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2020年05月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200510.html


1学年(※細かいですが防衛大学校では○年生ではなくて○学年と言います。今後それで統一していきます)の我々はその間教わったことの復習や貸与された品々への名前記入、名札縫いなどに追われます。他にも現防衛大臣のフルネームから防大の学生歌など暗記しないといけないこともあり、呑気に同部屋と話しているヒマは無く、とにかく時間が無いのです。

特に酷いのは食堂までの移動。というのは私の寮である「8号舎」は食堂から最も遠いところに位置し、これで1年間何度も食いっぱぐれ、泣かされることになります。勿論今はまだ小走りで食堂に行き、ご飯を食べる時間があります。その猶予は入校式が行われる残り4日間のみ。

この間、公式的な行事として1学年の時間が取られるのは入校式の練習です。4月5日まで毎日練習が行われ、防衛政務次官が来て粛々と行われる行事の練度を高めることに費やされます。無論、これまでの高校までの入学式のようにダラダラと行うわけにはいきません。

そうは言っても、まあこの入校式に関しては、大部分の1学年は起立と着席を素早く繰り返し、暗記した学生歌を歌うくらいでそんなに難しいことはありません。1年生を代表して、試験でトップだったとされる学生(一応東大を蹴って入校したそうです。ただ勿論、部隊に行けば指導力などで評価されます)が答辞を述べます。

その答辞の最後に「○○年入校、600名!」と言うのです。数字の細かいところは覚えていないのですが、ザックリ600名強。私は「へぇー、600人入ったんだ」と内心思いながら聞いていました。

それが翌4月3日に「○○年入校、550名!」、4日に「520名!」と段々減っていき、5日の本番当日には「500名!」と、たった5日の間に100人以上が「退校」しました。日に日に皆恐ろしくなって「お客様」のうちに脱落してしまうのです。このカウントダウンは恐怖心を煽るのに十分でした。

5日の入校式の前までに「宣誓書」なるものを提出しないといけません。それを出してしまうといよいよ正式な入校という形になるので、簡単に辞められなくなるのです。ですからその前にふるいをかけられ、ドンドン辞めていくことになります。

幸い、私の小隊は誰も辞めなかったような気がしますが、中隊では何人か辞めていきました。私服に着替えて大きな荷物を持って帰って行くので、辞めたことは一目瞭然なのです。その場合、単に頭を刈りにこの小原台(防衛大学校のある住所)にやってきた、ということになるのでした。(つづく)





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Last updated  2020年05月13日 08時53分49秒
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