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2007.06.02
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カテゴリ: 理科授業実践から
「オクラをそだてよう~その6」のリフレクションのつづきのつづきである。

○子どもの言葉を大切にしない私

 今回、授業の中で「ぼくのホウセンカは、子葉が1枚しかない」「食べられたんじゃないの?」「えっ、食べられないよ」「子葉は落ちたかもしれない」というグループでの会話を、他の子どもたちに紹介した。そのときの「紹介の仕方」を鹿毛雅治先生(慶応義塾大学)に指摘される。はじめは、「どんな話し合いをしていたのか、他のみんなにも紹介して」と、そのグループの子どもたちに促したのだが、なかなか上手く(大きな声で)発表することができなかった。そこで、代わりに私が紹介してしまったのである。そのときは「子葉ない」オクラやホウセンカがあることを他の子どもに知らせればよいしか思っていなかった。しかし、前回のblogで書いたように「子葉が1個しかない」といった子どもには、その子どもなりの自分のホウセンカに対する思いがある。その思いも他の子どもたちに伝えなければならないのである。つまり、その子どもの言葉でなければ、その思いは伝わらないのである。「上手く」発表できない子どもの代わりに紹介してしまった私。子どもの、子ども自身の言葉を、これまで全く大切にしていなかったのである・・・。

○「板書が少ない」ということ

 授業後、鹿毛先生から「板書が少ない」ことも指摘される。たしかに、3年生を担任するようになってから、極端に板書しなくなった。どうして板書しないのかと問われると、板書は「まとめる」ためにするものという意識が強いことが明らかになってくる。オクラやホウセンカを観察する中で、「まとめ」なければならないことは、そう多くない。オクラとホウセンカを育てる中で、いろいろなことに子どもたちは気づくが、その多くは単元の目標から考えると「プラスα」なのである。一人一人が育てている個体によっても違いがある。つまり、「まとめる」必要がないのである。「まとめる」必要がないから書かない。しかし、鹿毛先生は板書は「『学び』を可視化するためのツール」になると話された。また、加えて次のように話された。「そのときは(教師が)理解できない発言でも、黒板に書いておくことによって、後から理解できることがある。グループ活動を見まわっているときに、ふと黒板を見て『そういうことを考えていたのか』と分かることがある。」黒板を使う目的が全く違うのである。よく考えれば、その通りである。「思いがけない発言」に価値があるといいながら、その発言を板書しないというのはおかしなことである。それら発言よりも、これまでやってきた「まとめ」の方が、私にとって重要だったのである。板書に対する考え方を一から見直さなければならない。

今回、たまたま鹿毛先生に授業を見ていただくことができた。ただ、授業後に話ができたのは10分ほど。しかし、これほど多くのことを振り返り、これまでの自分の授業(授業観)を見直すことができた。やはり、授業を振り返るとき、「プロンプター(語りの促進者・聞き役として授業の振り返りを支援する役割を担った人)」の役目が大きい。





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最終更新日  2007.06.26 21:42:54
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