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2005/09/27
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そういえばこないだ、エプソン品川アクアスタジアムに行ってきた。以前R25でも紹介され、洗練された空間でイルカをはじめとした海の生き物に癒されてはどうかという特集があったので、興味があったのだ。

最近は学校もなく遊びほうけているのでまったくもってストレスフリーな生活であり、別にあえて品川まで行って高い金を払ってまで癒される必要もないのだが、まぁ話の種にいってみることにしたのだ。

もとより私は品川が好きである。就職活動中に何度も訪れ、品川インターシティのある港南口側の洗練されたオフィス街がかなりお気に入りで、よく右手にあるイーストワンタワー1階のエクセシオールカフェでフルーツティーを飲みながら読書して癒された。

左右ともに出来て間もない美しいビルが連なり、それらの各三階部分をつなげてデッキのように歩き回れるので、寒いながらもここを散歩するだけでもまた癒され、いわば私にとって品川はすでに癒しの街だ。

そこへきて、今回は反対側にあたる高輪口の方を回ることにしたのだ。実は港南口を頻繁に歩いた私も、高輪口はほとんど歩いていない。某ガリバー証券の会社セミナーで一度訪れたくらいだ。

一応プリンスホテルがあることは知っていたが、そのプリンスホテルだと思っていた建物が実はホテルパシフィック東京だとわかったのはついこないだで、プリンスホテルはもう少し左側奥まったところに立っているのだ。それくらい疎い。

さて、今回は水族館周辺に初めて行ったのだが、これが意外とヨーロッパ風のオシャレな喫茶街みたいになっていて、さすがはプリンスホテル資本である。しかしどこかあからさま過ぎる雰囲気演出で、まあそのあたりもプリンス資本ゆえか。

そこを抜けて少し坂を上ると、水族館だ。1階にアトラクションを配し、2階が水族館なのだが、室内全体がブルーのネオンで彩られたなかなか鮮やかで好奇心を掻き立ててくれるのだ。

私にとって水族館といえば、海遊館であり、名古屋港水族館であり、鳥羽水族館である。大規模で、ちょっと時代に取り残された感じがあり、しかし悠々と泳ぐ魚は見もの。白い壁は少しひびが入り、入り口のマスコットも色あせていたりする。家族向けのイメージ。



日曜日に行ったのだが、中は比較的すいていた。そう広くはないのに高額な入場料で家族には敬遠されているのかもしれない。中はトンネル型360度海洋生物のなかなか幻想的な水槽だとか、ペンギンだとか、マンボウだとか、伊勢海老だとか、いろいろいて、自由に見て回れた。

伊勢海老を過ぎたあたりで、なにやら騒がしくなり、ポップコーンの甘い匂いが漂ってきたので何かと思えば、その先にあるプールでイルカショーをやるという。ホール上になっている会場をのぞくと、観客が百万人くらいいた。

ものすごい混みようである。座席はおろか、最後列の立ち見ですら人が多すぎて前が見えない状態だ。すいていると思ったら、みんなここに集まってイルカショーを今か今かと待っていたのだ。

イルカは立ってみざるを得なかった。










イルカ最高。




以前、若者にとってのカリスマ的存在、 高橋歩 氏が、イルカがいかにすばらしいかについて本で書いていたことがあったが、そのときそんなにすごいのかと思って一度近くで見たいと思っていた。

今回、近くで見ることはかなわなかったけど、それにしてもイルカのすばらしさを堪能できたといってよい。まず、ああいったショーを見てると、いかにイルカが賢くて友好的な動物かが本当によくわかる。

頭がよくなくてはとてもでないけどトレーナーと息の合った技は出来ないだろうし、ああした賢さをみるとイルカがわれわれと同じ哺乳類であることを実感させてくれる。イルカはサル、イヌと同様の理解力があるのだ。

そう考えると桃太郎が鬼退治に行ったときのお供が、本当にサル、イヌ、キジの三匹であったかどうかが疑わしくなる。キジは鳥類であり、なんといっても三歩歩いたらすべて忘れるニワトリと同類である。しかも運動能力的にも、大鷲ならいざ知らず、あの程度のサイズで桃太郎の役に立てまい。

そう考えると桃太郎のお供はサル、イヌ、イルカであった可能性が高い。これで頭のよい動物が揃っており、鬼退治もかなうというわけだ。話が大幅にそれたので元も戻すと、イルカは頭がよい。人間に忠実だから、いっそうかわいく見えてくる。

しかもあの愛くるしい表情や鳴き声、そしてなんといっても最大の魅力は、われわれをひきつけてやまないその洗練されたフォルムだ。プールは円形なのだが、その中を高速で回って泳ぐ芸がある。










イルカ









フェアレディZ



他にもハイジャンプやボールタッチや回転ジャンプなど、あの美しいイルカフォルムが宙を舞う華麗なショーであり、立ち見とはいえかなり満足であった。






ところが。このイルカショーが終わった後が地獄であった。ホールに収容されていたあれだけの人数が、今度はすべて一般館内に放出されるのだ。海遊館のような広い水族館ならいざ知らず、ここみたいな小さな水族館はすぐに人ごみであふれかえる。

一時的に一方通行にして、入り口の熱帯魚コーナーで立ち止まらず館内全体に人をいきわたらせる工夫をするも、絶対的に数が多いのですぐにどこもかしこも人だらけである。明らかに水族館全体の魚の数より観客の数のほうが多い。

係員は「とまらずにどんどん進んでください」といっているのだが、何度いわれてもまったく聞く耳を持たず熱帯魚に群れるバカなおばさんや家族連れが多く、さらに後ろからは人がどんどん出てくる。

進んでくださいといっても、他のマンボウとかアシカとかペンギンとかも人ばかりで何も見えないのだ。どこへいっても人ばかりで、それで進んでくれといわれても、どこに行けばいいのか。というか、














もはや、まったく癒されていない。







癒されないぞ。そういえばさっきのペンギンもなんかケンカしてたし、イワトビペンギンは奥まったところからでてこないし、マンボウの水槽にはマンボウ以外誰もいなくてマンボウ自身も壁のほうを向いて意気消沈していたし。

癒しとは程遠いではないか。あのマンボウをみているとこっちまで滅入ってくる。そんなマンボウにまで人が群がって、もうちょっと入場制限とかして入場者の快適性を確保してくれよ。

と思ったけど、今日は日曜日だし、まぁ仕方ないかも知れん。つまり、日曜は普通の、しかもちょっとせま目の家族向け水族館なのだ。そして平日のイブニングに限って、会社帰りで癒されたいビジネスマンや、幻想空間で愛をはぐくみたいカップル向けなのだ。

土日はいわば二毛作で言うところの裏作みたいなモンで、マンボウらにとっては休日だったのだ。きっと平日の午後に行けばあのマンボウも生き生きし、イワトビペンギンとかも無造作ヘアを振り乱すパフォーマンスに違いない。

そんなわけで、そうそうと水族館を後にした。まぁ、イルカが見れただけでもよしとしよう。高かったけどよしとしよう。高かったけど。高いわりに混んでて癒されなかったし、熱帯魚もみれなかったけど、ぜんぜん未練はない。特にイワトビペンギンとマンボウにはもうちょっと活躍を期待したくもなくもないが、全然未練はないのである。





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Last updated  2005/09/27 04:18:49 PM
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