2008 年9 月インド紀行の一端です。
サルナートは インドのウッタル・プラデーシュ州にある地名。ワーラーナシー(ベナレス)の北方約10km 。釈迦が悟りを開いた後 初めて説法を説いた地。初転法輪の地。
現在はインド政府によって整理され遺跡公園になっています。
またこの周辺からは「サールナート仏」と呼ばれる仏像が多数出土し 最高傑作と評される「初転法輪像」がサールナート考古博物館に収蔵。
仏教の四大聖地のひとつ。鹿が多くいたことから鹿野苑とも呼ばれます。
ちなみに四大聖地は
●ルンビニー・生誕所。
●ブッダガヤ ・成道(悟り)所。
●サルナート・初転法輪(初説法)所。 記述の通り。
●クシーナガラ・涅槃(入滅)所。
[ サルナートの名所]
( ダメーク・ストゥーパ ダメーク・ストゥーパ)
釈尊の初転法輪の地。
( ムルガンダ・クティ寺院 初転法輪寺)
野生司香雪が描いた壁画。
( アショカ王の石柱)
チュナール産黄灰色砂岩を研磨し 継ぎ目のない一石から成る円柱。
柱頭部は 下から蓮弁形をかたどった鐘形、次に分厚い円板、その上に動物を丸彫。柱部は縦溝がなく 先細りで 直接地中に埋めた掘立式。
( サルナート考古学博物館)
このブログを御覧の方は インドは仏教国と思われるでしょう。
たしかに仏教発祥の地ですが 5世紀から12世紀の間に衰退、13世紀初頭のイスラム教徒によるビクラマシーラ大僧院の破壊で 僧院組織は壊滅的打撃をうけ インド仏教は ベンガル地方でベンガル仏教徒とよばれる小グループが細々と命脈を保つだけとなったのです。
一説では東南アジア、東アジアに仏教が広まったのは インドで弾圧された多くの仏教関係者が避難したことが理由とされています。
インドはヒンドゥー教が最大の信徒数で 牛や猿を神聖化する習慣やカースト制度などインド社会への影響は大きいのです。 また 聖なる川、ガンジス川で身を清め 来世の存在を信じています。インドでのヒンドゥー教徒の割合は1961年に83.4%、2001年は80.5%です。
昨今 イスラム原理主義やイスラム過激派・テロ、そしてイスラム国家のパキスタンとの対立に刺激され ヒンドゥー教原理主義が登場しています。
ついでながら インド人は色黒と思われがちですが 現在のインド人は先住民のドラヴィダ人と中央アジア方面からやってきたアーリア人との混血といわれており むしろ色白なのです。とくに女性は綺麗ですよ ♪♪♪
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elsa.さん
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曲まめ子さん
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alisa.さん