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2016年12月21日
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それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ただ19600円手前まで買い進まれたところで買いが一巡し、そこからは為替が円安方向に進んでも反応無く。中国人民元基準値が元安方向で決まったことで、円高に振れたことも重石になって利益確定売りが上値を抑えました。後場の日銀ETF買いを誘うようにTOPIXはギリギリマイナス転換に。

後場はそんなETF買い期待感もあり、円高が進む中でも少し値を戻す展開。ただその後は力尽きたように値を消して一転マイナス転換となっています。13時半現在の売買高は13億株台と、昨日よりは膨らんでいます。


投資判断は「やや売り」。内心外国人がこれだけガシガシ買ってきているのを見ると、弱気の立場には迷いが生じます。繰り返しますが需給やチャートだけを割切ってみれば、極めて良い状態ですからね。確かに元々裁定残もカラカラでしたし、外国人も大統領選挙前までにバンバン売ってきていましたから、もうとにかく売り玉が無かった→後は上がるだけだった、という需給の良さはわかります。

日米欧の政策金利発表も終わり、年内の重要なイベントは一通り一巡しました。それにしても今回のトランプ大統領誕生以後の相場は中央銀行→中央政府への主導権奪還だったとも言えます。

つまりもうFRBが緩和だなんだといって株価が上げ下げする時代は終わり、政府の政策が株価に影響する時代になった、と。というより、それが本来本道ですが。日本も早く日銀頼みの株高を脱却してもらいたいものです(ただし今は米国頼みになっていますが)。

その政治リスクに関しては、少なくとも今はまだオバマ政権下ですから、本格的なな売り要因になり辛いとも言えます。アメリカのトレーダーもクリスマスまではこのまま静観でしょうし。

ただ09年6月から始まったアメリカの景気回復もこれでかれこれ7年半を迎え、かなり長い期間となっています。いつ景気後退が突然やってきてもおかしくありません。

しかし失業率もなんだかんだで低下は続けており、株価も最高値、世界的にも好景気な国なのに、他国窮乏策を前提に一段と無茶しようというのが共和党の施策ですから、本当に景気後退が始まった時にどういう手が残っているのか。そう考えると安易に追随できません。共和党と心中するよりも、なるべく守りに徹したポジションでいく、というのが今の見立てです。

強い理由がわからずとも途中までは「踊らにゃそんそん」でついて行くのが確かに効果的かも知れませんけれど、上がっている理由がわかっているのであれば、その理由が無くなった時に売れば良いというのはわかります。しかしその理由がわからない場合、一体どのタイミングで降りれば良いのか?

ここで冷静になってよくよく考えてみると、トランプ大統領は保護主義政策を採ると言っています。無論その実現度合いがどの程度になるかはわかりませんが、TPPは破棄するなどと明言しています。

であれば日本は今円安による業績改善期待に沸いていますけれど、それってかなり良いトコ取り。輸出品が売れなくなるんですから。そりゃ確かに米国現地法人の円転評価などは上がりますが、従来よりも円安の効果が減じられるのは間違いないでしょう。



逆に市場の雰囲気はドンドン強気に傾いており、それ故の危うさは徐々に危険水域に来ているのは確かです。「債券から株への資金移動のグレートローテションだ」「トランポノミクスで株高だ」と皆が信じて警戒心が無くなった頃、後ろから突然刺される、という事態だけは避けたいところ。このまま無事に済むとはとても思えませんね。

私自身はここから先の暴落リスクの大きさを考えるとこの上昇相場は捨てても良いと思っているので、ただひたすらにポジションを小さくして雌伏する、というスタンスが現状一番良いと思っています。

これでトランプ大統領決定から一ヶ月が経過しましたが、その後の日経平均のチャートを見ると「三空」×2の計六空となっています。いかに先物でガシガシ買われてきたかを示すものと言えますが、やはり逆回転した時の怖さ(買い板の薄さ)も気に掛かるところ。もっとも、アベノミクスが開始した12年11月以降、半年後のバーナンキショックに至るまで日経平均は腐るほど窓を開けて上昇していきましたが・・・。

原油に関しては注目のOPEC総会は従来見通しを上回る日量120万バレル減産合意でまとまって以降原油価格が急騰。しかし足元でこれだけ世界に自国優先主義が渦巻く中で協調できるなんて、西側諸国よりよっぽどまともな感じがしますね。まあ実際に約束が守られるかどうかは別問題ですが。

ただ、それでも何か買いたいというのであれば、足元でバリュー株(低PER、低PBR)のものが優位性のある状況が続いており、確かに低PER、低PBRのものを選んでおけば、相場がもし突然崩れたとしても被害は相対的に少ないという見方もできます。実際、地銀などの上昇が目立つのはその辺りもあるのでしょう。


セグエG(3968)、イノベーション(3970)、グレイステクロノジー(6541) 共に執筆段階では買い気配値付かずという12月最後らしい動きになっています。

この辺り東証1部が円安で大崩れしない中、安心感で値動きの良い銘柄に資金を使えるという動きがあるのだと思います。正月の餅代稼ぎにラストスパートという感じ。


【ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオの 大東建託(1878) は反落。ただまたジワジワと高値更新波動になりつつあります。圧倒的な売り長の状態が下支えする格好に。ただもしこのまま大納会高値で終わるのであれば、来年はさすがに出尽くし感が出てくると思いますが。

同じく売りポートフォリオの セイコーエプソン(6724) は反落。引き続きユーロドルが安値を更新しパリティ(1ドル=1ユーロ)の実現が現実味を帯びる中、ドル高デメリット株として魅力は小さい格好。また日経225採用候補として他にも JDI(6740) が加わってきたことで、1月採用確度が減ったことも遠因でしょう。

チャート的にはMACDが暗転してきたことで、ひとまず25日線までの下落は進捗しそうな格好です。あとはその下落のスピードの問題で、もう高値更新を諦めさせるレベルになれば良いですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





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Last updated  2016年12月21日 13時32分51秒
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