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和活喜さんComments
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「時価会計を即刻廃止せよ!」
金融危機の臨時対策として時価会計の継続の是非が議論となっている。
しかし、そもそも、時価会計自体が大間違いなのだと思う。
微分積分における関数と一階微分と一階積分とを一緒くたにしているからだ。
保有株式を現時点で売ったら、総額いくらになるか、が時価総額だ。
しかし、そもそも全額を売ること自体が無理であるし、もし出来たとしても暴落して実際には、決して得られない資産価値である。
合計すると時価総額となる上場企業の株式を、それを保有する企業が時価で評価し、各社の企業会計において 資産として計上すること自体がおかしいのである。
仮に1~2社が大株主として、市場でそれを利益として実現するために、いっぺんに売却しようとしたことを考えれば簡単に分かるはずだ。
全体の発行済み株式のごく一部の売買でついた価格を全体に引きなおして適用するということには、ほとんど何の根拠もないといってよいだろう。
しかも、会計決算は発表されてから保有有価証券の時価が正しく反映されるのであるから、それを反映した株価は必ず一定の時間遅れが生じる。
じつは、このことが機械的な連鎖反応となり、スパイラル的な動きをさらに加速する。
上昇するときは、加速度的に上昇するが、下降するときも加速度的に下降する。
これが、まさに現在の金融危機を加速しているのである。
企業が保有する有価証券の時価をまったく反映しない簿価評価はおかしい、という議論はあるだろう。確かにそうだ。
しかし、完全に反映してしまうのも上記のように、実際には決して実現しない価値を計上してしまうという大きな矛盾をはらんでいるのである。
適正な値は、その間のどこかにある。
それは神様しか、分からない。
それは未来を予測し、振り返って現在の位置づけを判定すること、そのものだからである。
だからこそ、企業が保有する資産価値の評価は市場評価に任せるべきなのである。
簿価評価の決算書だからといってそれだけの株式評価でなければならないというわけではない。
どの程度のプレミアムをいま乗せるかは、市場参加者がそれぞれ自己責任で判断すればよいのである。
(時価は、投資家への参考情報として公開すれば十分だ)
それこそが「市場主義」というものではないのだろうか。
ポールソンさん。
最終更新:12月11日10時39分
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