Jashi's ROOM

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2009.08.25
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カテゴリ: 食べ物
福井県ではカツ丼と言えば 「ヨーロッパ軒のカツ丼」 その中身は?
意外と奥深い。それを県外の私が紐解こう。注文して蓋が開いていないが
それを開けばどういうものかがわかっているだろう。
CIMG6003.JPG

カツ丼とは、カツが適度にカットされて、ネギやタマネギと共に卵とじ
されたもの、つまり玉子丼ぶりにカツが付いているという感じなのが
全国では一般的。

ところが、福井県で「カツ丼」を注文すると想定外のものが登場する。

小振りのものが3枚ほど乗っている。これは 「ソースカツ丼」 なので
ある。ちなみに福井県の隣接県では、これに真似た「ソースカツ丼」に
キャベツの千切りがカツの下にあるものも存在するが、それは邪道である。
CIMG6004.JPG

ちなみに、 福井県民は「ソースカツ丼」が「普通のカツ丼」と思っている 。
なぜか・・・・
その前にソースカツ丼の歴史を述べなければならない(県外の自分だが)・・・・

今回は福井ではソースカツ丼がと言えば「ヨーロッパ軒」というお店の
カツ丼がメジャーである。ヨーロッパ軒の初代は、ドイツで6年間、
料理研究の留学し、帰国後、東京早稲田に「ヨーロッパ軒」という店を

歴史があるのである。
 →詳しくは 「ここ」を参照

ここで留意しなければならないことがある。「ソースカツ丼」、これは
福井県以外の地域に元祖や本家などを名のるところがあるようだが、
東京にヨーロッパ軒があった時のものが元祖 であり、それを真似たものが
福井県のヨーロッパ軒は創業者が
故郷に店を開いたのでこれぞ元祖であり本家
でもある。
 →詳しくは 「ここ」を参照

そのヨーロッパ軒は、福井県内に支店を広げるどころか「のれん分け」を
行って店を広げている。
総本店の支店は「**店」(ただし福井市周辺だと思われる)、
「のれん分け」をした店は、「**分店」 となっている。ところが、
敦賀市の店は最初の「のれん分け」で、それが一番古い戦前であり、
現在は別会社として「敦賀ヨーロッパ軒」を名乗っている。しかし、
看板上「ヨーロッパ軒」で総本店とは区別が付かないし、 敦賀市では
「**店」となっている敦賀ヨーロッパ軒の支店
なのである。
福井市周辺の「支店」と敦賀市周辺の「支店」とは別物であり、
さらに「分店」とも区別をつけないと、「味が違う」や「メニューが違う」
となるのでご注意を。

まずは食べ方なのだが、カツが少々小振りでも普通盛りでカツが3枚
乗っていると、非常に食べにくい。正しい福井県民の食べ方を伝授しよう。
(私も学生時代、福井で4年間過ごしたから、ソースカツ丼への思い
入れがあるのだ)

カツを、蓋に移す 。そして1枚ずつカツを丼の中に入れて、かじりながら
ソースの染みこんだご飯を食べる。カツがなくなれば、またカツを
丼に移動させてかじりながらご飯を食べる。これが 福井県人の正しい
食べ方?
かもしれない。
CIMG6005.JPG

ところでヨーロッパ軒のカツ丼で大盛りを注文するとどうなるだろう。
今回は写真が用意できていないが、ご飯大盛りでカツの枚数も多い。
店員は(年配のおばちゃんがほとんど)、蓋が浮いている状態になる。
それを蓋を押さえながら持ってくる。こうなると切られていないカツは
蓋に移して食べざる得ない。(知らない人は、カツとご飯を別に持って
くればいいとも思うかもしれない)

さてカツも残りが1枚、ご飯が少なくなって、ご飯にソースが染みこんだ
様子がわかるのが以下の写真
CIMG6007.JPG

ところが、今回のが特に美味しかったかというと、実はそうではなかった。
今回は「春江分店」(**分店なのでのれん分け。総本店系とは味が異なる
可能性有り。また器も白っぽい瀬戸物のようだったが、今回は黒っぽい
プラスチックの丼)、実は学生時代の総本店系の味に馴染んでいたが、自宅の
滋賀県から1時間以内でいける「敦賀ヨーロッパ軒」(戦前からののれん分けで
味が総本店や近年ののれん分け店舗とは味が違うと言われる)は滋賀県に戻って
から何回も食べに行って馴染んでいるので、味が違うように感じたように思う。
個人的には、「敦賀ヨーロッパ軒」の本店や支店の方が美味しいと思う 。

ヨーロッパ軒も、分店などでメニューや値段、そして味も異なることもあるので
それはそれで楽しんでほしい。

ps:今回食べた前日(8月22日)、敦賀市の岡山店に行ったら臨時休業、
さらに敦賀駅前店にも行ったらやはり臨時休業。「社長が亡くなったので臨時休業」
という張り紙があった。でもこれは敦賀ヨーロッパ軒の社長のことであり、福井市
周辺の店や「分店」には関係ない。

ps2:近日中に敦賀ヨーロッパ軒にも久しぶりに突入し、写真入りのレポートを
予定。

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Last updated  2011.06.21 21:01:40
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Re:福井県のカツ丼の元祖は「ヨーロッパ軒のカツ丼」(08/25)  
トロ さん
初めまして。
今日、岡山店でカツ丼大盛りを注文したところ、えらいボリュームにびっくりしました。
プラス200円でカツ4枚+ごはん超大盛りです。
蓋は垂直に立って出てきました(笑)
岡山店は敦賀でも一番ボリュームがあるとのことですが…
一度試してみてください。 (2011.11.17 18:29:39)

Re[1]:福井県のカツ丼の元祖は「ヨーロッパ軒のカツ丼」(08/25)  
jashi  さん
トロさん
>初めまして。
>今日、岡山店でカツ丼大盛りを注文したところ、えらいボリュームにびっくりしました。
>プラス200円でカツ4枚+ごはん超大盛りです。
>蓋は垂直に立って出てきました(笑)
>岡山店は敦賀でも一番ボリュームがあるとのことですが…
>一度試してみてください。

ヨーロッパ軒全体に通じることですが、大盛りを頼むと、蓋が浮いており、運んできてもらうとき蓋を押さえて持ってきてくれる(^^)。

大盛りに限らず、カツを蓋に入れて、カツをかじりながらどんぶりのソースが染みたご飯を食べる。。。。美味です。

持ち帰りとして頼むと、パックに入れてくれる。そのご飯の量が店舗で食べるより多い。特に敦賀の岡山店は多い。

敦賀のヨーロッパ軒は、戦前にのれん分けしており、味は福井市を中心とした嶺北とは味が違うのですが、私は敦賀の味が好みです。 (2011.11.17 20:57:21)

Re:福井県のカツ丼の元祖は「ヨーロッパ軒のカツ丼」(08/25)  
敦賀市在住の岡山店ファン さん
ソースカツ丼は、大正2年に高畠増太郎氏が東京の早稲田鶴巻町で販売したのが最初といわれ、その後、関東大震災により被災したため、大正13年に故郷の福井市でヨーロッパ軒を開きました。現在の福井市片町にあるヨーロッパ軒総本店です。
高畠氏の下で修行した赤阪耕二氏が昭和14年に敦賀市相生町に開いたヨーロッパ軒敦賀分店が最初の暖簾分け店で、赤阪氏はいわば高畠氏の1番弟子で、妻は高畠氏の娘さんです。昭和50年代に敦賀市内のヨーロッパ軒の看板には「福井県で2番目においしい」と書いてあり、赤阪氏の師匠に対する気持ちが滲み出ていました。その頃のヨーロッパ軒のカツ丼は、総本店も敦賀市内の店も同じ味で、ご飯には餅米が入っており、カツの大きさやソースの味も同じでした。
高畠氏は昭和52年に死去され、その後、福井市内のヨーロッパ軒のカツ丼は、総本店も含めて、創業者の味を変えていきました。現在は、福井市内の各店で味がそれぞれ違いますしご飯に餅米は入っていません。しかし、敦賀市内の各店は、赤阪耕二氏が平成21年に死去される直前まで厨房に立ち、各分店も含めて師匠の味を守ってこられたため、どの店も同じ味でした。赤阪氏の死去後は、店ごとに微妙に味が違って来ていると感じます。現在でもご飯に餅米が入り、カツの大きさやソースの味が昔のままと思うのは岡山店です。創業者の味をいつまでも守っていってほしいと願っています。







(2015.06.29 16:44:33)

Re[1]:福井県のカツ丼の元祖は「ヨーロッパ軒のカツ丼」(08/25)  
jashi  さん
敦賀市在住の岡山店ファンさん、コメントありがとうございます。

そうですが、敦賀ヨーロッパ軒でも今では店によって味が違うのですか。この記事を書いたとき、のれん分け1号の社長が亡くなられたので、敦賀の各店舗が閉店した経緯があったのですね。

岡山店は創業者の味、のれん分け1号の味を今でも引き継いでいるということですね。私の家から40分も車を走らせば行けるのでまた行きます。

職場でも敦賀から通勤している人が4名ほどいますが、このような経緯を説明してくれる人はいません。詳しいことは知らないのでしょう。

なお、焼き鳥の「秋吉」大好きです。近くの滋賀県長浜市にもありますが、雰囲気が敦賀や福井市の各店舗と比べて威勢がよくありません。あの雰囲気が大好きなのに。さらには昔駅前通りなどにあった屋台のラーメン屋、敦賀市庁近くなど店舗を構える店もありますが、あの雰囲気よかったのに、屋台は少なくなっているのは残念です。 (2015.06.29 19:38:05)

Re[2]:福井県のカツ丼の元祖は「ヨーロッパ軒のカツ丼」(08/25)  
敦賀市在住の岡山店ファン さん
jashiさん

本来ならば、赤阪耕二氏が経営されてきた敦賀ヨーロッパ軒本店(敦賀市相生町)が創業者の味を引き継いでほしいと思いますが、実際は違うようです。

福井市片町の総本店も敦賀本店も、創業者が死去され息子さんの代になると、味が変わったと思います。

まず、ご飯に含まれる餅米の含有率が減りました。現在、総本店では餅米は全く含まれていません。敦賀本店は含まれていますが、含有率が減りました。

たかが餅米と思われるかもしれませんが、ご飯のおいしさが全く違います。食べ比べれば分かります。そして、これは創業者の高畠氏の考案によるものです。

次に、カツの分量が減りました。ヨーロッパ軒のカツ丼はカツの大きさが超特大だったので、他の店のカツ丼より値段が高くても納得できたのですが、カツの分量が他の店に近づけば納得感が低下します。

この2つは、いずれも原価を安く抑えることと、女性客を意識したことが動機になったのかも知れません。また「総本店」や「敦賀本店」という看板の上にあぐらをかいてしまったのかも知れません。

ただし、以上はあくまで私個人の意見です。カツ丼の味については、ご自分の舌で確かめてください。 (2015.07.06 14:38:56)

Re[3]:福井県のカツ丼の元祖は「ヨーロッパ軒のカツ丼」(08/25)  
jashi  さん
敦賀市在住の岡山店ファンさん、いつもコメントありがとうございます。

昨日、いつも子ども行っている敦賀市五幡海水浴場の隣の海水浴場に行き、帰りに自動車の調子が悪くてだましだましで滋賀県側にいって自動車がストップ、自動車保険会社のロードサービスを呼びました。

来てもらったのが、長浜市からではなく敦賀市昭和の会社。岡山店の大盛りの話をしたら、よく知っているということをおっしゃっていました。

敦賀の話をしながら行きつけの長浜市のカーショップまで行ってもらいました。
(2015.07.21 23:29:01)

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