2013年03月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

今日のまとめ

  1. 輸出の強さが目を引いた
  2. その半面、輸入は弱かった
  3. 中国の内需中心型経済へのシフトは未だ起きていない
  4. 輸入の不振は将来の輸出の鈍化を示唆している

貿易

中国の2月の輸出は前年比+21.8%の8,751人民元(約1,407.4億ドル)でした。因みに1月は約1,893億ドルでした。輸出の増加率(前年同期比)は

2012年9月 +9.9%
2012年10月 +11.6%
2012年11月 +2.9%
2012年12月 +14.1%
2013年1月 +25.0%
2013年2月 +21.8%

ということになります。

一方、中国の2月の輸入は前年比-15.2%の7.789億人民元(約1,252.8億ドル)でした。因みに1月は約1,588億ドルでした。輸入の増加率(前年同期比)は

2012年9月 +2.4%
2012年10月 +2.4%
2012年11月 ±0.0%
2012年12月 +6.0%
2013年1月 +28.8%
2013年2月 -15.2%

ということになります。

中国の輸入と輸出(10億ドル、中国税関総局)

輸出は1・2月ともに強い数字でした。しかし輸入は強かった1月の反動で、弱い数字となりました。

例年、1・2月は春節の関係で数字がブレやすいです。従って1・2月を通算して、その平均で考えた方が良いと思います。それでゆくと輸出は+23.6%、輸入は+5.0%でした。つまり輸出の伸びに比べて輸入の伸びは余り良くなかったわけです。

これは二つの意味を持つと思います;

  1. 内需中心型経済へのシフトが未だ起きていない
  2. 輸入の伸びの低さは、将来の輸出の鈍化を示唆している

このところの中国から出て来る経済統計は、中国経済の景気循環的回復が踊り場に差し掛かっている事を示唆しています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年03月19日 10時47分50秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: