今日のまとめ
貿易統計
中国の12月の輸出は前年比+13.4%の1,747億ドルでした。因みに11月は+13.8%ですので輸出のペースは減速したことになります。実 際、輸出のペースは4カ月連続で減速しています。今回の伸び率は春節の特殊要因が働いた2011年2月を除くと2009年11月以来で最も低い伸び率でし た。
一方、12月の輸入は+11.8%の1,582億ドルでした。これは過去2年で最も低い伸び率です。因みに11月の輸入の伸び率は+22.1%、10月のそれは+28.7%でしたから今回の伸び率の低さが目立ちます。


今回の輸入の数字の伸び率が低かったことは一応注意しておく必要があると思います。言い直せば最近では初めて「ひょっとすると中国経済はハードランディングになるかも知れない」という懸念を抱かせる数字だったということです。
但し例年、春節の前後は数字がブレやすいので性急な判断は下すべきではありません。引き続き様子を見たいと思います。
物価
中国の12月の消費者物価指数は前年比+4.1%でした。これはコンセンサス予想の+4.0%より少し悪い数字でした。因みに11月は+4.2%でしたのでまだ改善基調が続いていることになります。
一方、生産者物価指数は+1.7%でした。これはコンセンサス予想の+1.7%と一致しました。因みに11月は+2.7%でした。
生産者物価指数が引き続きザックリと下がっている一方で消費者物価指数が横ばいになったのは春節を前にした特殊要因が影響している可能性もあります。
いずれにせよ基調としてインフレ懸念は次第に後退しており、金融緩和余地が拡大していると解釈して良いでしょう。
(2012年1月13日)
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