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2026.10.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類

そういえば、例のBLUMEN展の鼎談で、大竹さん、こんなこと言ってたなあ。
「もうすぐ小学生になろうかという頃、ぼくは新品のランドセルが嫌で嫌でたまらなかったんです。
それで、何とか古く見せたい一心で、それを壁にこすりつけたりして入学式の日までにボロボロにしてしまいましたよ。」
そんな幼い頃から、劣化してやつれたようなものへの嗜好というか、ヴィンテージ感覚みたいなものが芽生えているなんて、なんちゅうマセガキじゃー!笑

あと、若い頃、おふくろさんに作品をゴミ箱に捨てられた話もおかしかった。
「あら、あんた、これ、ゴミじゃなかったの?」って言われたらしい。 笑
大竹さん自身はゴミ箱に捨てられたものが作品に見えるようだけど、他の人は大竹さんの作品がゴミに見えるんだろうね。 笑

そんな大竹さんを吉増さんが見るとどう見えるのか。
随所で、相変わらずの吉増節が炸裂するのであるが、今回も例の「雑神」の話が飛び出した。笑
柳田國男が『石神問答』という本の中で使ったというこの「雑神」という言葉が、大竹さんとどう関係するのか?
たぶん吉増語(吉増さんの感性)に全然慣れていない人にはちんぷんかんぷんな話かもしれないけど、要は大竹さんの世界を一言で言うと「雑」だと言ってるのだと思う。
それは、「雑誌」の「雑」、「雑神」の「雑」、
「雑然」の「雑」、あるいは「雑談」の「雑」でもある。
いろんなものが並列的に存在しているって感じかな。
まあ、そのへんのニュアンスは直感的にわかってちょうだいよ、と吉増さんは暗に言っているような気がする。
もちろん、その吉増さん自身も、「雑」の人ではある。
というか、実のところ、他にもいろんな点で吉増剛造は大竹伸朗と似通っているのであーる。 笑
そのへんのことを、これからちょっとだけお話ししよう。

まず、一番大きな共通点は、お二人とも、越境的というか、ジャンル横断的な活動をされているということ。
大竹伸朗の表現形式を挙げると、絵画、スクラップブック(コラージュ)、版画、彫刻、インスタレーション、映像、絵本、音響、エッセイと、実に多彩である。
一方、吉増剛造も負けてないぞ。
本業の詩作や詩の朗読パフォーマンスの他、写真(多重露出)、映像 (「gozo Cine」)、ドローイング、打刻(銅板に文字を刻む作品) など美術の世界でも多様な作品を生み出しておられる。

そして近年は特に、視覚芸術家としての吉増剛造が世界的に脚光を浴びるようになってきた。
記憶に新しいところでは、2026年5月。
革新的なアーティストを讃えるためにイギリスで新設された、サーペンタイン × FLAG 美術財団賞
の第1回受賞者に選ばれたりしている。
これは単独のアーティストに与えられるものとしては英国内最高額(約4300万円)の現代美術賞で、副賞として、2027年にロンドンとニューヨークにて大規模な個展(巡回展)の開催が約束されているそうだ。
選考にあたったキュレーターの言葉を要約すると、やはり60年以上にわたる吉増剛造の「領域横断的な活動」が高く評価されたらしい。

ほう、なんかようわからんけど、その「領域横断的な」美術とやらをちょっとチラ見させてくれんかな、と野次馬気分のあなたは今思っているかもしれない。
そんなこともあろうかと思って、Image Jockey気分のわしが予め用意していた画像で、そろそろ一息ついてもらおうかな。
文字ばっかりじゃ、疲れるよね。 笑


New Dear Monster 2022

『盲いた黄金の庭』の表紙

これらの画像から見て取れるように、吉増剛造の表現の特徴の一つは、「重ねる」ということ。
「重層性」とか、「積層」とか、「レイヤー」といった言葉を使ってもいいと思う。
多重露出の写真は一目瞭然だが、New Dear Monster (シリーズ)の方はちょっと説明がいるかもしれない。
これは、読めないほど微小な文字で埋め尽くされた自筆の原稿用紙(内容は吉本隆明の詩など)の上にインクを垂らしたり絵の具を塗ったり、時には写真や別の紙を貼りつけたりしてできあがった、かなりユニークな類いのミクストメディアである。

ただ、ここでも、やはり大竹伸朗との類似性が浮かび上がってくる。
彼もまた、雑誌の切り抜き、チケット、写真、その他ゴミやガラクタなどいろんなものをノートやキャンバスにひたすら貼り付け、その上からさらにインクや絵の具を塗り重ねるといったプロセスを実践しているからである。

なんだか、どちらも圧倒的な物質的質感を感じさせるんだよね。
つまり、それらは断片的な個々の記憶や時間の経過みたいなものが堆積して、一つの画面の中に物質化しているような感じとでも言おうか…

ふー。
テキトーに駄弁って、やっとこのへんまで来た。
いちおう肝心なことは喋り終えた感じがする。
他にもお二人の共通点として挙げてみたいことがいくつか残ってはいるが、ガス欠でもう続ける元気がない。 笑
なので、それらをAIを使って数行にまとめることにする。
例えば、どちらも「音」や「身体性」を表現の核に置いている点。
さらには、どちらも社会によって規定された「意味のシステム」に抗う姿勢を見せている点、など。

じゃあ、またね。










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Last updated  2026.10.16 23:48:49
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