2022.02.15
テーマ： カメラ・・・四方山話(756)
カテゴリ： KONICA HEXANON 57mm F1.4
☆ α7S + HEXANON 57mm F1.4の巻 ☆
さてこれまた久しぶりの散歩撮になってしまいました^^;)。
今回はようやく散歩コースにも春のしるしが少しずつ見えてきたのでそんな被写体をいつものα7Sに「HEXANON 57mm F1.4」を付けて歩いてみました。
このレンズは過去にα7RIIでもオールドらしいドリーミーな描写で花を撮るのがとても楽しかったですが、α7Sでは得意の柔らかさで味のある描写を魅せてくれます。けっこうこの描写の傾向は気に入っています。
開放での柔らかさは特筆モノでまさにドリーミーなボケはオンリーワン的な描写を見せてくれますが、ちょっと絞るだけでとても精細な描写になるそのギャップにはちょっと驚きでしたねえ^^。
それではオールドの母艦がα7RIIになって以来「カメレオン・レンズ」とまで言わしめたこのレンズがα7Sで使うようになって更に「お気に入りのレンズ」となったこのレンズでの散歩撮の様子をご覧いただきます...
［ヒドリガモ］
f/5.6でこのレンズの解像感マックスの描写ではあの開放の柔らかさを思い起こすことすら困難です、カモたちの周りの草の描写などちょっとしつこいくらいに精細感が溢れていますよね^^;)。
［Windmill：テストフィールド］
こちらはいつものテストフィールドでの一枚ですが、日差しが強く開放ではSSが振り切ってしまい一段絞ってようやくマックスのSSギリギリでのもの。一段絞っただけでもこのキリッとした写りはとても気持ちよく、遠くの背景の素直なボケもなかなかです。
［Cobby］
そして近接での開放...Cobbyの目から外れた途端にこの柔らかさです。少し滲みを感じさせながらのとても柔らかな描写はいろいろ使いみちがありますね^^。
ただし背景の距離にはやはり気を使います、ドリーミーなボケは強い二線ボケを和らげてくれますが出るものは出ますので^^;)。
［ロウバイ #1］
この時「最盛期」を迎えていたロウバイです。やはりこうして枝が乱舞しているような時は開放はちょっといけません。
ROKKORのような自然な空気感を出すレンズとは言えませんが、もう少し絞り出すとなかなか良い空気感を醸し出しますよ。
［ロウバイ #2］
ボケながらも背景の臨場感を多少出したい時にはこのくらいの絞りが良いですね。適度に浮き上がったフォーカス面の空気感がとても良くなってきます。
［ロウバイ ＃3］
このレンズのままロウバイの終盤まで来てしまいました^^;)。
でもこの自然光下での＜f/2.8＞がとても落ち着いた空気感を醸していますよね。まだまだ見られる文字通り蝋細工のような花がフォーカス面に見られるまるで「蛸壺」のような姿になるんですから植物（花）の変遷って面白いですよね...そんな容姿を精細感あふれる描写で応えてくれます。
［白梅 #1］
続いては咲き出した「白梅」です。
適度な距離をおいて枝が交錯している場所でしたので、このレンズならこの絞りで背景も荒れることなく主役の一輪をしっかり押し出してくれます。
［白梅 #2：プロファイル-TR04］
この一枚も上のものと同様な条件だったんですが、背景の色がちょっと雑然としていまひとつだったので、少し前から試していたADOBEのカラープロファイル・旅行［TR04］を仕上げ前に当ててみました。
その甲斐あってスッキリとした背景になってくれました。
このカラープロファイルは「Color-Grading」を使って微調整ができてとても応用が効くのでお気に入りなんです。
［白梅 ＃3：プロファイル-TR04］
こちらも上と同様背景の混雑した色模様を［TR04］がスッキリと整理してくれた一枚です。
インフォーカスの小枝から先にある花と蕾が素敵な浮き上がりを見せてくれた＜f/2.8＞です、特別な空気感というわけではないですが面白い一枚にはもってこいのレンズでしょうかね（笑）。
［紅梅 #1］
そしていま木によっては見頃を過ぎてしまいそうな「紅梅」です...もうきれいな個体がなくなってきてます^^;)。
ですからあえて咲き出した木を選んで撮っています。
花の質感をしっかり描写してくれますし、それ以上にこのレンズだと枝の配置を選ぶ楽しみが増えそうですね。
それほど交錯はしていない状況を選ぶとしっかり描写している割に他のレンズ以上に嫌味なくストレートにその配置を楽しめる描写をしてくれる気がします...ん～、表現が難しい^^;)。
［紅梅 #2］
この一枚なんか先の表現を分かっていただけるものではないでしょうかね、光をうまく捉えてくれた前の「MC ROKKOR-PG 50mm F1.4」とはまた違った感覚で枝たちの空間描写が光るような気がします...とても気持ち良いです。
［紅梅 ＃3］
そしてこうして寄ったときの開放も味があります。シベたちのにじむような柔らかさを伴いながら色で見せる背景と合わせ素敵な空気が出来上がります...この柔らかなグラデーションはα7Sならではかなと思います。
さてしばらく付けっぱなしで歩いた「HEXANON 57mm F1.4」ですが、ROKKORとは違った柔らかさと空気でお気に入りの一本となってます。
そろそろいろいろと花が見られだしましたので、次回使う時にはまたこのレンズお得意の「ドリーミーな描写」を見られると良いなと思っています...そんなレンズの話題でした^^。
2022年2月 江川周辺ほかにて
＃α7S
＃HEXANON_57mm_F1.4
さてこれまた久しぶりの散歩撮になってしまいました^^;)。
今回はようやく散歩コースにも春のしるしが少しずつ見えてきたのでそんな被写体をいつものα7Sに「HEXANON 57mm F1.4」を付けて歩いてみました。
このレンズは過去にα7RIIでもオールドらしいドリーミーな描写で花を撮るのがとても楽しかったですが、α7Sでは得意の柔らかさで味のある描写を魅せてくれます。けっこうこの描写の傾向は気に入っています。
開放での柔らかさは特筆モノでまさにドリーミーなボケはオンリーワン的な描写を見せてくれますが、ちょっと絞るだけでとても精細な描写になるそのギャップにはちょっと驚きでしたねえ^^。
それではオールドの母艦がα7RIIになって以来「カメレオン・レンズ」とまで言わしめたこのレンズがα7Sで使うようになって更に「お気に入りのレンズ」となったこのレンズでの散歩撮の様子をご覧いただきます...
［ヒドリガモ］
f/5.6でこのレンズの解像感マックスの描写ではあの開放の柔らかさを思い起こすことすら困難です、カモたちの周りの草の描写などちょっとしつこいくらいに精細感が溢れていますよね^^;)。
［Windmill：テストフィールド］
こちらはいつものテストフィールドでの一枚ですが、日差しが強く開放ではSSが振り切ってしまい一段絞ってようやくマックスのSSギリギリでのもの。一段絞っただけでもこのキリッとした写りはとても気持ちよく、遠くの背景の素直なボケもなかなかです。
［Cobby］
そして近接での開放...Cobbyの目から外れた途端にこの柔らかさです。少し滲みを感じさせながらのとても柔らかな描写はいろいろ使いみちがありますね^^。
ただし背景の距離にはやはり気を使います、ドリーミーなボケは強い二線ボケを和らげてくれますが出るものは出ますので^^;)。
［ロウバイ #1］
この時「最盛期」を迎えていたロウバイです。やはりこうして枝が乱舞しているような時は開放はちょっといけません。
ROKKORのような自然な空気感を出すレンズとは言えませんが、もう少し絞り出すとなかなか良い空気感を醸し出しますよ。
［ロウバイ #2］
ボケながらも背景の臨場感を多少出したい時にはこのくらいの絞りが良いですね。適度に浮き上がったフォーカス面の空気感がとても良くなってきます。
［ロウバイ ＃3］
このレンズのままロウバイの終盤まで来てしまいました^^;)。
でもこの自然光下での＜f/2.8＞がとても落ち着いた空気感を醸していますよね。まだまだ見られる文字通り蝋細工のような花がフォーカス面に見られるまるで「蛸壺」のような姿になるんですから植物（花）の変遷って面白いですよね...そんな容姿を精細感あふれる描写で応えてくれます。
［白梅 #1］
続いては咲き出した「白梅」です。
適度な距離をおいて枝が交錯している場所でしたので、このレンズならこの絞りで背景も荒れることなく主役の一輪をしっかり押し出してくれます。
［白梅 #2：プロファイル-TR04］
この一枚も上のものと同様な条件だったんですが、背景の色がちょっと雑然としていまひとつだったので、少し前から試していたADOBEのカラープロファイル・旅行［TR04］を仕上げ前に当ててみました。
その甲斐あってスッキリとした背景になってくれました。
このカラープロファイルは「Color-Grading」を使って微調整ができてとても応用が効くのでお気に入りなんです。
［白梅 ＃3：プロファイル-TR04］
こちらも上と同様背景の混雑した色模様を［TR04］がスッキリと整理してくれた一枚です。
インフォーカスの小枝から先にある花と蕾が素敵な浮き上がりを見せてくれた＜f/2.8＞です、特別な空気感というわけではないですが面白い一枚にはもってこいのレンズでしょうかね（笑）。
［紅梅 #1］
そしていま木によっては見頃を過ぎてしまいそうな「紅梅」です...もうきれいな個体がなくなってきてます^^;)。
ですからあえて咲き出した木を選んで撮っています。
花の質感をしっかり描写してくれますし、それ以上にこのレンズだと枝の配置を選ぶ楽しみが増えそうですね。
それほど交錯はしていない状況を選ぶとしっかり描写している割に他のレンズ以上に嫌味なくストレートにその配置を楽しめる描写をしてくれる気がします...ん～、表現が難しい^^;)。
［紅梅 #2］
この一枚なんか先の表現を分かっていただけるものではないでしょうかね、光をうまく捉えてくれた前の「MC ROKKOR-PG 50mm F1.4」とはまた違った感覚で枝たちの空間描写が光るような気がします...とても気持ち良いです。
［紅梅 ＃3］
そしてこうして寄ったときの開放も味があります。シベたちのにじむような柔らかさを伴いながら色で見せる背景と合わせ素敵な空気が出来上がります...この柔らかなグラデーションはα7Sならではかなと思います。
さてしばらく付けっぱなしで歩いた「HEXANON 57mm F1.4」ですが、ROKKORとは違った柔らかさと空気でお気に入りの一本となってます。
そろそろいろいろと花が見られだしましたので、次回使う時にはまたこのレンズお得意の「ドリーミーな描写」を見られると良いなと思っています...そんなレンズの話題でした^^。
2022年2月 江川周辺ほかにて
＃α7S
＃HEXANON_57mm_F1.4
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2022.02.16 02:10:25 コメントを書く
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Jethrotac
趣味のカメラを通してペット（ワンコ）との何気ない日常を切り出してみたいと思っています、お付き合いください... 現在の主なカメラ：Nikon D700・Sony α7S・Sony α7IV（Nikon F3 ＆ Nikon Coolpix P7100） 《 タイトル画像：「木陰のCobby」那須高原にて》α7III + FE 35mm F1.8使用
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(14)Distagon T* 1.4/35 ZF.2
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(2)90mm F/2.8 Di III MACRO VXD（F072）
(3)SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1
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