花日和

花日和

PR

×

サイド自由欄

犬夜叉、銀魂、精霊の守り人などの二次小説については コチラから
(中はブログ仕様ではありません)



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

カレンダー

カテゴリ

プロフィール

y/o/m/o/g/i

y/o/m/o/g/i

バックナンバー

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008.08.04
XML
カテゴリ: 本
梨木香歩著。1899年の土耳古。日本から留学中の村田は多国籍の下宿で生活し、遺跡を渡り歩き、旧い神々と運命に振り回されながら第一次世界大戦へと突っ込んでいく。
この話は家守綺憚に少しリンク。偶に綿貫の話題とか出ると妙に嬉しい。こういうところはオトクですね。
当たり前の如く描かれる少し不思議な現象の数々が面白い。例えば、村田の部屋には牛の陰が夜な夜な浮かび上がる。後々、村田は日本人の知人から貰った稲荷の根付の狐と喧嘩し、家鳴りが酷くなって家人達を悩ませるというのだから傑作だ。更にカトリック教祖の夫人が「一神教はこういうことが無いから良いのです」と落とす。
それから、動物も多く登場して、雰囲気を盛り上げる。目つきの悪い雌鳥や野良犬や、家の壁が大好きなロバ・・・・そして下宿先の鸚鵡は外せない。語彙は少ないものの、その使うタイミングが毎回毎回どうしようもなくジャストなのだ。一々相手にするオットーも只者ではない。
そして、人。価値観の違いに驚かされる。此処に描かれている土耳古人は大らかで気前がいい一方で守銭奴で無計画。足元を見せられない。村田もしばしばびっくりしている。信仰の考え方もそれぞれ。下宿先は更に多国籍。互いに相容れない部分もあることながらも、折り合いをつけながら生活をしていく。
途中までは異国情緒漂うほのぼのとした雰囲気なのだが、次第に政情が不安定になり、キナ臭くなっていく。そして、終盤、帰国した村田の元に届いた手紙がなんともやりきれない。人はあんなに価値観が違う者どうしでも、異国の地で一つ屋根の下で暮らせることができるのに、鸚鵡でさえ「ディスケ。ガウデーレ(楽しむことを学べ)」と諭すのに、どうして、国と国とではそれができないのだろう・・・・・。随所、随所の鸚鵡の言葉が耳に突き刺さります。


通勤途中にリスを轢きそうになりました。危ない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.08.04 23:03:21
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: