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個人的なことで恐縮なのだが休みの日には必ず近くの銭湯に行く行けば必ずと言っていいほどロシア系タタール人のS老人がいる85歳になるS老人は生まれも育ちも東京で風貌は白色人種で背は私ぐらいの外国人だが今どきの日本人以上に日本人らしく、礼儀や礼節を知っているかの老人の前では背中に彫り物を入れたこわもてのそこらのあんちゃんも笑顔になる・・・S老人の父はロシア皇帝の近衛兵をしていてロシア革命の際にほかの貴族たちがヨーロッパやアメリカに亡命するのをよそにS老人の家族は日本にやってきたそれはわが母校の創始者、大隈重信やアジア主義を掲げた頭山満の引きがあったようだ・・・S老人はそのおしゃれな服装と軽快な口調からは想像できぬ厳格なムスリムであり、酒もたばこも一切やらないが酒もたばこもやる私にはいつも寛容であるチェチエンや現在のタタール共和国がどこにあるか、銭湯の鏡にせっけんを使い書いてくれ、ロシアの圧政について嘆き日露戦争で小国日本がロシアを破ったことがいかに圧政で苦しんでいたロシアの衛星国家に勇気を与えたかを教えてくれるのであるこんなことは教科書には載っていまい。自分は土日になると風呂の道具を抱えながら夕暮れの坂道を降りていくのをいつも楽しみにしている・・・
2024.09.16
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7月に入り、中学生の体験授業の希望が多く、その対応に追われ塾のほうは少しバタバタした。その多くは元生徒が親になりわが子を預けるケースである。この塾はチラシなどの広告をこの十数年ほとんどしていないがなんとか塾を継続していけるのもそのような親御さんのおかげであると同時に塾長はぼんくらだが古くからいる先生方や事務の方のおかげでもある。数日前、仕事が終わり、いつものようにビールとハイボールを買いホームのベンチに座り、上りの湘南新宿ラインを待っていると「塾長!」と隣のガタイにのいい青年が声をかけてきた「おう、Kか」と私16年前の生徒である。彼とはたくさんの思い出がある。中学3年生の時、千葉県館山市にある国立海上技術高校を私とKと母親で学校見学に行ったわざわざ、埼玉の内陸から千葉の館山まで行ったのは私の継母が一人で館山に住んでいて継母の様子見も兼ねてのことであった。Kは最終的に埼玉県内の私立高校に進学し卒業後は海上自衛隊に所属し戦火のソマリアまで行ったそうである勤務地も青森から横須賀にかわり最近、妻帯もしたとのこと。初志貫徹である。さてそれから1か月がたち昨日やっと夏期講習が終わった。この間、電車の中で予習をし、その後は泥のように眠り、鴻巣を通過することもあったが何とか乗り切ることができた先月おめおめと70歳になり、志なお遠く、道険し…である
2024.08.07
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今風に言えば塾の「売り」は生徒たちを希望する大学や高校や中学に合格させることを第一義とするが、と同時にそこが決して、彼らの終着点ではなく通過点にすぎないということを我々はもっと教えるべきである。教えないことの理由は多々あろうかと思うが教えないのではなく、自らの経験として教えられないのである。彼らもまたそんなことを考える暇もなく合格こそが終着点と教えられてそこに何の疑問も持つことなく勉強してきたからだ。知とはすべからく人に貢献しなければ絵に描いた餅で何の意味もないばかりか頭でっかちの両刃の剣のような人間を作ってしまう今年に入り自宅近くの古本屋で司馬遼太郎の全集を買い込んだ。この年になると腑に落ちることが多くあるこの中に小学5年生のために平易に書かれた「洪庵のたいまつ」という文章がある。洪庵は江戸末期に生まれ様々な経験をしながらオランダ医学の医者として市井の人々を診療しながら大阪で適塾を開く。入学試験はなく江戸という身分差別の社会にあって侍の子もいれば町医者の子もいるまた農民の子もいるといった学問をするというただ一つの目的で結ばれていた。塾生の代表いわゆる塾頭には明治期に活躍する、大村益次郎や福沢諭吉もいた幕府はその名声を聞き江戸へきて将軍様の侍医になれと要請するのだが洪庵は断り続けたしかし幕府は聞かずついにいやいやながら従ったがもとより病弱で、心もできるだけのどかにするよう心掛けてきた洪庵に江戸の華やかな生活になじめず心ののどかさも失われ、健康をむしばみ江戸へ行った翌年、火の消えるようにして亡くなってしまう・・・洪庵は弟子たちの戒めとして十二箇条による訓戒を残しているが「医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分のためではない決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただただ自分を捨てよ。そして人を救うことだけを考えよ」まことに現代の我々には厳しいが知の行方について考えさせられる言葉である・・・
2024.06.03
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3月の終わりに元塾生の不二電工の社長のO君が塾の1・2階のトイレを新しくしてくれて塾のトイレ事情は格段と良くなった特に女子生徒と先生たちには好評である彼も自分が40年近くも前に教えた生徒であるが、息子が中3でこの塾にいる一緒に酒を飲むたびに「うちの息子、言うことを聞かなかったらガンガン殴ってもいいですから」と言うのであるがあれから40年近く経てば、こちとらも少しは成長?していてそういうわけにもいかない・・・彼は私のことをずっと怖いままの存在だと思っているがそれは自らの「刷り込み」にすぎない・・・人は良くも悪くも変わっていくのだ・・・さて、連休はどこにも行かず無為な日々を過ごした小学2年生になる孫がサッカースクールに通い始め私に技を教えろというので昔は流行ったジダンのマルセイユ・リターンをしたとき腰がギクッと叫び数日、痛かったオイルショックではなく「老いるショック」(笑)心はまだ少年だが、自分は順調に?年を取り始めている・・・今週から中学生の中間テストが始まる少しでも生徒たちのお役に立てるよう頑張っていこう。「」
2024.05.13
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先月は、ある生徒の保護者の招きで不登校の親の会で話をしたこの会の保護者だけなのかもしれないが自分が思っていたよりも学校に行かないことに、ないしは、行けていないことにそれほどの「切羽詰まった感」は感じられなかった。「学校スタンダード」に疑問を持ちネットで有料の授業を受けたり、フリースクールに通ったり彼らは「学校スタンダード」から自らを守るべく、学校からスタンスをおいているように見える・・・それは日本の教育の風景が変わりつつあることを意味しているのかもしれない・・・さて、春であるこの季節になると自分は30年以上も前の或る生徒のおばあちゃんのことを思い出す受験が終わり、保護者からお礼のお菓子や酒をいただくことがあるのだがそのおばあちゃんから受け取った風呂敷包みはずしりと重かった包みを解いてふたを開けてみると菓子箱の中に米が敷かれ、そこに生卵がたくさん埋め込まれていたそれは、高価で華やかなお菓子じゃないけれど外国の高級なウイスキーではないけれどきっとお家の農家で作られた彼女にとっては大事な大事なものであったろう箱の重さ以上に生徒のおばあちゃんの心づくしの文字通りの重さを思いこんな若造に頭まで下げて感謝の気持ちを表すその姿を今でも忘れることができない・・・自分という人間はやはり「あの時」も「今」も、誰かに教えられ大切な何かを気づかされている・・・
2024.04.11
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先週金曜日は中山道のMaykissを貸し切りにして中学3年生と通信制の高校3年生講師たちと全員で食事会をした。当日は市内の中学校の卒業式であったが、風もなく暖かな日で食事をしながらワイワイと気が付いたら2時間も経過していた。マスクをとった顔は皆一様に、受験から解放された顔つきでいい顔をしていた・・・卒塾、卒業していく生徒たちへの塾長としてやるべきことはこれで「終わった・・・」「これにて一件落着」というところか。彼ら、彼女ら、そして我々も少しだけ休息したあかつきには新たな道が広がっている・・・さて進みますか・・・?君も旅人、我も旅人、行くを惜しむ 山口誓子
2024.03.18
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今日は通信制の生徒を対象に東京にある中央美術学園の先生たちにデジタルイラスト体験の出張授業をしてもらった一つの顔を描くのに,3次元の世界のものをどう2次元で表現できるのかを人体工学?的に教えていただいた手を描くときは骨の構造を考え、その上に肉付けしていくとリアルになっていく目に見えているものだけではなく 見えていないものを、補完してみるこういうのを「立体的認知能力」と呼ぶらしい・・・イラストやアニメなど、いわゆるサブカルチャーの範疇に入るのだと思うが家電製品や自動車といった「モノ」ではなくアニメや音楽などの「文化」もまた輸出される時代である。「時代」はその総意として何かを=新しいものを求めていくしかし、その対極にあるものは[普遍]である・・・自分が生徒である彼ら、彼女らと共感したいことはいつの時代にも、自分らしく、生きていくにはまあ、かなりのエネルギーと意志がないといけないということである自分はそういう生徒を「作り」たいしそう「生きて」いきたい
2024.03.08
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今は国立の大学生だが6年ほど前は当たり前だが中学3年生で良くできる生徒であった私も他の先生も受験高には一抹の不安もなかったが結果は不合格であった…私はそのことにより、かなりの間、喪失感に襲われもう自分は塾講師として前に進めないのではないかとも思った・・・その彼が今では塾を手っだってくれている 私は公立の教師のような公務員ではないのでその仕事や私の人格が否定されれば結果として生徒が集まらなくなり辞めざる負えなくなるのであるが有難いことに 長年、口コミや私たちが教えた生徒が親になりその子供を塾に入れてくれる。この塾の先生も事務方も20年、30年以上いる方が多い塾というのはいろいろあると思うが私の塾人生もそれほど長くないだから、自分はいつでも懐に辞表を持っている・・・辞めるとすれば「定年」でやめるのではなく自らの意思で引き下がるつもりである。
2024.03.07
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来週から塾は新学年となり新年度の時間割と先生の配置で頭を悩ませる自分は今年齢70歳になるがまだまだ現役のプレイヤーとなるそれでもこの塾では3番目に若いすべてが、形骸化し稚拙化したこの時代にあって自分や私よりも上の講師たちに何が問われているのか?を考える時その意味は少なからず大きい…パラドックスになるが自分というものが変わらないために常に変化する必要がある…久しぶりにかなり酔いて候なのだが…
2024.02.28
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中学1年生と試験対策をしていたら高3のSが満面の笑顔で教室に入ってきた第一志望の大学に合格したとの報告数学の先生になりたいとのことで教育学部の数学科を受けたのである担当の島田先生とやきもきしていたがこれで責任は果たせたわけだ手を差し出されて握手をしたが、すこし目頭が熱くなるたった1年足らずの在籍であったが、今年は高3生が少なくライバルもいない自習室でコツコツとやっていた姿を思い出したからである…文教大学は自分の時代の頃より教員育成で、名だたる大学であるさて、明日は公立高校の入試であるこの年になれば少しは分かることだが、運否天賦のこの世界も「神や仏」ではなく所詮は人の作るものである…だからというか彼ら彼女らの努力がそして保護者の今までの協力が報われることを願ってやまない・・・
2024.02.20
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先週は原宿の明治神宮に参拝がてら受験生のための「学業成就」のお守りを買い求めに行く。外国人の参拝も多くインバウンドが戻ってきているのだなと実感する・・・共通テストも終わり今週からは中学3年生の私立受験が始まっているその前に人事を尽くして天命を待つという言葉があるように最後は神頼みをする(笑)・・・先週、高3生や中3生一人一人にお守りを手渡すことができたあとは健康管理をして十分に実力が出せるよう祈るばかりだ昨夜は昨年末からお誘いのあった元通信制の生徒のS君と飲む卒業後、私の知り合いの北鴻巣クリニックで看護師として働いているのだが仕事にもだいぶ慣れ毎日充実して働いていることを聞き院長の井上先生や先輩看護師に見守られ、幸せなことである人には「居場所」が必要である彼は自らの存在の証である居場所を見つけたようである・・・自分というものは若い、彼、彼女から見れば彼らの前を一瞬、通り過ぎていく存在にすぎないがそれでも、たまに思い出してくれ酒を共に飲めるのはこんな自分でも少しはお役に立てたのかと思うと文字の意義通り有難い(有ることが難しい)ことである・・・
2024.01.23
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新年あけましておめでとうございますと言いたいのだが正月早々から地震にともなう自然災害や人的災害が起こった。被害の大きさはこれから判明していくだろうが人の漠然とした不安の醸成は風評やデマを作り出していくのが歴史の教えるところである・・・さて大晦日の夜と2日の朝に近くの銭湯に行き、渡世の垢をおとし酒を飲みながらvivantの再放送を初めて見た初めは面白いとは思わなかったが日本から見捨てられて棄民となった「別班」である主人公の父が戦争屋を代償にして金を稼ぎ貧しい子供たちを物心両面で支えすべての子たちの親となっていく過程がなかなかおもしろかった聞けば、かなりの視聴率を稼いだらしいが中国とのレアメタル獲得競争や公安の内部なども描かれてなるほどと思った。さて、今日3日から塾の授業が始まった自分としては今年もまた生徒たちとの格闘?とはじまるのだが生徒たちにスルー?されないよう頑張っていきたいものである・・・
2024.01.03
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25日の月曜日から冬期講習に入り6日間連続で、毎日1コマ70分の授業を5コマ教えていた。ほかの先生たちと同じ量に相当する予習も不可欠だが、体力的にこの年になるとこたえる・・・自分が予備校の通っていた50年以上も前英語の先生は成城大学を退官した小野先生という方であったが杖をつき、時に椅子に座り熱心に自分のような出来の悪い生徒たちを教えてくれた・・・今、自分はあの時の小野先生より上の年になっている・・・風景は変わり人の心も変わるがその時々の一瞬を切り取った思い出は心の中で褪せはしないでいる・・・常に教える者は生徒に真摯でなければいけないその相手が出来のいい生徒であろうとなかろうと・・・小野先生はそれを自分に教えてくれた言葉ではなく態度で・・・さて年末にあたりこの1年、この塾を支えていただいた保護者の皆様、生徒たち7人の先生方、事務の方に心から感謝したい。そして塾の照明をすべてLEDにしていただいた元生徒のO社長にも感謝したい。人は肝に銘じていなければ大切なことを忘れてしまう動物である・・・
2023.12.31
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先々週、不覚にも不肖、高橋、A型インフルエンザに罹りダウンした・・・悪寒が走り、家につき、そのままぶっ倒れ30時間以上も飲まず食わず眠り続けた・・・疲れがだいぶたまっていたようだ先生方、特に事務の今井さんにはだいぶ迷惑をかけてしまった。金曜日の午後、少し良くなり、色々頼みたいことがあったので塾に電話をすると事務の今井さんにもうつしたようで彼女は土、日、月、火、水と寝込んでしまった・・・彼女が休むと塾はほとんど機能しない塾というのは講師だけでは成り立たない保護者への対応や生徒への連絡もろもろの事務の支えがあって初めて我々、講師は授業のみに専念できるのである・・・今回はこのことを痛感させられた。倒れている間に高3のO子が指定校推薦で埼玉医大の看護学部に決まって親子でご挨拶に来てくれたようだが会えなかった今日、再びお越しいただいて「塾長、インフルエンザ治りました?無理しているから、十分体を癒さないと・・・」と現役の看護師であるO子のお母さんから見舞いの言葉とお菓子をいただいたさて、今年も残すところあと半月少しばかり、節制して体調を整えて、冬期講習に挑むことになるのだがまだまだ自分たち講師も生徒たちも努力し続けていかないとみなで「新しい景色」を見ることはできない・・・
2023.12.12
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中学3年生の期末試験が終わりそろそろ「やるときは、やりまっせ」ということで、県立トップ高を目指す生徒対象に数学の特訓クラスが始まった。ご承知のように県立トップ高は他の公立高校の英語・数学の問題とは違い一部、選択問題となっている。特に数学は非常にてこずるのである・・・先々週に行った中学3年生の面談で保護者や生徒の要望を聞き先週から始まった。英語は英検2級、準2級を持っている生徒ばかりなのでそれほど心配はしていないが数学の対策が必要となってくる【数学特別授業】さて、今日、通信制の高3のT君から相談がありG-MARCHを来春受けたいとのことであるやっと、Tに「その時」が来たのかと思うと考え深い…人にも植物にもその時がある…
2023.11.28
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久しぶりに夢を見た生徒を連れた旅行の帰り一部の生徒たちが言うのには予定していた駅で降りると家が遠くなるので次の見知らぬ駅で降りたいという彼らだけを降ろすわけにはいかないと思い自分も降りたそして見知らぬ駅から伸びている3本の道の一つを指しこの道を行けば君たちが住んでいる街に行けるはずだからと念のために互いの携帯番号を教えあい見送ったが、それは彼らが住んでいる街への道ではなくもう50年以上も前に自分が住んでいた街に続く道だった・・・ことに気づいた時には彼らの姿はすでになかった・・・不思議な夢を見たものだ目覚めて、ふと思ったのは今でも夢の中で私と彼らは携帯で連絡を取り続けているのだろうか・・・ということであった・・・それは完結しない夢の中で永遠に連続する光景のようにも思われた・・・その夢はひどく不思議なものであった。さて、お仕事の話である今年はなぜか中学1年生が多いいつも言っていることだがこの塾は入塾時に成績制限はないそれぞれの個の限界まで伸びていけばそれでいいと思っているだから、いろいろな生徒がいるが各先生たちの努力でそれぞれが少しづつ伸びている有難いことである。中学1年生についていえば6月に1クラス8名の定員を超え夏前に2クラスとしたが基礎のクラスでは自分も教えている特にNやY君については学年順位が入塾時から30番近くも上がっている親御さんの喜んでいる顔が目に見えそうだ・・・それが私たちの唯一の寄って立つ存在理由である道は続き、分岐している・・・それが自分のとるべき道だったかどうかは誰にもわからない・・・
2023.11.06
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先週日曜日は熊谷で34回目となる高校進学相談会が開かれた34年前、塾の有志たちと始めたこの進学相談会は新聞社主催の私学フェアなどなかった当時かなり画期的なものだった…今では私学だけでなく公立高校や国立高専も参加するなくてはならないイベントになった…「継続は力なり」をつくづく考えさせられた。ところで昨日元、通信生の生徒で、卒業生のI子から連絡があり私に報告したいことがあるとのこと卒業して7年がたつ・・・たまにI子はどうしているのだろう?と思うことがあり、少しばかり心配な子であった複雑な家族問題が背景にあり情緒不安な生徒であったが根は動物好きの優しい生徒であった卒業後は動物の専門学校に進学したが、当人によれば授業の度に吐き気をもよおし学校を続けることができなかったらしいが、そこで教わった知識は今の仕事で役にたっているようだ。さて今、I子は蜘蛛のブリーダーをしているとのこと聞くとタランチュラとかはえとり蜘蛛?ダンゴムシを孵化させネットで売っているとのこと。ペットとして、いい値段で売れるらしい交換したラインの動画では烏骨鶏に芸を教え、お回りやお手などをさせていた動物に対して言葉ではなく感情でつながるというのが印象的だった・・・将来は高校時代に言っていたように保護犬をたくさん引き取り人と犬の癒しの場所としてコーヒーを出す店をやりたいと言う開店したらおれも呼んでねご祝儀包んで行くからと言うと先生、それまで生きてるかな?と言われてしまった…(笑)題名はI子の開口一番「なんとか生きてます」からそして自分も‥その日がくるまで「なんとか生きてます」より…
2023.10.27
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家族が一番小さな社会的構造なら学校や町内はそして我が塾もその次の規模の社会的構造なのだろうと思う毎日、元気にやってくる日向の匂いのする彼らは見るからに健全のように見えるしかし私から見てそのような子どもたちでさえ当たり前なことだが心の内に攻撃性や残虐性を持っている今はやりのいい方では闇が深いということになる自分が小学生の頃はトンボの尻を引きちぎりマッチ棒をさして飛ばしたものだザリガニを捕まえて自動車の往来の激しい道路におき、いつ轢かれてその身がぐちゃぐちゃになるかみんなで固唾をのんでみていた今、すれば動物愛護法?にいや昆虫、甲殻類?愛護法?に抵触しているだろう。いやもっとヤバいこともした…みんなで釘を拾いそれらを線路の上に並べ固唾をのんで列車が過ぎ去るのを待つとそれが小さな刀のようなかたちになりそれらを刺したり投げたりしながら遊んだものである…今ならニュースに載るほどの大事件かもしれない それは1960年代のやんちゃな子どもたちの普通の遊びであった町内にはいわゆる気ちがい女がいて着物から貧弱な胸をはだけだし誰彼にさらけ出していた…それでも彼女は町内のone of themtとして生き生きと生きていた…今の時代では隔離され人々の知らぬ存ぜぬのゲットーの世界で暮らしいるのだろう…これこそ、自分は非人間的であると思う…スーパーで売られる魚や肉のパックを見て私たちが生きゆくものを殺して自分の糧としていることをイメージはできない生きている実感がないのは当たり前のことであるそこに死が共存していないからである個体として安心して生存できる環境や法律を人類の生存戦略として作り出していくのだがそこに心の痛みはないいじめとはいつの時代も、どの社会にもあるが日本には村八分という掟てがある裏を返せば二分は中立を守るということである深い言葉である追伸T保護者様ご心配ありがとうございました。おかげさまで、自分でもよくわからない拙文を更新いたしましたいつもありがとうございます。
2023.10.12
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先先週の土日は通信制の修学旅行で先生や高3の生徒たちと広島に行った。穏やかな瀬戸の内海(うちうみ)に朱色の鳥居が、印象的な厳島神社は自分勝手な想像で平家の霊を守るもう少し静かな場所だと思っていたが立派な?観光地であった…翌日は原爆資料館や原爆ドームを見て午後は呉まで足を延ばして大和ミュージアムに行った10分の1の戦艦大和の巨大模型に圧倒され、零戦や人間魚雷の回転の実機を初めて見た…資料館では80年近く前のこの地が被った圧倒的な事実の前でみんなして言葉を失った…展示されたすべてのものは圧倒的なまぎれもない事実だった…そのことを私たち大人も彼らも生きている間にそれぞれが考えていくことである…この件について彼らと話し合うことはしない…鴻巣を埼玉を一歩たりとも出たことがないという生徒もいていろいろアクシデントもあったが生徒も先生たちもみな楽しかったようだ。自分が生徒に考えてもらいたいのは人の自尊心や矜持とはどんな情況にあろうとも自分のルーツを自分の生きてきた来し方を忘れないことなのだ「自己」とは残念ながら他者がいて初めてわかる鏡のようなかなり相対的なものである・・・
2023.10.05
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塾を始めた頃は梁山泊の如くで早稲田の先輩や後輩が、きら星の如くいてみな東京から通ってこの塾を手伝ってくれた中にはその後、東京外国語大学、上智大学の教授になったHやYさんもいた その一人にN君がいた彼は塾の講師として生徒にとても人気があった数学担当で、ガリ板で毎回小テストを作り生徒にさせ、成績を上げたその生徒たちも今は50台後半のいい大人になっている…卒業後は地元の広島で上級職の公務員となったまだ自分が30台始めの頃彼から結婚式の招待状をいただいた記憶ではその中に一万円が数枚入っていて貧乏な私を気遣かって広島までの交通費として入れてくれたのだと記憶している。いや、祝儀袋を受付に出したら自分宛の封筒を渡されその中に入っていたかもしれない…いずれにせよ懐の寂しい自分への配慮に彼らしいといたく感激した… あの頃、講師と塾長といってもそれほど年の変わらない彼と自分はどう生徒を教えるべきか授業の終わった遅くまでよく議論したものだ…式が終わり彼の高校時代の恩師だという方と酒場で酒を飲み夕闇の平和記念公園を歩いた…別れを告げ自分はかなり酔い広島駅から寝台特急に乗った頭の中で彼の恩師の「この公園の地面を少し掘るだけで今も人骨がたくさん出てくるのです…」という言葉が、レールのガタンガタンという音とアルコールにやられた頭のなかで反響し、「寝台特急」に乗ったのに寝つくことができずに二日酔いで揺られて帰ったことが忘れられない…こんなことを書いたのは今週末から通信生の高校3年生、先生たちと広島に修学旅行に行くからであるあれから35年以上も経つのである…
2023.09.21
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中学3年生の演習の授業ではオスカーワイルドの作品「幸せの王子」のペンギンブックス英語版をみんなで訳しているなぜ幸せの王子?なのか考えるところは生徒によって違うだろう…よい作品は答えを出さない…それを見たり読んだりするものの理解の深さによって変わってくる…それでいい私の銭湯友達?の御徒町生まれで生粋の江戸っ子?であるロシア系タタール人のサファ老人は航空会社のパンアメリカンに働いていた元エキスパートだが最近、パソコンもテレビも捨てたそうだ…人は見ているものが触れているものが、真実とは限らない…サファ老人の言葉や所作には日本人である自分でさえ日本や、日本人について教えさせられることが多い…
2023.09.13
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考えてみれば塾を始めて43年目になるというのに自分はあの頃とほとんど代わり映えしていない…自分のやっていることが「正しい」などと思うほど恥知らずでも、理想主義者でもないが自分が生徒ならこう教えてもらえればわかるこういう切り口で世界の見方を教えてくれれば理解できると思ってもらえる塾の教師でありたいと常々思って生徒と接している・・・勉強には「正解」はあるが彼らを待ち受ける人生にはいわゆる「正解」はない・・・何が正しく何が間違っているかは人の理解の深さに比例するものなのかもしれない…漱石の「草枕」の冒頭に智にはたらけば角がたつ情に棹をさせば流される意地を通せば窮屈だとかくこの世は住みにくい住みにくさが高じると、安いところへ引っ越したくなるどこへ越しても住みにくいと悟ったとき詩が生まれて、絵ができる・・・漱石はわかっていたのである…と同時にこのぼんくら頭によぎるのは一時前の缶コーヒーのCMの台詞の「このろくでもない、素晴らしき世界」・・・とはかなり的確で秀逸な深みのあるキャッチコピーである・・・
2023.09.07
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自分の来し方を考えれば自分が子供たちを選別するなんてことは到底できないし塾を初めて43年たつが唯一 それこそが自分の矜持でもある・・・いわゆるできる子だけの塾やできない子だけがあつまる塾でもなく人生色々子供も色々で教えさせていただいている。学年のトップもいれば入塾時には下から数えたほうが早い子もいるがそれぞれの個の能力の最大まで引き上げることができれば私たちは「良い仕事」をしたということになる・・・夏期講習も今日で無事終わろうとしているが自分もまあ、老体にムチ打ち、頑張ったが保護者の皆様の差し入れや他の先生方、事務の方に支えられて何とかここまで来られた・・・有難いことである。毎日元気に日向(ひなた)の匂いのする生徒たちと過ごす時間は自分にはかけがえのない時間である・・・・
2023.08.06
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この春にかけて自分が受け持つ演習の授業でラフカディオ ハーンの「耳なし芳一」や「雪女」を英語の長文練習として中学生と読んでいた彼は明治の中期に日本に特派員として来日し数々の古き伝承や民話をもとにそれらを書いたのであったそこに敗者の凄烈な美学を感じるのは自分だけであろうか?数週間前スーパーの買い物帰りに古本屋の前を何気に通りかかると小泉八雲随筆集があった言うまでもなくラフカディオ ハーンの日本名であるが店頭に出ているということはいわゆるゾッキ本だがこれも何かの縁と思い買ったのだが明治中期に外国人から見た日本ないし日本人の美しさや奥ゆかしさがよくわかる…武士もまたその既得権を奪われ廃仏毀釈の混沌の中で全てが「刷新」し恐らくは今がどのような時代であるのかなど振りかえる時間の余裕もなく西洋化していく時代の中でそれとは関係なくローカルで当時を生きていた庶民を見事に描写している…イギリス人に雇われた老元武士が、主人にあることで叱咤罵倒されそれでもお辞儀し、微笑したイギリス人はそれを見てますます怒り老武士を殴ったその瞬間、老武士は刀を抜きイギリス人の頭上で止め一瞬のうちに鞘に収め暇をいただき家で自害するくだりは考えさせられる…このイギリス人は自分の非を認め、かの武士の家族に厚く経済的な保証するのだが社会的な名誉と心のうちの名誉の違いに東洋と西洋の違いを感じてしまう幕藩体制崩壊後の武士の生きざまを考え八雲の見た日本人の卑屈ではない微笑はまだ我々日本人にあるのだろうか…そして八雲の見た往時の瀬戸内の海や日本海の美しさは到底、今を必死に生きる自分にはわかるよしもない「無常」とはこの世には不変(変わらないもの)ものなど何もないということであるが、要はきったはったの渡世の中で人もまた「無常」の一部であることを認めるのか認めないのかでその人の生き方がかわるただそれだけのことである…
2023.07.18
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先週は特別活動の一環として通信制の高校生たちとジョン ヒューストン監督の天地創造を見るご存知の方もいると思うが旧約聖書のはじめ光りありき…から神の怒りをかったアダムとイブがエデンの園を追われ人間の苦悩の一切を背負いながらもエデンの東に家族を持ちカインが生まれそして弟のアヴェルが生まれる成長した二人だったがカインは弟を殺し弟殺しの報いとして額に神から一生消えないしるしを刻印される…時は経ち、そのカインの末裔から唯一善良なノアが、選ばれ神はノアに方舟を作ることを啓示する…ここまで映画ではゆうに1時間30分近い…これからバベルの塔やソドムとゴモラの話が続くに違いないコーラもポップコーンもない教室の硬い椅子で長時間はかわいそうなのでちょうど画面にインターミッションが出たのでここでお開きにした旧約聖書は一般教養となる…さて一昨日は短時間でつまみもろくに取らず酒を飲んだものだから小田急の少し先まで行ってしまった…きっと酔いながらスマホで書いているのだがその内容は恥ずかしいものである…
2023.06.28
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月曜日は今のところ自分の受け持つ授業はないが何人かの生徒と教える約束をしていたそれが終わり酒場へと向かう…学生の頃と違い気違い水の酒を飲むことは自分には修行のようなものだ…そこで、人はアルコールを摂取することにより何を吐露しどのような言動するのかでかの人や、自分の立ち位置がわかる…いやな性格である‥今宵はかなり酔って候うなのだが、ペルソナから逃げ出したい自分がいる人はこんなもんだろう?…つまりはなにも自分は解っていない…
2023.06.26
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なぜ旬のものを食べるのかは伊達に食べているのではなく身体にいいからであろう…魚でも野菜でも旬はある…この前Maykissの堀田シェフと飲んだときすでに彼岸にいる中仙道沿いの今はなき料亭、横見屋の大将やそのならびにあった和菓子の三木屋の旦那さんを引き合いに出し俺は76だが料理人として今が旬だし、三木屋の旦那の歳までやりたいと言っていた…さて不肖、高橋、おめおめと来月69才になってしまうが、旬についてのべればとっくのとうに自分では旬は越えていると思ったがただ身体の旬と心の旬は同じではない人間は面白いものである…過日、森山良子さんの渋谷オーチャードホールでの50年リサイタル?をBSで見て久しぶりに心が揺れた…彼女こそ歌姫の総称が似合うそしてジャンルを越えた音楽への深い造詣とあの声質はユーミンやモンゴルのホーミーとどこか通じるものがあるように思う画面を通して見る彼女は旬そのものであった… そう考えてみれば自分はまだまだ旬に至ってはいない…自分が認める何者にもまだなってはいない…Don't worry I'm buzzed…
2023.06.15
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中、高校生の中間テストの結果がでてきたがかなりいい…中学1生では中学1番という生徒もいた担当の3人の先生には、ご苦労様といいたい中学1年生はこの数年の間1クラスしか募集しなかったが4月以降、入塾の希望が続き本当に久しぶりに2クラスとなったありがたいしすでに学力差がある生徒をどう教えていくかはこの塾にとり経営をこえた問題であるだからこそ細々と42年もやってこられた…有難いことである…
2023.06.05
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先週は通信生の生徒たちと菜園に行く今年は昨年の失敗を反省し高等部のS先生と農園の主のIさんの指導のもとさつまいもと里芋を植えた秋には取らぬタヌキの皮算用ではないが私たちは少なくともさつまいもと里芋で大尽になる…(笑)さて以前から酒場で知り合った若きお父さんから相談されたのだが仮にKという先生がいるとする彼女の言動は厳しく、その意図する?情熱とは逆に不登校の生徒を結果としてつくりだしていた彼女は今春、退任したそうだが40過ぎた次女に確認したところまだいるの?とあきれていた教師は自身が考えていなくとも生徒にとっては「権力」そのものでありたかだか税金で食っている公立の教師にそれも懐に退職届けを押し隠すことのない教師に子どもたちの人生を狂わす権利などない…公立の教師は公務員であり本気で生徒と勝負するなら退職届けを胸に押し隠し自身の考えを持ち生徒と対峠すればいい税金で食い親にとって大事な子どもたちを不登校にさせる権利などない…君たちはパブリック サーバントにすぎないその意味は官吏として社会を公平かつ公正にすることであるかなり酔いて候うなのだが…
2023.06.01
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夢でもし会えたらまた、教えて欲しい互いに名もなき大学生と大学院生として世界を文学を哲学を教えて欲しい…夢でもし会えたら教えてくれなくともいい…ただこんな、自分を黙って笑ってくれればいい…夢でもし会えたら素敵なことねとは人間にしかわからない感情である…まあ、少しばかり酔いで候うだが…
2023.05.18
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塾に匿名の男性から電話があり、塾を出た左手の十字路に生徒の送迎のための保護者の車が停車していて大変迷惑しているとのこと。勉強を教える前に基本的なルールを教えるべきだというご指摘には一理も二理もあるー初めはかなりお怒りの様子あったが話すうちに、なかなかに良い人であった早速、保護者には月曜日にお手紙をだすが、保護者の我が子への気持ちも考えその文面をどう書くか少し考えなくてはいけない塾長としてどげんかせんといけないー
2023.05.12
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すでに40年近く前中学生だったI君に今でいうAI(人工知能)やそのうち時代は手紙や手紙やはがきからe-mailに代わることを教えられそんな時代がやってくるのかと半信半疑でいたが14歳の彼のいうことは正しかった…おそらく今でいうパソコン(personal computer)のさきがけの時代であったと思う大人になり、彼の仲人もしたしその後も連絡があれば付き合っているさて、連休中やりたいことの一つに孫の空君と海君にゴム動力の飛行機を作って3人で飛ばしたいと思い老眼をかけながら、何とか2機を作った近々、風のない日に飛ばそうと思う私の家からは神宮外苑は車で15分ぐらいなので銀杏並木の下でのんびり飛ばしたいと思う…連休中、毎日近くの銭湯に行く私の銭湯友達のSさんは84歳になるロシア系タタール人である。お父さんがロシア革命の際に日本に亡命し家族は戦前から日本育ちである無知な一部の日本人よりも知識も礼儀もありそしてsence of humoreがあり人としての自戒があり、いつも話をしていて頭が下がる…彼は敬虔なイスラム教徒で酒は飲まないが自分は神道というある意味、いい加減な?冠婚葬祭用儀式のみのものであるのでいい酒と少しばかり肴があれば世の中の憂さを忘れることができる…今のところ私の連休はこんなものである…
2023.05.03
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あの人は器量が狭いとか広いとか言う考えてもみれば文字通り人の器(うつわ)の大きさであるそれは分(ぶん)とにている分を知る…とはこの時代にあっては死語かもしれないが人のもって生まれたものゆえ教育ではいかんともしがたい…人は自分の器量を知り分を知る必要がある…さて題名のアメリカの詩人フロストの有名な詩The Road Not Takenはこの歳になるとある後悔とともに自分の器量と分を考えさせられる詩である歩まなかったもう1つの道は、自分のすべての始まりだったのかもしれない …その道を選んだとしたらすべては違っていたのかもしれない…とも思うが、日向の匂いのする生徒たちと日々、勉強していると踏みしめられた道を選らばなかったあの時の自分が今となれば、少しばかり眩しい…
2023.04.19
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昨日、卒塾した生徒たちには入試結果の報告を郵送したので今日このブログで発表するが高校3年生5名の進学先は埼玉大学(教育学部)1名東京学芸大学(教育学部)1名慶応大学(商学部)1名明治大学(政治経済学部)1名県立熊谷高等看護学院1名他、合格大学は明治大学4名立教大学1名学習院大学3名芝浦工業大学1名成蹊大学1名中学3年生の進学先は不動岡高校2名上尾高校1名伊奈学園総合高校1名松山高校2名松山女子高校1名桶川高校1名鴻巣高校2名上尾南高校1名東京農大三高校4名星野高校1名であった。大学受験では早稲田の壁は高く明治に進学した生徒が1人高校受験では川口市立高校と上尾高校を受験した生徒が2名不合格であったが2人とも東京農大三高校に進学したこれですべてが終わった・・・生徒の皆さん保護者の皆さまこの塾の先生たちには心からお疲れさまでしたとねぎらいと感謝の意を表したい・・・
2023.04.04
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意外なことだが、塾の先生というのは「正統」が多い…自分などは異端中の異端に属するが自分の中では「正統」を目指している…なにが正統でなにが異端かを決めるものは生きていくことの「意味」であり人としてどうこの現実と向き合っていくのか?ということにつきるたかだか塾なのだが知識とはそこにコミットする以外何のための知識かと思う今宵、自分の教えた通信生のS君がこの春、鴻巣準看護学校を出て尊敬している北鴻巣クリニックの井上院長のところに就職がきまり3人で飲む…私は死ぬまで異端でありたいし「正統」を意識し続けたい…今宵、おお酔っぱらいなのだ。
2023.04.03
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春の風が吹いていた塾舎のモクレンの花は或るあたたかい日にほっこりと咲き風の冷たい夜に散っていった・・・そして高3生の5名と中3生の16名のすべての進学先も決まり塾に来た生徒には一人ひとりに別れを告げ、激励したコロナ禍の3年間、マスクを取ることもなく互いの顔の表情もわからなかったが、最後の食事会ではマスクから解放されワイワイ、ガヤガヤと楽しい時を過ごした。さて、この塾の卒塾生で、I君の保護者でもあるO君が塾の教室、廊下、トイレに蛍光灯からLEDにすべて替えてくれた昨年の夏は3階の屋根裏の換気扇、エアコンを取り付けていただきすこぶる快適的に勉強ができるようになったが今回は塾がとても明るくなった本当にありがたいと思う・・・マスクや健康飲料やリポビタンdを差し入れてくれる保護者もいるそんな保護者の気持ちに報いるためにも今年も頑張らなくてはならない・・・3階の個別指導室 天井のLEDに注目2階の教室 天井のLEDに注目3階の自習室 天井のLEDに注目1階の事務室 天井のLEDに注目 画像中央はまだ片づけてないひな人形
2023.03.28
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先週の土曜日のMaykissでの講師、生徒たちの2時間あまりの会食は楽しいものであった…残念ながら中学生のうち心配していた2名が落ち、私立に行くことになったがその私立は進学校で、若いが、教育者として自分が尊敬するK校長がいる高校であるので安心である今日、心配していた高3のN男が東京学芸大学に合格したあとはN男の早稲田の補欠合格待ちとなる…彼の結果が出て表題の「これにて一件落着」となる…その頃には塾舎の前の木蓮が春の饗宴の、一役者として咲き誇っていることだろう…
2023.03.06
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さて、今週金曜日は公立高校の合格発表がある自分の中で心配な生徒が何人かいるが、中でも倍率が2倍となったある高校を受験したS子が心配である…1月最後の面談の際、2つの高校のどちらを受験すべきか母親に相談されたがS子はより倍率と学力の高い高校を選んだのである失礼だが、こんな小さな身体のどこに、そんな強い意志が宿っているのかと、感心したが結果はどうであれ当人が決断し、その結果を自らが納得する…ことはこれからの彼女の生き方に大切なことであろう…高3生の方はM男が推薦で埼玉大学に受かりK男とN男はいわゆるG-MARCHに受かりさらにK男が慶応も受かり早稲田を受験した N男と2人の結果待ちであるそして3月初旬T男が東京の国立大をうけるN男以外はみな、中学生からいた生徒であるK男の父はこの塾出身でもある…文字通り、有難いことである土曜日には結果はどうであれ、Maykissを借りきり講師たちと生徒30名で食事会をする彼らのこの1年間の頑張りに少しだけであるが、塾長として報いたい…そして彼ら彼女らもそれぞれの春を享受してもらいたい…彼らとの別離の前に自分の好きな俳人である山口誓子の句を送ります「君も旅人、我も旅人、行く春を惜しむ」
2023.02.28
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黒沢明の監督の名作「生きる」は癌におかされた初老の公務員が初めて一人の人間として行政の縦社会の中で立ち上がり小さな公園を作り自らは癌におかされ死んでいく話だったと記憶するが今考えるにこの題名は深い-…人にとって、生きるということはただ肉体的に存命すればいい訳ではなく誰かのために人は生きるということを教えてくれるおそらくそのことこそが生きるということであろう…自分は神道だが仏教的に言えば生かされているということであろう自らの意志で生きると言うのはこの歳になると少し恥ずかしい…今はいないI先生に若き頃教えていただいたウィリアム ワーズワースの詩集青春の輝きを思いだしながら-…
2023.02.16
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高3生たちの大学受験が始まり、 自習室に来る彼らの顔つきが変わってきた…今は塾の授業はなく3階の自習室から1階にある事務室を何度も往復しひたすら赤本をコピーし問題を解いている中3生も今月の22日の公立高校受験に向け高校生に交じってよく勉強している正しき塾の姿?である…昨日は英検の合格発表が、ネットで出され中3のT男が3級を合格した…内申書に反映することはすでにないが、昨年の秋に受け数点差で不合格。同じようなレベルのM男が合格し、しょげること甚だしい…英語を指導しているU先生は「塾長、私が受検料を持ちますから1月の試験を受けさせたいと思います…」と言われ、当人に確認すると受けたいと言うのでここはやはり、義を見てせざるは勇なきなりと思い、U先生の気持ちだけありがたくいただき自分のポケットマネーを出した経緯があったので3人で喜んだ。今年の中3はU先生の指導の甲斐もあり2クラスの半分近くが準2級をもちこれで全員が3級以上に合格したことになるなかなかないことであるそして今日は受験の結果が気になっていた通信生の高3のY子の母から県立の看護学校に、合格しましたとのメールがあり担当のF先生と喜びを分かちあった… 昨夜はひさびさに時間ができたのでメイキスのならびにある大正家で一人飲むすでに80近い剣道8段だったか名誉9段だったか忘れたが店の大将に「これから化ける生徒もいるよね?」とカウンター越しに言われしっかりと、うなずいた…もう20年近く授業料はほとんど添えおきで消費税だけがあがってと事務の今井さんに言われ経営者としては失格なのかと思うが、かの大将の問いにしっかりとうなづける自分のもとで熱心に指導してくれる先生たちに感謝したい…
2023.02.07
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先日、私どもの通信制高校を卒業し、大学に進学したK子の母親からラインで連絡がある。着物を着たK子は少し、恥ずかしそうに笑っている成人式の写真であろうラインには今、元気で教職課程を勉強しているとのことその節は大変お世話になり、ありがとうございましたとの謝辞が綴られていた・・・今は進学校となっている大宮のある私立高校から事情があり、転入してきたのが昨日のように思い出される願書提出の際や試験の時は色々大変であった記憶があるが彼女の夢である教育者に向かってさらなるステージに行ってもらいたい・・・K子の状況と笑顔を見せていただきありがたいことであるとつくづく思う・・・今年もまた時の始まりも終わりも実感としてなく日々、流されゆく我が身ではあるが保護者や生徒に自分というものを気づかされることが多い・・・
2023.01.13
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確かに何のために生きるのか?という身勝手で、手前がってな自己完結の生き方より君たちはどう生きるのか?と、問いかけた方がいいのかもしれない…若い頃の自分は朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なりと本気で思っていた人生の深い意味などしらないろくでもない若造であったそんな若造をこの鴻巣で知りあった人々は子供をもつ親の気持ちを教えてくれたそして時がたち、自分も3人の娘をもつ親となり、その気持ちを痛く、切ないほど見にしみるようになる今日は冬期講習3日目高3も中3も朝から夜までよく勉強するすべては自分のためであるしかし、知識の地平に待ち受けている情と心に響く人間であって欲しいと思うのだ…知識や勉強とはそういうものである…
2022.12.29
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今日は通信生の生徒たちと年内最後の特別活動として今年の春から借りている菜園で春に植えた里芋を収穫した内心、地中の中でドッサリとその実力を示す里芋を大いに期待していたが、残念ながら思っていたほど、ドッサリではなく個体も小さかった我が塾の数学の天才であり我が通信制の農業顧問でもあり有機農業の実践者であるS先生によれば今年の気候がかなり影響しているとのこと農業とは予定調和のない作業であるバタフライ エフエクトとは教育の中にも確かにあるチョウチョの微かな羽ばたきは力学的にいつか大きな事象を作る…人間も同じことだそれを見んがため自分は生きている…
2022.12.20
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洋の東西を問わず古代、支配者が支配者足り得たのは雨を降らすことであった…逆説的に言えばいざというときに雨を降らすことのできない支配者はその座を奪われていった…そればかりか民によって死を宣告された…話は変わるがわずか11メートルの距離であるPKを外し日本のベスト8は露と消えた自分はサッカーをしていたので、11メートルはTVの画面で見るほど、遠い距離ではない高さの11メートルは高く感じるが、平面の11メートルは本当に目の前であるが、外した…40台から50台半ばまで小学校のサッカーコーチをしていたが、若い頃、自分がサッカーをしていた頃はリフティングの回数を競うこともなくイングランドやドイツのサッカーをつまり、個の強さでゲームの勝敗が決まるサッカーであるそれはフィジカルもメンタルも強いということであるがサッカーの発祥の歴史を見ればそれがホワイトカラーからではなくブルーカラー(労働者)から生まれたスポーツだということを意味しているコーチをしていたとき思ったのはこの世代はいろんなスポーツをすべきで、この世代から、サッカーに特化させる必要はない…細かいことを教え込むのではなく何故ならサッカーに限らず好きこそものの上手なれで大人から言われなくとも好きであれば人はいかようにも努力するのであるということであるだから、コーチという存在は子供たちにサッカーは楽しいということだけをミニゲームを通じ、教えることに腐心した…日本の教育は明治の初めより、教育の均等を教育の均質に見事にすり替えどこを切っても金太郎のような生徒を作り出してきたが今回のワールドカップのメンバーは違っていたが結果としては「新しい景色」を見ることが出来なかったいわゆるデュエルもインテンシティも他国にくらべ遜色はなかったがこうなるとメンタルについて考えてしまうがPKは運である深く考える必要はないのかもしれない…私たちのrain makerは雨を降らし雨を降らしたがゆえにさらに民の期待を膨らました民とはつねにある意味、残酷な一面を見せるものである…物事にはどんなに努力しても運否天賦はあるだからといって神は自らを助くるものを助くのは生きていくかぎり継続していかなければならないのだろう…今宵何か、とりとめのない文章になってしまった…
2022.12.09
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自分が、この歳になっても塾生や通信制の生徒たちに教えているのは意識の変革に他ならない-…ありがたいことに、優秀かつ熱心な先生たちのおかげで生徒一人一人が、それなりの成績をあげてはいるが自分はそれを土台にして生徒たちの意識を変えたいのだ一人一人の意識は自らの環境を変えやがて世界を変える…この世界とは意識の総体である私たちは何のために生きているのか…知識の地平に探しものを見つけに行く必要がある…
2022.12.01
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10月の終わりからずっと高校進学相談会鹿島学園通信制の個別相談中学生の三者面談等でつっぱしってきた…先週は身も心もぼろ雑巾状態であったその中でも、ありがたいことに小6のY君の若きお父さんから感謝の手紙と美味しいお菓子をいただいたり、中3のH子の母親からはリポビタンDをいただいたり気分は俳人、種田山頭火のありがたい…のただ一言であるそして、確信的不登校のS君と自分のウクレレの合奏に中3の生徒たちから過大なる拍手をいただき、寡黙なS君も認めらる快感を味わったことだろう…Jazzの題名にYou can see forever on a clear day…晴れた日には永遠が見える…曲はそうでもないのだが題名にひかれるいつも思うがこの題名には洒落ていて、どこか透明な悲しい響きがある…さて、今宵はかなり酔っぱらってしまった…熊谷の進学相談会にても
2022.11.07
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昨日は少し気になる生徒を教えたあと約束していたある高校の校長と飲んだ当然、現役の方なので自分よりも若いのだが、若くして校長という重職に就くのだから優秀かつ人間性に溢れた人である話はリベラルアーツや宗教の話終身雇用制の崩壊した現在、いわゆる名のある大学に進学する意味をそして総じて「勉強する」意味を話し合った「正解」を求める教育や社会はやはり、人を生き苦しくさせる…「いいね」に象徴される承認願望は残念ながら、教育のそれなりの帰結なのかもしれない…リベラルアーツとは自分を多様な世界へと解き放ち、より良い自分、より良い世界へと導く入口となる効率性や生産性を否定することはできないであろうが、私たちそれぞれが、別な視点を持つべきだろうそれこそが多様性を理解し他者の心の痛みを少なからず我がものとして共用することが可能になるかもしれない世界はすでに80億を超えるという人間を性善説的にとらえればきっと世界は日の出を待っているはずである…
2022.11.02
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勉強するということは知識の総量をいかに増やすかということになるのだがその知識が社会に貢献しなければ全く意味がない…若い頃はそのような考えかたがとても嫌だったすべての物事に反抗するただそれだけのために自分の存在意義を見いだし、人を否定し生きていく意味を身勝手に問う自分はそんな若者であった…しかし、考えてもみればそのスタートラインにさえ立つこともできない人びとがいる…塾とはいえそれを座視しそれをなかったことにするほどには自分は「大人」ではない…知識とは人の痛みを共有しそうである現実に少しでも抗う能動的なものであって欲しい今宵、少し酔って候うなのですが…
2022.10.20
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日々、肌寒くなるこの頃であるが生徒たちを見ているとみな、元気である。中学生の中間テストは中高一貫の公立は、別にして終わり今週は高校生の中間テスト期間となる。自分の担当する高2のO子は塾で実施した9月の英検で2級を受験したがおそらく高得点で1次試験は受かっているだろう。来年、県立看護大を目指すのだからあたり前のことである今回の中間もだいぶ繰り返しやってきたので良い結果を出してくれると思う。中学生はこれから中間テストの順位表が出るが、生徒たちと各先生たちの努力が、報われて欲しいものである…さて、20数年ぶりに大学時代の仲間2人と高田馬場で会ったすでに子育てを終え自分以外はそれなりに優雅に?暮らしているだろうと思っていたが生きている限りそうでもないようである…まだまだ、互いに人生の途上にある…追伸つつがなきや、ともがきあの頃とはずいぶん変わってしまった早稲田や周りの街並みを見ることもなく見てもしょうがない…と高田馬場のS通りにまだ存在していた思い出の赤ちょうちんで飲んだことは反骨精神、いまだ健在なりと嬉しく思った次第です。つつがなきや、ともがきもう、少し自分は自分の使命をまっとうするつもりです。
2022.10.18
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このところ中3生の顔つきや授業に向かう態度が変わってきた…昨日、T男が私に話があると言うので何かなと思ったら夏休み明けに中学校で受けた実力テストの結果を見せ夏休みにあれだけ勉強したのに試験当日から緊張してしまい、パニクって思うような結果が、だせなかったと言うことであった自分は塾長として学力としては心配してはいないただ彼は精神的には弱いのだろう…受験とは人間が初めて選別されることをまだまだ彼は知るよしもない、遠く中国の科挙試験に比ぶれば何のことはないが今まさに彼が悩んでいることは目の前の現実であるこれはどげんかせんといけない…誰しも時を戻して考えるがそれがいいかは誰にもわからないだろう…
2022.10.01
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