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両校とも県立入試と全く同じ形式の問題でした。
難易度は常総学院の方が少し高いかなと感じました。大問5の長文が長い。(長文ですからね。)そのうえ、ちょっとわかりにくい。
まず、この文章が 「The Northern Lights」 についてのお話なのですが、この「The Northern Lights」が何なのかさっぱりわからなのでは?。「northern=北の」、「lights=光」という単語の意味がわかれば、なんとかイメージはできるのでしょうが、「northern=北の」という単語は、茨城の平均的な中学生は知らないんじゃないでしょうか。
「Northern Lights」は北極光、つまりオーロラのことです。
こういうわからない単語は「Northern Lights」のまま読んでいく、そして文章全体から推測をつけることがたいせつです。高校生の模試では、どれほど勉強してもわからない単語が必ず出てきます。そのときは、推測する能力が必要です。今回、常総が和訳を付さずに「Northern Lights」という聞きなれない単語を話の中心として出してきたのも、そのあたりの能力を試したいということもあったのではないかと勝手に推測します。
話の筋としては、よくある県立入試のパターンです。
もともとオーロラに強い興味のあったリク君(男の子)、そしてオーロラなんかに全く興味がなくて、そんなもの見に行くのが嫌で嫌でたまらなかったアイリちゃん(女の子)。 話が進むうちにアイリちゃんが改心して「オーロラって素晴らしいわあ。」となる流れです。 この類の話で県立入試では アイリちゃんがオーロラに興味を持てないままに話が終わるというパターンは見たことがありません。
3年前に塾生が早大学院(早稲田大学の付属高校)を受験したのですが、過去問をやってみると「えっ、そっちへ話が流れるのかよ」という予想外の展開の問題が多く非常に戸惑っていました。ときには県立入試でも、そういう意外な話の流も見てみたいと思います。
『水戸黄門』も後期は印籠が出て必ず善は救われるという話でした。しかし、初期の頃は(東野英治郎版では)必ずしも善が救われない話もあり、それがなんともいえない陰影をドラマにつけていたものです。
またまた、おかしな方向に話が流れてしまいました。
大問3の語順正誤「something important」できたでしょうか。「important something」という間違いを誘ってきてます。きちんと勉強していた人は難なくできるのでしょうが、正解率は低いでしょう。
以前の常総であれば、ここに不定詞を加えて「something important to do」のような問題を出していたのではないでしょうか。
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