PR
まず多世代の交流に関しては、ただ集まるだけではなく、「いったいそこで何をするの?」といったテーマが必要なことも痛感しました。「ただお茶をするだけなら、同じ世代で固まってしまいがちだそう。そこに交流を起こさせるモノ・テーマが重要とのこと。「そのテーマがシニア世代にまず受け入れられるもの。さらにそれが、母親世代にも受け入れらるものでないとね…」とも。さらにある女性は「60~65歳が一番、若い世代と交流しやすいと思うの。70歳になった今と、60代のときとは、少し考え方も変わってきたのよ」と。人それぞれ、感覚も違うと思いますが、ただシニアというもので、ひとくくりにもできない問題だと思いました。私も、まだ息子が小さい頃には、自分の子育てで精一杯でしたが、お子さんが小さくても、「ママのわ」や「ちよママ」など、ママの会を主宰されている方はたくさんいます。
テーマは、20代から70代までの方々が交流して とても楽しい場だった「ちよとも」の活動も参考になりそうだと感じました。
多世代交流を活性化させたいと思ったきっかけは私自身、孤独な「弧育て」経験から。1日10時間以上、母子ふたりきりで過ごすという産後3ヵ月までの母親は、実に60%。そのうち約3割は、16時間以上もふたりで過ごしているという調査結果があります。「昨日は誰ともしゃべらなかった…」という話はママ友との間でよくした会話。
高齢者の孤立化の問題もあります、独居老人や孤食など。
高齢者の課題と、子育て世代の課題の同じ部分の両者を結びつけて助け合いや交流の輪を育み、地域の活性化へつなげていこう…という取り組みは全国のさまざまな自治体でされています。今、関わっていたり、知り合いになったコミュニティ主催者の方と一緒に、シニア世代の集まりと子育て世代の集まりを毎回でなくとも、まずは時々、交流させてみたいと思います。
現在、一人っ子が増えていることから、『斜めの関係』というのが消えかけているといいます。
一人っ子同士が結婚した子どもには、いとこがいません。叔父や叔母がいないということ。「子どもにとってほどよい距離感のいわゆる『斜めの関係』の人がいない」ということになってしまっているそう。
子育てで悩んだときに、ママ同志だとどうしても解決しない問題も出てきます。そいうときに「悩まなくって大丈夫よ」「子育てってそういうものよ」というアドバイスを受けることができたら、どんなに心が軽くなっただろうかと思います。人生の先輩からアドバイスを受ける機会が減ってきてしまっている家族構成。これからの子どもたちにとって、それを地域が肩代わりすることができるコミュニティづくりができたらと思います。
私の知り合いで、最近、時々テレビでもお見掛けするようになった時代を読むのが鋭いコンサルタントの男性曰く、今後は『縁側』がキーワードになってくると思うとのこと。シェアリングのビジネスが世の中にたくさん出てきていますが、昔に良くみられた、ちょっと軒先でお話する…といった誰でも!いつでも!集うことのできる場である『縁側』的なコミュニティや場づくりができたらと思います。
将来、シニアになった私の夢は、小さなギャラリーを開いて、伝統工芸などに携わる若手の作家さんを応援する場をもうけること。そこで、お客さんや作家さんなど、お店を通して仲良くなった方と、夜に日本酒などを呑みながら語り合ったりするというもの。名古屋にあった、大好きだったクロスギャラリーが私の原点です。人と人とが「クロス」する場だった素敵なギャラリー。
人と人とが、お互いに良い刺激をうけることができるような場づくりをしていきたいです。
富士見区民間は、トーストマスターズクラブという長年勉強しているスピーチクラブで使用したことがあります。日中、友人から会議室探しがなかなか大変と聞くので、区民だけでなく、区民館なので区民の利用を優先しつつも、会議室が空いているのだったら、千代田区に会社のある企業などに区民利用よりも少し割高でシェアするシステムがあれば、空き会議室の有効活用だし、千代田区にとっても本来遊ばせていた空間で収入ができるので、いいのでは?とふと、便利な場所なのに空いている会議室を見て思いました。これこそ、シェアリングエコノミー!