着付け教室の友達に誘われて、びわこホールへオペラを見にいってきました。雨だったら洋服のつもりで、今日も雨だろうと思っていたら、なんと朝からいいお天気!これは着物を着ろという天意かと思い、頑張って絽ちりめん(シルックですが)の夏着物を着て、今年の夏のために買っておいたシザールの夏草履に麻足袋をおろしました。
「ミニヨン」というのは、ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」が原作なのですが、私は子供の頃に「君よ知るや南の国」という、児童書として書き直されたものを読んでいたので、すごく懐かしく感じました。誘ってくれた友人はオペラファンで東京や海外まで見にいくくらいなのですが、この「ミニヨン」は日本での上演は50年ぶりくらいというたいへん珍しい演目ということと、びわこホール主催公演で出演者もみんな日本人だからか、4階席が3000円と非常にリーズナブルというので誘ってくれたのですが、「君よ知るや南の国」の話は知らなかったそうです。私が、「モンテ・クリスト伯」が「岩窟王」、「レ・ミゼラブル」が「ああ無常」っていうのと同じで、「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」が「君よ知るや南の国」やねん、と説明すると、よくわかってくれました。
出演者全員日本人で、料金もリーズナブルなので特別期待してなかったのですが、でも舞台装置も衣装もなかなか素晴らしかったです。日本語上演なのに日本語字幕がついていたのがちょっとびっくりでした。友人と、「字幕つけるなら原語でやってくれたらいいのにねえ」と言ってましたが、日本人に日本語でオペラを歌われると、なんかミュージカルっぽかったです。あと、それこそ小学生の頃に読んだ話なので細部までは覚えていませんが、原作は悲恋物語だったはずなのに、なぜか両思いのハッピーエンド・・・。父親とも生きてる間に再会できなかったのでは?と、うすぼんやりと記憶に残ってる話との食い違いがありました。ミニヨンの恋敵さんもあんなに性格悪くなかったはずなんだけどなあ。オペラって、救いようのない話はとことん救いようがないのに、「フランダースの犬」みたいにラストが悲惨すぎると受けないからハッピーエンドに書き換えられたのだろうか?と、原作を読んでいただけに物語の中身そのものが気になって仕方なかったのでした。もう一度、ちゃんとした大人用の原作を読み直してみようかしら。
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