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今日のまとめ第4四半期GDPは予想を少し上回った鉱工業生産は予想通りだった小売売上高も予想通りだった生産者物価の回復は製造業の活動の活発化を示唆しているGDP中国の第4四半期GDPは+7.9%でした。これはコンセンサス予想の+7.8%を少し上回りました。因みに第3四半期は+7.4%でした。鉱工業生産中国の12月の鉱工業生産は+10.0%でした。これはコンセンサス予想の+10.0%と一致しています。因みに11月も+10.0%でした。小売売上高中国の12月の小売売上高は+14.3%でした。これはコンセンサス予想の+14.3%と一致しています。因みに11月は+14.2%でした。物価1月11日に発表された12月の中国の消費者物価指数は+2.5%でした。これはコンセンサス予想の+2.3%より少し高い数字でした。因みに11月は+2.0%でした。一方、生産者物価指数は-1.9%でした。コンセンサス予想は-1.8%、11月は-2.2%でした。まとめ以上をまとめると中国経済は引き続き景気循環的(シクリカル)な回復局面にあります。今日、示した一連の経済指標は回復が弱々しいものであることを示唆しています。例年、旧正月前後の経済統計はブレやすく、次回以降の経済指標の解釈には注意を要します。それを断った上で、これまでのところは「So far, so good(まずまず)」であり、中国経済に対するスタンスを変更する必要は無いと思います。
2013年01月21日

今日のまとめ12月は輸出、輸入とも予想を上回った去年は通年ベースでは落胆すべき年だった内需へのシフトは時間のかかる取り組み貿易統計中国の12月の輸出は前年同月比+14.1%の1,992億3千万ドルでした。市場予想は+5.0%ですからそれを大幅に上回った事になります。因みに11月は+2.9%、10月は+11.6%、9月は+9.9%、8月は+2.7%でした。一方、中国の12月の輸入は前年同期比+6.0%の1,676億1,100万ドルでした。市場予想は+3.5%ですからそれを上回った事になります。因みに11月は±0%、10月は+2.4%、9月は+2.4%、8月は-2.6%でした。上のグラフからもわかる通り、今回は輸出も輸入も過去最高値を更新し、ふっきれたチャートになっています。このところ中国の貿易統計の不振が投資家の心配の種になっていたので、12月の統計はホッと胸を撫で下ろす内容だったと言えます。2012年通年でのパフォーマンスさて、2012年を通してみると輸出額は+7.9%の2兆489億ドル、輸入は+4.3%の1兆8,178億ドルとなりました。下の前年同期比のグラフでもわかる通り、2011年は輸出も輸入も+20%以上成長していたわけですから、減速感は否めません。因みに中国政府の去年の目標は、輸出と輸入を合わせた貿易総額の伸びで+10%というものですから、2012年の実績である+6.2%は、おおいに不満の残るパフォーマンスだったと言えるでしょう。中国関税当局は今年の見通しとして、去年よりやや良い状況になるだろうとコメントしています。経済の構造転換への努力は続く中国経済はこれまで貿易固定資産投資の二つのエンジンに牽引されて急成長を遂げてきました。しかし貿易の成長率が上で見たように鈍化しているので、固定資産投資をテコ入れしなければ算術的に従来のGDP成長率(+9%程度)を維持することは極めて困難になります。幸い米国の消費もそれなりに堅調であり、中国の輸出を巡る環境は安定を取り戻しつつあります。折から中国の国内経済は景気循環的(シクリカル)な上昇トレンドに入っていますので、中国株に関しては良い投資環境になっていると言えます。ただ中国経済の内需主導型経済へのシフトという構造転換は一朝一夕には実現しない、難しい課題だと思います。その意味では、引き続き注意を要すると思います。
2013年01月11日

今日のまとめブラジルでは新規輸出受注が過去21カ月で初めて増加したロシアは新規輸出受注と雇用の不調で大幅に悪化したインドの新規輸出受注は着実に拡大している中国では内需向け新規受注が堅調だったブラジルブラジルの12月の製造業購買担当者指数は51.1でした。これは11月の52.2から悪化したことを意味します。新規輸出受注が過去21カ月で初めて拡大したことが印象に残りました。仕入れコストのインフレは過去18カ月で最も速いペースでした。全般にブラジルの製造業購買担当者指数は堅調だったと評価できます。ロシアロシアの12月の製造業購買担当者指数は50.0でした。これは11月の52.2から悪化したことになります。50.0という水準は、景気が拡大も縮小もしていない中立点を指します。これで14カ月に渡った拡大局面が終わってしまったことになります。また11月の52.2からの下落幅もかなり大きかったと言えます。新規輸出受注の落ち込みは2010年10月以来で最も大幅でした。雇用も2009年8月以来、最も速いペースで落ち込みました。インドインドの12月の製造業購買担当者指数は54.7でした。因みに11月は53.7なので改善したことを意味します。新規輸出受注が着実に伸びました。購買活動も45カ月連続で拡大しました。雇用は拡大しています。一部には労働力不足が報告されており、賃金上昇圧力の増加が懸念されます。いまところ採用を増やしている企業はそれほど多くありません。停電は引き続き問題となっており受注残は増えています。仕入れコストは素材価格の上昇やルピー安を背景に12月も上昇しています。中国中国の12月の製造業購買担当者指数は51.5でした。これは11月の50.5から改善したことを意味します。生産は2011年3月以来で最も速いペースで拡大しました。新規輸出受注は若干減少しました。それでも新規受注全体は拡大しました。これは在庫取り崩しの一巡と建設プロジェクトなどの始動が関係していると思われます。購買活動は過去21カ月で最も速いペースで拡大しました。
2013年01月04日
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