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2018.03.23
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カテゴリ: 自作小説-時代
< 三郎太の住まい >-----#049


道場
奥の平四郎の 私室 に四人がいた、平四郎、龍一郎、清吉に三郎太である。

三郎太に会って三日目の事である、龍一郎が三郎太に尋ねた。

「三郎太、修行の中に蕎麦屋と料亭の板前は有ったかな」

「勿論、御座いました」

平然と答えたものだ。

「私とした事が抜かったわ、三郎太、住まい換えになる」

偶々、三郎太が稽古 場 に住み着いてから清吉は本業の岡っ引きが忙しく稽古に顔を出せ ず今日の顔合わせとなった、

「清吉さん、この者が三郎太です、武士の形をしておりますが故あっての事です 。

この者蕎麦屋の修業をしてお る様です 、使って戴けようか」

「勿論です、龍一郎様の頼みでもありますが、実のところは、あっしの所も手不足でして丁度良い話で、こちらからお願いしたい位です」

「それは良かった、三郎太、別に厄介払いではないぞ」

「勿論です、私も稽古だけよりは働いていた方が気が楽です、飯も気兼ねなく食べられます」

「良い心掛けです、三郎太、二、三日の内には良い便りが届くはずです、その後の住まえ換えと思って下さい」

「私は、今日からでも良いのですが」

「用心に越した事はありません、江戸からの繋ぎとなれば、おのずと所が知れます」

「はい、忝うございます」

「清吉さん、その様な 訳 で、二、三日には店に連れて行きます、よろしくお願いします」

龍一郎が礼をし て清吉に願った 。

三郎太も平四郎も龍一郎に習い清吉に礼をした。

清吉は、三人からの礼に、苦笑いするしかなかった。

それから、四日後、龍一郎の屋敷に文が届けられ、翌日には稽古の後、龍一郎が三郎太を連れ清吉の店を訪ね、三郎太の住まい換えがなった。


<つづく>







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最終更新日  2025.05.12 13:27:29コメント(0) | コメントを書く


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