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2007年06月21日
第90回 中国の通信セクター(その1)
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カテゴリ未分類
第90回 中国の通信セクター(その1)
今日のまとめ
1. 中国の携帯電話市場は既に世界一
2. 普及率ではまだまだ成長余地を残している
3. 需要のスウィート・スポットにまさしくさしかかっている
4. 中国市場のMOUは高い
■世界一の携帯電話市場
携帯電話会社の株はエマージング諸国の株式に投資する際、格好の投資対象である場合が多いです。その理由は人々の可処分所得が増えたら最初に購入されるのが携帯電話だからです。中国の携帯電話利用者数は2007年4月の時点で既に4.7億人に達しています。これはもちろん世界一です。
しかし既に利用者数が世界一だから中国の携帯電話市場の成長局面は終わったと考えるのは早計です。実際、中国の携帯電話の普及率は2006年末の時点で36%に過ぎません。
■携帯電話市場の成長の段階
一般に開発途上国では国民の殆どは所得が低すぎて携帯電話を持ち歩くことは出来ません。そういう国では外国から来ているビジネスマンや政府関係者などごく限られた人が携帯電話の主な利用者です。その場合、携帯電話の料金は会社の経費で落ちるなどの特典がある場合が多く利用者は電話料金には余り頓着しません。これらの国における携帯電話会社は 比較的シンプルなネットワークを構築し、庶民の所得水準からするととても手が出ないような高値に利用料金が設定されることが通例です。アフリカなどの国の携帯電話市場はこのグループに入ります。しかし国民の所得が向上し携帯電話の普及率が25%を超えてくるあたりから利用者の大半はごく普通の市民になります。すると電話料金やハンドセットの値段が少しでも下がると利用者の数はそれに敏感に反応して急伸するのです。別の言い方をすればサービスのコストを下げることによる需要喚起のセンシティビティー(感応度)が高まるという風に言えるでしょう。この局面では大きなネットワークを既に構築し、沢山の加入者を勧誘できる立場にあるリーダー企業が最も恩恵を蒙ります。中国の携帯電話市場は今、まさしくこのスウィート・スポットにさしかかっており利用者は順調に伸びています。ところが更に携帯電話が行き渡ると値引きによる需要喚起のセンシティビティーは再び低下します。例えばアメリカの場合、既に携帯電話の普及は飽和状態に達しており、値引きしても簡単に加入者を増やすことは出来ません。
■中国の携帯電話市場の特色
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最終更新日 2007年06月22日 09時21分19秒
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