2013年3月10日(日)雨のち晴れ時々雪

夜半の風はなくなった。スタート時間前になって小雨に霰が混じるようになった。これから北陸の海沿いのコースを4時間以上も走る。念のためにウィンドブレーカーを着ることにした。能登島大橋を渡るのは何年振りなのだろう。以前、家族でオートキャンプ場に来たことがあった。走り始めたのは1997年でその頃はまだマラソンをしてなかったのは間違いない。走っていれば早朝能登島をジョギングしているはず。そんなことを考えながら能登島大橋を渡りきったところで、美人のお姉さんが応援しながらハイタッチしているので手袋をしたままだったが、とりあえずタッチしてもらった。地元のテレビ局のアナウンサーだろうか?島の人ではないような気がした。

前日受付の後、中山竹通さんのランニング教室に参加した。「トップランナーから学ぼう」というテーマだったが、結論からいうとあまりにも天才過ぎて参考にならなかった。司会者が走るときはどんなことをイメージしているのですかと聞いたら「青空に雲が流れるように」と答えていた。練習の合間に千曲川の河原に寝そべっていたらしい。箱根駅伝で神と呼ばれたランナーが社会人になって普通のランナーになってしまうことにいろいろ意見がありそうだったが現役時代とは違い終始にこやかだった。常に世界一をめざす、つま先走り、細いふくらはぎ、腰高走法…自分と真逆なことをすれば一流ランナーになれるということが分かっただけだった。腰高走法は蹴らない体重移動、ストライドでピッチ走法がいいなど言われるとますます頭が混乱するだけだった。
今年に入って4回目のフルマラソンである。昨年2月の泉州マラソンで4時間を久しぶりに切ってから、また4時間切りが遠のいている。今回は直前のLTトレーニングから推定ゴール時間は4:05だが、5kmも行かないうちに雨とアップダウンが多いことで1キロ6分が切れれば良いかなと作戦変更。中山さんの言う腰高走法は足を後ろに蹴らず、着地時に膝を曲げずにまっすぐ下に置いて体重移動して行くというようなことだったので、そのことを意識しながら中間点まで行ってみようと思った。木津川マラソンでは着地時に沈み込むような走りで10kmも行かないうちに太腿が筋肉痛になり足が重くなったが気のせいか足が軽かった。
すべてのエイドにチョコレートがあった。手袋をしているので、ひとつつまんで口に入れて包装紙を引っ張って中身を出した。後から来たランナーがチョコレートをわしづかみにしながらいくつかを下にばらまいた。拾わずにそのまま走って行った。テレビでトップランナーがボトルを道路に投げ捨てる光景をみた市民ランナーが勘違いして悪いところだけまねをしている。私はエイドは休憩できる場所だと思う。スポーツドリンクや水をゆっくり飲んで一番遠いところに置かれているゴミ箱まで歩ける。スポーツドリンク=>水=>おにぎり・アンパンの順になっていたらまた水に戻ったりするくらいだ。それから栄養ゼリーの空き袋が道路に良く落ちていた。ウルトラマラソンではない。たかが42キロ走るのにどれだけ効果があるのか。中山さんも走る前に飲んどけば良いといっていたが、これは2時間ちょっとだけ走るランナーの場合だろう。参加ランナーが増えるのを自慢する主催者が多いが、それだけマナーの悪いランナーが増加している。エコをうたう大会ならエイドのゴミ箱をバイアスロン競技みたいにして、ボトルや紙コップが中に入らなかったらペナルティで1分加算するなど考えるべきでないだろうか?

コースの半分も行かないうちに、七尾西湾の対岸にゴール地点の和倉温泉の建物が見えた。入り組んだ湾をぐるっと回ってあそこまで走らなければならないのかと思うと気が重くなった。中間点通過は2時間6分くらいだった。不思議なことにまだ足にはまったくダメージがなかった。少し前傾して腿を上に折りたたむようにして股関節から前に進むような感じでいいのだろうか?まだ余裕がある。後半1時間54分くらいで走れば4時間が切れると思った。だが、そこに誘惑が待っていた。25km過ぎの給食エイドにランナーが群がっていた。「マ丼」と書かれていた。それは牡蠣丼だった。記録のことはあきらめて食べることにした。牡蠣にとろみのある餡かけとねぎが乗せられていた。この大会の給食については気にしていなかったが、家に帰って調べたらそれはこの大会だけで食べられる丼で「能登マ丼」という名前だった。それから35kmのエイドで細巻きとちくわのどちらを取ろうかと迷ってちくわの方を食べた。少ししょっぱかったが美味しかった。これも名物の「ビタミンちくわ」というそうで、お土産に買って帰ろうと探したが見つからなかった。

コース上に坂の順番が3/10などと書かれた看板があり10/10を過ぎて登り坂は終わったと安心したら小さな橋のアップダウンは数に入ってなかった。集落と集落の間はだいたい橋がかかってちいさなアップダウンとなっていた。林道では道端に大きな雪の塊があった。牡蠣小屋で牡蠣を食べながらレースをみているお客さんがいた。海岸のそばに牡蠣殻の山があって、近くの道路は牡蠣殻を落としたのかアスファルトが真っ白になっていた。日本陸連公認コースということで生真面目に2度の折り返しがあるが、能登島にかかる二つの橋を利用して七尾西湾をぐるっと一周するコースは変化があり飽きずに走ることができた。ゴールタイムは4時間9分22秒でまた4時間切れなかった。今回も30kmから40kmまでのラップがいちばん良かったのは前半楽をしすぎのためだった。

参加賞は牡蠣鍋と殻付牡蠣券。紙皿と軍手と牡蠣むき道具が渡され、自分で炭火で牡蠣を焼いて食べることができる。焼き網は300枚くらい用意されていただろうか。空き席を探すのが大変だった。温泉の後、ビールを飲みながら牡蠣を食べることができるのはポイントが高くなる。地方の大会は力が入っているので楽しい。


びわ湖マラソン2026 完走記 ~ コロナ禍… 2026年03月13日
北九州マラソン2026完走記 ~100回目のフ… 2026年03月03日 コメント(2)
北九州マラソン2026完走記 ~100回目のフ… 2026年02月18日
PR
コメント新着
カレンダー
キーワードサーチ
購入履歴