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2010.06.08
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カテゴリ: 本
森見登美彦著。ああ、いつまでも「夜は短し歩けよ乙女」だけの人じゃないんだなぁと思いました。新しいファンもつくだろうな。
ちょっとオマセで理屈っぽくってズレた少年、アオヤマ君が住む新興住宅地で突如野良ペンギンが大量発生。憧れの歯科衛生士のお姉さんが関係しているらしい。親友のウチダ君、チェスの得意なハマモトさんと謎を追っていくうちにペンギン意外にも奇妙なことが次々と・・・。
街の中をペンギンがヨチヨチと歩き回るのは微笑ましいし、お姉さんは痛快だし、アオヤマ一家は仲良しだしで、とても明るい雰囲気のスタートにも関わらず、何故か読んでいてふいに「寂しい」とか「痛々しい」という気持ちになってしまって自分でも不思議でした。
十歳の頃に見ていた世界や考えていたことを色々と思い出させられる本でした。時間や死や宇宙の概念などの何気ない会話にはっとさせられます。この子達は大人になってもそういう考え方をしていたことを覚えているといいなと思わずにはいられません。
そして、十歳だからこそのアオヤマ君のお姉さんへの想いがすごく良かったです。それと、お姉さん、アオヤマ君のこと、本当に可愛かったんだろうな。





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最終更新日  2010.06.08 22:06:12
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