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2016年11月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
父の話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html


姉の義父は10年以上前に突然の事故で亡くなりましたが、私は段々弱っていく親の姿を見ながら、事故で突然亡くなってしまうことのどちらが遺族にとっては良いのだろうかと考えていました。姉は「どちらも辛い」と言いました。母は「生きていてくれるだけで良い」と言いました。

こちらの問いかけにはかろうじて反応があるものの、父が時折喉が詰まって苦しそうな顔をするのを見る度に、私は「安楽死という選択肢があれば・・・。早く父を楽にしてやりたい」と思っていました。一方、生きている母のために、父には生きていて貰わねば困るという思いもありました。

結局転院から3日後には、父はナースセンターから最も近い要看護の部屋に移され、鼻からチューブで酸素吸入を受けることになりました。酸素を吸入すると見た目は血色も良くなって顔に赤みがかかり、手も随分と温かくなりました。ただ父が半昏睡状態にある感じには変わりありませんでした。

しかしそれは後々わかったことですが、酸素の影響ではなく、単に発熱の結果であったようです。父は39度の高熱を発し、抗生物質を点滴されました。

熱は引いたものの、遂には「あー」という返事すらできなくなった様子。声帯がもうダメになったような感じでした。いつも口が開きっぱなしでいびきのような呼吸を繰り返していたせいでしょう。呼びかけると目は開きます。

母は「お父さん、何か返事して」と呼びかけるけれど、父はどうすることもできません。何か反応しようとする素振りはあるけれども、それが呼吸のリズムを乱して疸が絡んだように咳き込み、苦悶に歪めます。私は「もういいよ。父ちゃんを楽にしてやらんけ」と言うと、母は諦めたように肩を落としました。(つづく)





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Last updated  2016年11月27日 09時55分00秒
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