進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

2021年12月21日
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カテゴリ: その他
​​​ <お休み> ​​ ​​
​12月21日(火)と12月23日(木)は教室がお休みとなります​ 。中3生はご注意ください。
また、お電話も通じませんので、中1・2生やお問い合わせの方はご了承ください。

私としては、ここが年度内最後の休日となります。自宅で入試問題の研究と読書(新書3冊と学術書1冊)を行います。12/23を終えると、おそらく来年の3月下旬まで休みがなくなるので、ここで出来るだけ入試問題研究と自主勉強を行いたいと考えております。


​<生産性の話>​
日本は生産性が低いと言われます。各種データによると、労働生産性、簡単に言えば仕事の効率のことですが、先進国の中では最低と言われています。 要するに、ある一定の金額を稼ぐためにかけている時間が、日本は他の先進国よりも極端に多いということです。


​受験生に喩えるならば、 ある一定の偏差値や点数を上げるためにかかる時間が他の受験生よりも多いということ です。​

そこで、もっと生産性を上げようということで、最近のビジネスの世界では、「時短」だとか「完全週休2日制」だとか「定時で帰る」とか「残業ゼロ」とか言い出されてきたわけです。ところが、そうした結果の部分だけ替えても、肝心な中身(すなわち仕事能力)が変わっていないがゆえに、生産性(つまり能力)が低いまま単に労働時間だけを削っていることになり、その結果、日本のGDPはますます下がっていき、国は貧しくなっていきます。
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ハッキリ言ってしまうと、生産性が低いのならば、朝早くから仕事を初めて、遅くまで残業して仕事を終えるしかありません。 能力の低い人には、時間延長しか手がない のです。 定時に仕事を始めて定時で帰宅するなんていうのは生産性のある優秀な人だけができる特権 です。​​


こんなことは当たり前のことであり、ところが最近の日本では、残業や働き過ぎが良くないだの、働き方改革だの、尤もらしい言葉が幅をきかせ、人の何倍も努力するということが嘲笑される空気感すら漂っています。
​受験という分野においても、「効率の良い勉強法」だとか「志望校への最短距離」なんて言葉が塾のHPや広告に溢れています。家庭内でも、お父さんお母さんが、一生懸命勉強している子供に対し、「俺の受験生のころは短時間で集中してやっていた」「人の集中力は90分しか持たないんだから、長時間勉強しても意味がない」なんて言い出す人が出てくる始末。 (基本的に、親が自分の経験則をもとに過干渉をし始めたら、その子の受験は「終わりの始まり」に足を突っ込んでいます)



​しかし、そういう「短時間で結果を出す」というのは、その人が優秀で生産性の高い人だから出来たわけであり、 ​​ そうでない人は人の何倍も勉強や仕事をし、時間をかけて、やっと人並みの勉強量や仕事量に追いつくしかない ​​ のです。​

もちろん、生産性が低いにもかかわらず、定時に仕事を始めて定時に帰宅するという選択肢を採るならば、それはそれです。一つの生き方だとは思います。その代わり、一般に高年収と言われる年収1000万という待遇は諦めなければならないでしょう。
それと同じに、生産性の低い受験生が短時間で勉強を済ませる場合、それは本人の自由ですが、そのかわり志望校は下げねばならないのです。

皆さんが目指している上位校や自校作成校や私立難関校は、年収でいえば1000万というレベルに該当します。
年収1000万は日本の上位5%、サラリーマンに絞ると上位3%程度ですが、都立自校作成(日比谷、西、国立、立川、青山、戸山、八王子東、新宿、国分寺)に合格する子と早慶MARCHに合格する子も、だいたい都内中学生の上位5%程度の割合です。 みなさんが目指している学校は、サラリーマンで言えば年収1000万に相当するわけです。

生産性の低い人が、もし仮に年収1000万を目指すなら、残業して毎日15時間働いて人並み以上の仕事をして出世・昇級し、さらに週末に副業をして収入を増やし、その上投資の勉強までしてお金にも働いてもらう。ここまでしてやっと1000万です。


中3生のみなさんも、生産性が低いならこのくらい徹底してやらないとダメです。

「生産性の高い人なら2,3回繰り返せば覚えられる内容が、自分がやると7回~10回くらい繰り返さないと覚えられないんです」というのなら、だったらやっぱり7~10回繰り返さないとダメです。そんなことは当たり前のことであり、この世の摂理です。それ以外に方法はないのです。 無駄な時間をどれだけ使ったかによって成否は決まる のです。

中3Aクラス。本日の小テストも相も変わらず満点が取れていない子が多かったです。
要するに反復が足りていないのです。たった英文8個を覚えられない。しかも1週間も期間を与えているにもかかわらず・・・。 もう少し時間をかけてください。それしか方法はありません。

時間がないなら、一日の中で削れる部分を探してください。
いまだにユーチューブを見ている、tiktokを見ている、ツイッターをやっている、友達とラインをやっている、漫画を見ている、音楽を聴いている、テレビを見ている・・・という人がいますが、そういう時間を削ってください。ユーチューブ1本見ている間に、英文暗記なんてできます。音楽1曲聞いている間に、数学の問題1題復習できます。


また、自宅で勉強する際にコーヒーなど利尿作用の強いものを飲んでいる人もいるでしょう。 それにより毎日10回近くトイレに行く人もいるかもしれません。
たとえば、冬休み中、一日12時間勉強するとして、その間に10回トイレに行くと、(移動時間や手を洗う時間も含め)1回4分として一日40分もトイレに行くことになります。
一日3回トイレに行く人に比べると7回分も多いですから、30分近く無駄にしていることになります。

体質的にトイレが近い人は仕方ないのですが、コーヒーや栄養剤など利尿作用に強いものを飲んで人為的要因でトイレが近くなっている人は、飲み物から改善する必要があります。
そこまでストイックになり、最後の冬休みを駆け抜けないと、みなさんは大逆転を演じることはできません。


12月段階で偏差値55前後。
そこから自校作成やMARCHに合格するためには、半端な覚悟と勉強量では無理です。
ここがラストチャンスです。


正直、今年の中3Aクラスは史上最悪レベルでマズい状況です。
私もどうしていいのか一瞬迷いました。志望校を下げた方がいいのかと。

「志望校を下げて、進学した高校で、次の大学受験でまた頑張ればいいじゃないか」
そんな風に考えた人も皆さんの中にいるかもしれません。

しかし、今を戦うことが出来ない人に次のステージで戦う資格はないのです。いま目の前のことから逃げ出すと、きっと次のステージでも逃げることになります。


幸い、みなさんの作文を見ていると、決して頭が悪いわけではない。
むしろ素晴らしい才能を持っている子が多いようにも思えます。
少しのきっかけで潮目が変わる可能性も秘めています。
だったら
​最後に、本当に最後に、みなさんの中に眠っている可能性にかけてみたいと私は勝手に思いました。だからそうします。

あとは皆さん自身がどうするかです。

※なお、テクニカル面の話をするならば、現状の皆さんは、あとは過去問演習を増やせばドンドン上がる段階まで来ています。おそらく他の塾に通っている子たちよりも1回の過去問演習で伸びる量は多いはずです。そうなるように一年間進めてきました。みなさんは気づいていないでしょうが。 ←先週覚えた倒置法を使ってみたよ





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最終更新日  2021年12月21日 03時46分39秒


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 ↑  塾の考え方は、上記「Freepage List」をご覧になってください。


「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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