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木魅と書いて、こだまと読む。 古聖「百年の樹には神ありて形象を現すという」 衆庵「何の妄念か」 古聖「老木は死を悟るが故に神に通ず」 衆庵「それよそれ、然らば何を以て形象を現すと為すや」 古聖「老木の形象は死相なり。神に形象無く老木また不死に通ずるが故に」 衆庵「然らば形象を現さず。現さざるを以て現すと為すが如し」
2013年01月21日
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昔々、日本に神々が降臨して住み始めた頃の話である。 神々というものは、地上で暮らすようになってからも、心は常に天上の清浄心を保っていなくては寿命を縮めてしまう。しかし地上で暮らしていると、煩わしい問題が心の余裕を奪い、ついつい汚れた心情に陥るものである。 心が汚れることを嫌った一人の神が、時々天界に帰って心を洗浄する必要を覚え、或る日、天界と地上を往来する為の梯子を作った。 梯子はどうにか天界に届いたかに見えたが、如何せん天界には梯子を掛ける堅土が無い。梯子の先端まで上り詰めても、そこから先は自力で飛ぶ他はないのである。 そのような梯子でも、まだ心が清浄な中は役に立つが、もし汚れた煩悩が清浄心を覆い隠すようにでもなれば、自力での飛行は覚束ないのだから、梯子も役立たなくなるだろう。しかしこの神には良い思案も浮かばず、とにかく一休みということになった。 疲れのせいか、いつの間にか眠り込んでいた神が、ふと目を醒ましてみると、折角作った天上への梯子が倒れていた。 神はがっかりしたが、その梯子は湾の対岸へと倒れ掛かっていたため、その後は対岸への往来道として役立てたということである。
2013年01月17日
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