志 錬
『八つの必勝法』
を取り上げさせていただき第一章として綴った。
岡野功先生と言えば、東京オリンピック(1964年)中量級金メダリストであるばかりではなく、体重80kg前後の体格ながら、無差別級の全日本選手権を2度も制された偉大な方である。
今回は、第二章として、小兵の岡野功先生が身を以って体現された、『柔よく剛を制す』を取り上げさせていただきたく思う。
体の小さな者には、当然のことながら、実は、体の大きな者にも、参考になるエッセンスがたくさん盛り込まれていると考えられる内容である。
先般、北京オリンピック柔道男子100kg超級代表の 石井慧選手
が、欧州合宿出発直前の6月4日に岡野功先生直伝の「柔よく剛を制す」を学ぶため、先生の元を訪れたと報道された。
100kg超級の石井慧選手であるが、世界の大男達の中では、体重108kgと軽量選手になってしまう。
故に、岡野功先生の柔道は最高の手本となると捉えたのだと思われる。
その際、岡野功先生からは、「肩の力を抜きなさい。もっと足技を使った試合運びをしなさい。」と助言を受けたと言う。
欧州合宿に帯同した斉藤全日本男子監督は「石井は合宿中に(世界王者の)リネールと乱取をし、相手を嫌がらせていた」とコメントされていた。
また、石井慧選手自身も「岡野先生の柔道論はすごい。技や心構えなどを吸収できた。」と今回の助言の手応えを口にした。
是非とも、石井慧選手には、「岡野イズム」で金メダルを獲得して欲しいと願う。
つづく・ 其の二》
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