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21世紀の産業革命は、「よこマズロー」からスタートして、結果として「たてマズロー」に至る「命革業産」のパターンが増えるだろう。
それは、産業として有益な新しいモノを発明したいという動機から始まる目的意識の明確な従来のパターンとは、全く逆に、「なんとなく、ワクワクするから作ってみよう」から始まる。
この典型が、知人のホームパーティーのビデオを共有しようとして始まったyoutubeだ。
従来のエンタメ産業は、供給されるコンテンから売れるものだけを淘汰する天秤産業だった。 それは、あくまで「たて」から「よこ」へと供給される天秤だった。「よこ」は、エンタメとしての受け手の娯楽の世界である。基本的に受身であった。
ところが、youtubeは、積極的な提供者のコンテンツを「よこ」から「たて」に向けて天秤にかける仕組みだ。つまり、それが命革業産の順序なのである。
それが、最終的に「たて」において産業として成り立つのであれば、コンテンツはおろか、
「よこ」から「たて」に向けて、「産業が供給される(!)」
という逆の新しいトレンドが生まれつつあるということを意味する。
そして、それがまさに本日(日本時間)起こったのだ。
・・・歴史に残る記念日である。
以下は、ニュースの引用。
(ダウ・ジョーンズ) - 9月19日10時0分更新
WSJ-ユーチューブとワーナー・ミュージック、オンライン広告収入で協定
この合意は、年末までに実施される予定。ユーザーのビデオコンテンツを掲載しているユーチューブやそのほかのサイトが抱える著作権の難問について、ユーチューブの取り組みを示したものと言える。ユーチューブは、ユーザーが同社のサイトに掲載した著作権付きの音楽・ビデオ作品をデジタル識別する自動システムを開発している。著作権保有者がユーチューブと合意し、作品をサイトから削除しない選択をした場合、作品の脇に掲載された広告料の数パーセントをユーチューブが支払う仕組み。
ユーチューブは、このシステムをワーナー・ミュージック以外の著作権保有者にも広げていく方針だとしている。
ユーチューブのチャド・ハーレー最高経営責任者(CEO)は、「ユーザーが創造したコンテンツの力を認め、彼らにコンテンツを合法的に利用させ、それによって発生する収入の恩恵を受けるという仕組みにおいて、ワーナー・ミュージック・グループはわれわれと組む最初のメディア企業となる」と述べた。(以下、省略)
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