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通訳に指名されたキャサリン・ヘイウッドが桜井に尋ねた。
「まずはリンカーン記念堂 へお願いします。 階段に座ってサンドウィッチを食べながら珈琲を飲みたい」
桜井と キャサリン は彼女の車に乗ってワシントン DC へ向かっていた。
「では、最初にテイクアウトですね、ニックス・リバーサイド・グリルと言うサンドウイッチの美味しいお店があります。」
「お任せします。最高級ホテルはどこですか」
「フォーシーズンズ・ホテルです。近くにそのサンドウイッチのお店があります。
ホテルに車を預けて歩きませんか、記念堂までは 2 マイル・・・ 3 キロもありません」
「そうしましょう」
「ところで、私には権限が無いのでしょうが・・・私は好奇心が旺盛でこの仕事を選びました 。
先程は一体何が起こったのですか」
「何がって何の事ですか」
「 USB の事とかです、 私には知る 権限が無いのですか」
「権限があるのか無いのか私は知りませんし関係ありません 。
今の貴方は運転中です、後程、記念堂で食事をしながら質問にお答えしましょう」
「はい、きっとですよ」
「勿論 、でも、時間外に私に付き合って貰って申し訳ありません 」
「いいえ、私は FBI の職員です。この仕事に決まった勤務時間は有りません。指示された仕事が勤務時間です。気になさらないで下さい。」
「厳しい職務ですね。何故、この仕事を選ばれたのかが気になります」
「幼い時から武術に興味があったからでしょうし、好奇心が旺盛な事が理由かも知れません。」
「貴方は事務職でしょう」
「そうです、だから貴方にありがとうとお礼を言いたいです。ありがとう御座います。
私は今日から念願の捜査員に成れました。本当にありがとう」
「良かった、迷惑では無かったのですね」
「はい」
「話が替わりますが、この車は公用車では無いですね。こんな古い公用車は無いでしょう」
「はい、私の私用車です。私は古いこの車が大好きで探して何とか手に入れました、嫌いですか。
其れとも性能、整備、防衛面で不安ですか」
「いいえ、私もこの車が気に入りました。装甲が良くても黒い公用車は嫌いです」
「この車を気に入って貰えてうれしいです。きっとこの車も喜ろこんでいます」
「ところでホテルでは FBI の名前を出すのですか、 FBI 割引があるのですか」
「いいえ、 FBI 割引はありませんし、警護の面からも FBI の名前を出しません。一般客として利用します。
ご不満ですか。料金は FBI 持ちですからご安心下さい。」
「いいえ、不満はありません。私もその方が嬉しいです」
「良かった。安心しました」
二人は昔からの知り合いの様に話題があちらこちらに飛び話が弾んだ。
<つづく>
2025/05/12 更新
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