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2016年12月28日
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それを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行。12月決算銘柄の配当落ちがあり、指数を押し下げる動きになりました。ただ売り一巡後は配当落ち分の再投資などもあって切り返し。後場は一段高に。売買高は14時現在で10億株に達せず閑散。


投資判断は「やや売り」。ちょっと早いですが今年一年を軽く総括。年初は昨年12月からの原油安不安による下落相場を引き継ぎ、そこに中国の成長鈍化不安、特にテクニカル的には空売り規制の撤廃からいきなりサーキットブレイクが発動するなど、波乱のスタートになりました。更には日銀のマイナス金利導入も金融株を冷やし、その後も原油と中国の不安感が相乗効果を見せ、2月まで下落が続きました。

ようやく一旦底打ちを見せると次第に値を戻しましたが、6月にはまさかのBrexitショック。ただ結果的には2月、6月を二点底として、以後戻り基調になりました。11月は今年最大の注目イベントであるアメリカ大統領選挙でのトランプショックが発生するも、またそこを底値に戻り基調が続いています。

ずっとブログをお読みくださっている皆様はどのように思っておられるかはわかりませんけれど、個人的な評価としては「今年は下がる年」としたのは半分(前半)当たり、そして特に11月下旬からは相場を完全に読み違えてしまいました。特にこの1ヶ月のインパクトが強いものですから、本当に大失敗の認識が強いです。大変ご迷惑おかけいたしました。

来年のイメージに関しては「今年以上に下がる年」という認識を強めています。序盤は恥の上塗りを覚悟で「下がる」と言い続けるしかないと思いますけれど、比較的早い段階で認識の正しさを証明できる日が来るのではないかと。アベノミクス以降はとにかく行け行けドンドンでいける材料がアチコチに間断なく出てきましたが、今の相場の強さを一言で説明する「需給の良さ」がいつまでも続くとは思えないんですよね。

一般的に「相場を悲観した方が賢く見える」ことから、私のような職業の人間の悲観論はちょっと差し引いてみる必要がある、とは客観的に思っています。ただ一応、私はトランプ大統領誕生前には「来年24000円まで上がる」という認識を示していたように、必ずしも悲観論だけ口にしているつもりはありません。(ちなみにアナリストの中で今になって来年24000円まで上がると論じる人が出てきて支持されていますから皮肉です)

今考え得るデータの中で、一番の世界の爆弾は中国であると考えています。アメリカも火薬庫ではあると思いますし、世間で流行っている「トンデモ予想」をすれば、私は今年アメリカのどこかの州(カリフォルニア辺り)が独立を叫び出す可能性はあると思います。ただ今はまだその兆候も無いですし、そんな当てずっぽうで先を読むのは適当ではありません。

一方中国の何が問題かといえば、政経両面での不安感です。特に元安と同時に起こる金利上昇→シャドーバンキングを通じた財政懸念が一番の主眼で、将来を先取る株価は特に上海総合指数で下落が顕著。アメリカ大統領選挙後は結構しっかりしていましたが、特に12月に入ってからの下落が顕著です。11月末3250ポイント→3114ポイントで4.2%の下落です。香港ハンセン指数はもっと顕著で5.3%の下落率。

「なんだ、たった4%程度の下落なら大したことないや」ということで、世界は今のところ何も気にしていません。ドル建てにしてみたところで5.4%程度の下落ですから、これで危機とは言えませんね。

ただ、もう一つ起きている金利高(=債券安)を無視するわけにはいきません。足元は買い戻しが出て金利は大きめに下がりましたが、それでも3%を越える水準となっています。つまり12月以降は「株安、債券安、通貨安」のいわゆるトリプル安が起きているのです。

金利が上がっているのに通貨は買われない。新興国らしい不安感が台頭しているわけですが、じゃあどうやったら通貨は安定し、株価も安定してくるのか?
http://www.tradingeconomics.com/china/government-bond-yield



一方、上手く制御できる間は問題ないでしょう。これはアメリカも同様ですね。ただ中国の場合はシャドーバンキング問題などもありますし、各国それぞれ何らかの悩みの種は抱えています。シャドーバンキングの場合はサブプライムローンのように埋蔵量が不明で、どこにそれだけの資金が入っているかわかりませんから、それが市場に大きな不安を与える可能性があります。

おまけですが、世間が好きな陰謀論に合わせて考えれば、安全保障上の問題に対して、アメリカが出してきた「攻め」なのかも知れません。財政面からジワジワと中国をあぶり出して懲らしめてやろう、そういう意図があるのかも。まあそれはアメリカ自身が金利をコントロールできているという前提でのみ成り立つ議論ですが・・・。

ともあれ、このアメリカによる他国窮乏策の影響がジワジワと世界経済に悪影響を及ぼしにかかっている印象です。アメリカ自身は良いけれど、それに相伴しないといけない海外がどうなるか。対応できるキャパのある日本は良いとして、その他の新興国や欧州の財政懸念国などが、ペースを上げたアメリカにしっかり伴走できるのか注目です。


新興市場は「中立」。本日は両指数共にしっかり。引き続き東証1部が薄商いの中、値幅の取れる新興市場や低位株に餅代稼ぎの買いが向かっています。12月IPO銘柄などにも資金が集まる格好。年末らしい感じになってきており、この傾向は年初も続くことから、案外株を枕に年を越す人も多いのかも知れません。


【ポートフォリオ銘柄】
セイコーエプソン(6724) は堅調。第三四半期の世界プリンター出荷台数が、上場企業で唯一の出荷増という報道を受けて買われました。特に海外で好調とのこと。うーん、ずーっと上昇して踏み上げ展開になっていますが、この辺りはまた来年以降の下落転換に期待します。


バロックジャパンリミテッド(3548) は反発。明日の引けでTOPIX算入買いが、また来月の優待権利取りの動きが出ても良いはずですが、どうもパッとしません。一応予定通り明日の引けで終了としますが、大人しくファーストリテイリング(9983)を持っていた方が良かったですかね・・・。


【注目銘柄】
池上通信機(6771) は大幅高で値上がり率ランキング上位。こちらは25日配信の有料メルマガにて「年末年始買われる銘柄」として取り上げましたが、本日付での株式新聞でも同様の観点から取り上げられて大幅高に。先回りして取り上げましたけれど、結果的には本日買っても十分間に合ったというのは言わない約束です。

なお、同日のメルマガで参考銘柄として取り上げた U-NEXT(9418) は怒濤の3連騰。地合の読みは外しましたが、何とか終わり良くフィニッシュできそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


そして次回は今年最後の12月成績発表です。今月は結構上手くいったのではないかと。お楽しみに!


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





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Last updated  2016年12月28日 14時01分01秒
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