2012年01月06日
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カテゴリ: 世相雑感
 オクラホマ州で大晦日の午後、18歳の母と生後3ヶ月の乳児が暮らす家に二人の強盗が押入ろうとし、射殺される事件があった。

 クリスマスに夫を癌でなくした彼女の家にふたりの男が押しかけ、ドアを激しく叩き、体当たりをしてドアを壊して押し入ろうとした。彼女は警察に電話し、どうしたらいいかを相談した。「銃が2丁あるけど強盗が入ってきたら撃っていい?」

 日本の警察だったらこういうとき何と答えるだろう。「落ち着いて!パトカーを急行させますから。むやみに発砲するとかえって危険です!」とでも答えるのではないか。

 911の電話オペレータは女性だったが、「あなた自身を守るためにできることは何でもしなさい」「許可するとは言えないいけれど、あなたの赤ちゃんを守るためにやるべきことをやりなさい」と答えた。

 強盗たちはドアを打ち破り侵入してきたので、彼女は散弾銃を発砲した。
 直後に警察が駆け付け、刃物を手にしてドアとソファの間に倒れていた容疑者の死体を確認。逃走した共犯者も逮捕した。
 検察はマッキンリーさんの行為を正当防衛とみなし、訴追はしない方針だそうだ。

 18歳の母が強盗に襲われて心細く、どうして良いか分からなかった状況は理解できる。感心するのは911のオペレータだ。119のオペレータが外国要人から電話を受けていたずら電話と判断して取り合わなかったことが問題となり、左遷されるという事案があったことは記憶に新しい。それにくらべるとアメリカの女性オペレータは相手の状況を的確に把握して最良の回答をしていると思う。









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最終更新日  2012年01月06日 15時11分36秒
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