~ 第2日(5月3日) 猪苗代湖(志田浜)~三川温泉(108km) ~

第2日目も突然スタートした。最初は猪苗代湖の北側を反時計回りに走る。空はすぐに明るくなって、右手に磐梯山が大きく見えた。先導は第1回から連続出場しているKさんである。ゼッケンは301から始まっている中の301である。回数の多い順にナンバーが振られ、その後は年齢の高い順のようだ。5人が2回以上の参加で、自分が306なので、初参加の中では多分最高齢になるだろう。ゼッケン順に部屋割りされていて、昨夜は6人のうち50歳以下は一人だった。

前日100km走っているので、最初はほぐしランで行こうと思った。先頭グループはキロ7分で走っていたのですぐに取り残されてしまった。10kmほど走って最初の移動エイドに着いた。後ろには3人しかいなかった。エイドに長居するランナーを何人か抜いた。ここからいったん49号線から離れ山道に入る。天鏡閣という建物が見えて、皇族の屋敷だと書かれていた。桜はまだ咲いていなかった。そして道の端には黒い雪の塊があった。後ろから二人の若いランナーが追いついてきた。一般に超ウルトラマラニックには若いランナーはあまり参加しないものだ。一人が私に声をかけた。昨年の長崎橘湾岸スーパーマラニック173kmで一緒に走ったことがあると。自分では気が付かなかったが、サンバイザーで走っていたランナーの記憶はあった。後ろに回りゼッケンを確認した。愛知県のMさんだった。山道を下るところで、二人乗り自転車が猛スピードで降りてきた。カップルの男性が自転車をこぎ、後ろの女性がランナーだった。大会の承認はもらっているとのことで、昨年も同じスタイルで参加したそうだ。何でもありの大会とはいえ、あまり気分が良いはずがない。再び49号線に合流して長い下りになった。自転車のカップルがずっと先に行った。Mさん達二人もペースを上げたので前後に誰もいなくなった。

進むに連れて右側の飯豊連峰が大きく見えてきた。これまで写真を撮りながら走ったためにペースが上がらなかった気がした。会津坂下付近で只見川か阿賀野川にかかる橋から桜の向こうに真っ白な飯豊連峰が見えた。登りに入りトンネルを過ぎたところに予定外の移動エイドがあった。これまで下りが20kmほど続いたにも関わらず40kmを5時間以上かかってしまった。昨日は8時間で70km近く走ったのだが、このペースでは15時間以上かかりそうになってきた。これからは写真撮影はしないように行こうと思った。ちょうど中間点である54kmエイドに着いたのは11時半だった。7時間半もかかってしまった。数名のランナーがいた。柏餅などがあった。今日は5月5日だと思い出した。スタッフが何キロでやめるかをチェックしている。行けるところまで行きますと言って出発。すでに大勢のランナーがリタイヤを決めていた。磐越西線が49号線にそってきた。この先66km地点が徳沢駅、77km地点が日出谷駅、88km地点が鹿瀬駅などとリタイヤ地点が続く。

この日のコースで一番迷いそうな分岐にスタッフがいて道路上に白線も引かれていた。この辺りのコース変更のため4km伸びたのだった。徳沢駅方面の標識に進んだ後、徳沢駅には行かず左折すると記憶していたのだが、実際はここに阿賀野川があり、国道49号線も磐越西線もすべて合流しているのだった。阿賀野川の流れ通りに進めば良いだけだった。阿賀野川は濃い緑色をしていた。四万十川とはまた違った美しさだった。さっきのエイドでも先を行ってた二人のランナーが止まってしまいリタイヤしそうだった。川の流れ通りに進むので下りだけだろうと思ったのは間違いで、けっこう大きなアップダウンがあった。65kmを9時間弱で通過した。通常なら残り35kmを6時間で走れば良いのだが、実際はまだフルマラソン以上の距離があるのだ。8kmの差というのは大きい。77km地点の日出谷駅まで2人のランナーを追い越して10時間半ほどで到着した。残り31kmを4時間半で行くには1時間に7km進めば良いと思った。ここでスタッフから意外なことを告げられた。次の88km関門まで1時間しかないとのことだった。列車はだいたい2時間に1本なので、今日の宴会の時間に間に合うためには鹿瀬駅15:56発の列車に乗らなければ間に合わない。17時ぎりぎりにゴールしては迷惑をかけてしまう。ここでリタイヤを宣言するしかなかった。日出谷駅でその列車まで1時間以上ある。スタッフに教えてもらった近くの民家風のそば屋の座敷に上がったら、同部屋のSさんがいた。Sさんはまだ走るつもりだったが、次の関門まで1時間しかないと伝えると電話でスタッフにリタイヤを告げていた。
そば屋には後3人のランナーとスタッフが来た。突然の特需にそば屋の親父が各自にいなりずしをサービスしてくれた。孫が今日遊びに来るそうなので作っていたそうだ。そしてスタッフにはエイド用のいなりずしを差し入れしてくれた。Sさんの話だと今走っているのは自転車のカップルを入れて4,5人のようだった。そばを食べ終えてSさんと駅に向かう途中酒屋があった。ここでは見本の酎ハイをサービスしてくれた。15:50の列車を待つランナーとすでに前の駅から乗ってきたランナーで車内は混んでいて座れなかった。JRもマラソン特需になった。


びわ湖マラソン2026 完走記 ~ コロナ禍… 2026年03月13日
北九州マラソン2026完走記 ~100回目のフ… 2026年03月03日 コメント(2)
北九州マラソン2026完走記 ~100回目のフ… 2026年02月18日
PR
コメント新着
カレンダー
キーワードサーチ
購入履歴