのだなあと感じました。ヘルシー志向はベトナム人の食文化を少しずつ買えていくかもしれません(まあ、ワニブームにはならないでしょうが)。
2008年01月14日
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そろそろ終わりにしようかな、ハノイで香港のことを考えたこと、最後は香港と中国の関係です。とは言っても、今は香港は中国なのですが、ここでは香港と大陸中国と言う意味で、ここでは香港と中国(人)を使います。。 もう言い尽くされていますが、香港に来る中国人の数は止まるところを知りません。多くのショッピングモールで見る購買層は中国人、おかげでというか何と言うか、以前までは「天も地も恐れないが、香港人の普通話(中国語標準語)だけは恐ろしい」とまで言われた、香港人の下手な普通話もとても上手になりました。以前は少々下手な広東語でも、それに付き合って話してくれていたのですが、今回は自分が広東語の発音を少し外すと普通話に切り替えられ、悔しい思いをすることが多くありました(まあ自分の広東語も相当落ちたのだと思いますが)。ある香港人の友人と話した際にも、「今では香港にいる住民で広東語が(ネイティブとして)話せない人が150万人もいる」と、観光客だけでなく移民してくる中国人の数も相当だと教えてくれました。 それに伴いというか、なかなか大陸中国に批判的になれるメディアはなくなりつつあるようで、登場したときにその激しい大陸批判で話題を呼んだアップルデイリー以外は、ほぼ批判の声を潜めているとその友人はいいます。TVやラジオも同様で、その点彼は最近はネット上でのラジオ局を良く聞いているそうです。それらはいわゆる正規の電波を通じたラジオではないので当局の認可も必要なく、その分発言も自由なのだそうです。最近は自分も(広東語の復習がてら)そのラジオ番組を聴いています。さすがに内容からして難しいですが、それでもまあわりと自由にしゃべっているというのは聴き取れます。http://www.myradio.com.hk/ そんな中、昨年末には香港における行政長官の自由選挙と、立法委員会の職能別議席を廃止した完全自由選出が、それぞれ2012年からという約束から前者が2017年、後者が2020年に実施と延期にする旨が、中国の全人代常務委員会副秘書長から発表され、いわゆる香港の民主派の反対を招くなど波紋を呼んでいます(と言うほど世界的に注目されているようには思えませんが)。香港の民主化については、イギリスが返還前に駆け込みで推し進めたとかも言いますが、中国にとっても1国2制度の最初の香港でつまずくことはできないと言う意味で非常に難しい問題、今回の延期も胡錦涛が自ら判断したと報道では言われています。ただ、所謂民主は勢力もかつて程の影響力、勢力はないようです。今日、この件に反対してのデモが行われたようですが、その影響力はいかばかりのものなのでしょうか。ただ、2003年にあった基本法第23条に基づく国家安全条例の立法に対する50万人規模のデモが中央の決定も考慮させなおしたほどではあるので、香港の民意の力というのも軽くは見れないのですが。 香港が返還された当初は「大陸の香港化か、香港の大陸化か」などという議論がありましたが、今はその議論は既に決着が付いているような勢いです。今の香港経済の好調ぶりも、明らかに「中国さまさま」という解釈であり、政治的にも、経済的にも中国化していることは否定できません。何度も出すその友人曰く、最近は広東語のボキャブラリーですら、徐々に普通話の語彙に影響を受けていると言っています。 ただ、香港が完全に「中国化」してしまったら、これまで香港に来ていた人、金、物がとまってしまうであろうことは、中国当局も納得しているでしょうし、中国にはまだ次の課題である台湾があります。今後、香港が自由な普通選挙を実施できるようになるのか、はたまた香港のメディアがどのように活動していけるのか、香港の影響力は時代とともに変わるとは思うのですが、香港を注目する重要性はまだあるような気がしますし、香港に少し住んでいてその街を好きになった人間としては、そうあって欲しいなあと願ってもいます。一味違う香港でいて欲しいなと。
2008年01月13日
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