2004年09月16日
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いつもながら仕事をため込み、なかなか終わらない。

冷蔵庫を開けると、タマゴが4個お休みである。貧乏暇なし中身もなしで、他に食べることが出来るものが無い。
単純につくれるゆで卵に変身させてやることにした。
問題が発生した。コンロのガスの残量がかなり少なくなっている。小さい事務所だから、都市ガスやプロパンなどをひくほど使わないのでカセットコンロなのである。ラーメンを作ったときに、少なくなっているとわかったのが、そのまま忘れて、いざ使うときには泣いている。

お湯はポットで沸かせる。水をいれて電源をつなぎ沸かし始める。
作戦である。ゆで卵は水からつくるのであるけれども、今回それをすると途中であきらめないといけない可能性がある。
いきなりお湯に入れると割れるので、まず沸かしている間に、冷蔵庫からタマゴを取り出し、常温でさらす。
ポットのランプの点滅が消え、お湯が沸いたことを示している。

良い湯加減でくつろいでいるタマゴを火にかける。
ボコッボコッボコッと大きな泡の中でコンコンと音をたてて踊っている。

段々と火が小さくなってきた。湯で始めて3分ほどになるか。ボウボウと粋がっていた青いにょろにょろは、静かに静かに……
4分と50秒経過。にょろにょろは完全に姿を消した。中身は、どうだろうか。
流しに行き、水で冷却する。手で触れることができるくらいまでの簡単な冷やし方。

鍋ごと机へと到着。タマゴ立てにたてて、金属のスプーンで上品に。とやりたいところが、道具が無いので、やさしくコンコンと叩くのでありました。
白身がっちりで、黄身がとろとろの上品なゆで卵。皮をむき、豪快にバクッと食いつき、あちっあちっといいながら、何かと間違うような黄色い色のものを着衣に垂らし、あわてて拭きつつ、舌鼓をうつ。
何も無いけど、タマゴの幸せ。





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最終更新日  2004年09月16日 20時52分32秒
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