佐渡島三郎の株式日記

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2006年10月22日
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カテゴリ: 相場コメント
ディープインパクト薬物事件-日経と朝日の勝負

ディープインパクト薬物事件-日経と朝日の勝負。
薬物はいったい誰が馬にやったのか。
どうもフランスの獣医が怪しいな。彼の背後に誰がいるのか。
彼と最初にコンタクトをとった日本人は誰なのか。いつどうやって彼に決めたのか。あのフランス人獣医の過去を調べたのか。そしてディープインパクトの有名な調教師はなぜいつまでも沈黙を保っているのか。おかしいね。

疑惑が生じたときは可能な限り声明を出すのが大事。

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朝日の天声人語】


「パリ……凱旋門賞だというのに、寝坊しちまった」。競馬評論家としても知られた寺山修司が、日本からメジロムサシが出走した1972年の凱旋門賞のことを、「ヨーロッパ競馬日記」に書いている。「メジロムサシは人気もなかったが気合もなかった」(『競馬無宿』新書館)。この日、メジロムサシは18着だった。

先日の凱旋門賞で3着となったディープインパクトから、欧州で禁止されている薬物が検出されたという。イプラトロピウムという気管支拡張剤で、日本では禁止薬物に指定されていない。

どうして、こんなことになったのだろう。故意なのか、あるいは不注意だったのか。思いがけない衝撃が駆け回ってしまったが、経緯をしっかりと解明し、十分に説明してもらいたい。

故意に薬物を使うドーピングの歴史は古いという。ドーピングという言葉は、南アフリカの先住民カフィール族が景気づけに飲んでいたお祭り用の酒「ドップ」に由来しているといわれている(『くすり』東京大学出版会)。

古代ローマの時代には、二輪馬車競技の競走馬に、発酵してアルコールができる蜂蜜液を飲ませていた。これが「スポーツ」でのドーピングの始まりで、19世紀に入ってから、自転車やサッカー競技に広まったという。

人間のドーピングと違って、少なくとも馬自身には責任がない。そのことが救いだが、哀れさも感じる。もう少し、人間たちが気をつけてやれなかったものか。国境をはるかに超えてパリの地に立ち、強敵と頂点を競ったひきしまった姿がよみがえる。


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2006/10/21, 日本経済新聞朝刊,1面下の春秋のコーナー。

禁止薬物使用の疑いで史上最強馬ともいわれる三冠馬ディープインパクトの(春秋)

禁止薬物使用の疑いで史上最強馬ともいわれる三冠馬ディープインパクトの栄誉に傷がついた。松岡利勝農相も「馬に責任はない」と真顔で言うが、では、だれの責任なのか。厩舎関係者からは「心当たりがない」というコメントだけだ。

▼今のところ陰謀説とか不正行為の意図というディック・フランシスが描く競馬ミステリー仕立てではなく、現地の獣医師によれば直前まで使った関係者の投薬ミスの可能性が高い。そうであれば鳴り物入りで敵地に乗り込み、日本競馬界の最大の夢を実現しようとした意気込みからはお粗末過ぎる事件といえる。



▼戦前の米国競馬は薬漬けで「処方せん競走」といわれた。日本で薬物検査を本格的に始めたのは一九六八年だが、それ以前は半ば公然とカフェインを含んだ抹茶と卵を練り合わせた団子を用いたと聞く。今回の禁止薬物も団子同様、馬の能力を高めるというデータはないが、世界で勝負しようという姿勢ではない。

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朝日も日経も過去のドーピングの話を探してきたのは評価できる。しかし、両氏ともに、今回の薬物投与の核心迫る推理がなかったのが残念だったね。


三郎。







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最終更新日  2006年10月22日 11時22分18秒


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