SDM本部長の内閣府特命担当大臣（防災担当）、園部肇一（舘ひろし）が肝入りの国家防災プロジェクト工場（群馬県「坂和工場」）でガス爆発が発生。北里健二（羽場裕一）坂和自治会長が緊急記者会見で、「園部大臣が安心安全と謳っていたエネルギー（ガス）の爆発事故は人災。国を訴えます」を糾弾。その機に乗じ、将来の総理候補と目されている衆議院議員、新島元樹（伊藤英明）が、「SDMはあなた（園部）の私腹を肥やす為の組織では無いのか?　（坂和工場などからの）企業献金と政策活動費の公開を求めます」と言って園部を追い詰め、園部の後釜に座ろうと画策。「企業献金と政策活動費はパンドラの箱。公にできるわけが無い」と御子柴幹事長（佐戸井けん太）と立花藍（真矢ミキ）総務大臣。が、園部は裏金（政治献金、政策活動費）疑惑とガス爆発についての釈明記者会見で、政策活動費等の公的資金公開を発表。裏金疑惑払拭の為、公金収支を公開すると宣言。パンドラの箱が空き、こうなると他の議員もそれを公開せざるを得なくなります。公開しなければ、裏金流入を認めることになりそうです。新島の狙いは与党の顔になっている園部を追い詰めることでの解散総選挙です。新島は与党内にいながら、現在の権力構造を変えようというシナリオを描いています。

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それより先に、園部は現地、群馬に向かい、北里自治会長に訴えを取り下げるよう依頼。爆発の余波を警戒して、晴原柑九朗（山下智久）らSDMスタッフも現場に入ります。そして、爆発事故の調査。晴原は爆発事故に異状気象が絡んでいると見ています。結局、坂和工場の爆発原因は、その日に起こった放射冷却でした。放射冷却が山頂に向かうのとは逆に、冷気流が麓に向かって流れていました。あの日、坂和公民館の改装工事をしていた北里会長の息子、まさる（今井悠貴）が現場作業の終了時にガスの元栓を閉め忘れてガスが流出。それが冷たい風に乗って低地の坂和工場に到達。そこで静電気に引火してガス爆発が起きていました。まさるは、業務上過失致傷罪で刑事責任を問われることになりそうですが、冷気流と静電気の因果関係（自然現象）を晴原が解明したこともあり、まさるには情状酌量の余地ありと警察班の沢渡満（橋本じゅん）が解説。ともあれ、北里会長は園部大臣に謝罪し、坂和工場の継続を了解。

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そんな中、260万⼈以上の避難者が想定される台⾵（竜巻、大洪水等）が南鳥島近海で発生し、これが東日本を直撃する形で接近。一都四県（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県）の危機管理課と防災危機管理部の責任者を集め、晴原は避難計画を提示。が、東京都の責任者、倉田英子（映美くらら）は、予想が外れた場合、その避難に伴った多額の支出計上を都民に責められることと、SDM本部長が群馬での爆発事故問題を抱える園部大臣であることを理由に提案を保留していましたが、園部大臣の裏金疑惑の解消とガス工場爆破の真相が判明したことで、倉田英子はSDMに指揮系統を委ねることになります。医師会の有力者で政界進出を狙う前医療班統括責任者の志賀浩一郎（神保悟志）も、最終的に災害対応医師の確保に協力。経団連も経済損失を試算し晴原が提言する避難を支持。経団連に働きかけたのは新島元樹。で、執行部に反旗を翻す格好になった新島は離党。「一緒に新党を立ち上げましょう」と園部に申し入れますが、園部は党に残って仕事を全うする道を選択。

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台風が来る二日前にPRE（遠隔豪雨）が埼玉県鷹江市、尾沼市に発生。避難時の転倒などで重軽傷者多数。地下に空洞ができ、道路陥没も発生。六名の要介助者。内、心肺停止三名。

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