2005年12月01日
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2005年9月16日


今日からADRを利用したBRICs投資について書いていきます。
次のような点に言及する予定です。

1.ADRを利用してBRICsへ投資することのメリット
2.BRICs各国の政治・経済動向ならびにそのリスク
3.各業種の動向、主要銘柄の紹介
4.BRICs投資にあたって、どうやって調べればよいか

それでは早速、本題に入りましょう。  

1. ADRを利用してBRICsへ投資することのメリット



まず、ADRが何であるかについて簡単に言及します。 ADRとはAmerican Depositary Receiptの略で、日本語では米国預託証券などと訳されます。 そう言われてもピンとこないという方は、「ADRは普通の米国株と大筋では何ら変わらない」という事だけ憶えておいていただければ十分です。 (なお、会社によってはADRではなく、ADS、つまりAmerican Depositary Sharesを発行している場合もあります。両者に基本的な差異はありません。)

もともとADRは不慣れな外国株投資をどうやって身近にするか?ということに関していろいろ工夫することによって生まれた仕組みです。今、ロシアやブラジルなどの現地市場へ行って株式を買い付ける場合を考えてみてください。この場合、それぞれの現地市場の仕組みから、現地証券会社での口座開設、為替の問題、ロシア語やポルトガル語で書かれた決算公告をどうするか等、心配の種は尽きません。
もちろん、これらの全てを自分でやらないと気が済まないと感じる「凝り性」の人もいると思います。ちょうど車好きの人がマニュアル・シフトの車を購入するようなものですね。一方、ADRを利用した投資はオートマチック車を購入するのと同じだと思えばよいでしょう。要はその車を運転して目的地に辿り着けるかどうかが問題なのですから操作は簡単なのに越したことはありません。

ADRは他の米国株同様、ドル建てで取引されます。 また、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックで取引されるADRは米国企業とほぼ同じ情報開示基準が適用されます。 このため、一般にADRを発行している企業に関する情報はADRを出していない企業より豊富で、また比較的簡便に情報収集できると言えるでしょう。 エマージング・マーケットの場合、情報の非対称性(一部の事情通だけが得をすること)のリスクが大きいのです。 ですから、ADRを発行し、米国の厳しい情報開示基準に基づいて公平にその経営内容を投資家に伝えてゆこうという心構えがある企業というのは、もうそれだけで投資価値が他の企業より高いと私は考えます。






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最終更新日  2006年01月31日 11時34分41秒


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