フマユーン廟 ユネスコ世界遺産の文化遺産) 。
1565 年 ムガル帝国の王妃ハージ・ベグムは非運のうちに死んだ夫のために帝国で最大にして壮麗な廟をヤムナー河の近くに建設することを指示。
のちのタージ・マハル廟にも大きな影響を与えた この廟建築は ペルシア的な造形言語を基本にしながら巧みにインド化しています。
周囲の庭園もまた ペルシア的な 「チャハルバーグ (四分庭園)」の形式を最初に実現したものです。。
インドの首都で ムガル帝国の威光を最もよく伝えるモニュメントです。
時代が下って シパーヒー (セポイ)の反乱後 凋落したムガル帝国の終焉をフマユーン廟は象徴しているといえます。
帝国の最後の皇帝は この廟の中で捕らえられたのです。
この廟の建築様式は 先日紹介したタージ・マハール廟に繋がっていく訳ですが とても似ているでしょう。
(正面から見たフマーユーン廟)
(フマーユーン廟外側のアーチ)
イーワーンの凹みは二段階になっています。
(砂岩と大理石を組み合わせた上層建築)
ヒンドゥーの建築技法があらわれたチャトリや小さなミナレット(尖塔)がイーワーン上部を装飾。
(玄室となる内側ドームとフマーユーンの模棺)
最後のムガル皇帝が捕らえられたのは模棺のそばであったといわれています。
(チャハルバーグ庭園先端部分に設けられた池泉)
(フマーユーン廟の南を通過して「アラブ・サライ」へ抜ける道)
(アラブ・サライ)
アラブ人たちのための レストハウスフマーユーン廟に近接しています。
(マトゥラ・ロード のロータリー交差点に面したサブズ・ブルジ廟)
2008 年タージ・マハール廟に行った帰りに訪れました。9 月の真夏でした。もう暑いのなんのって。
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elsa.さん
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曲まめ子さん
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alisa.さん