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トーベ征伐に遠征しているイマト大尉の部隊は、戦車の砲弾が届くまでは動けないと、陣地から一歩も出ようとしなかった。ナーイ地方軍基地へ砲弾の催促するのだが、ナーイ地方の治安と消防、災害救助が主な任務の地方軍に砲弾などあるわけもない。ナーイ地方軍基地からカメリルの陸軍本部へ砲弾の供給を要求しても、陸軍本部は、トーベ征伐の援軍を引き返させたほどのガボリ共和国の独立騒ぎでそれどころではなかった。 砲弾は届かなくても、動かなければ何の問題もない。そもそもイマトは攻撃する気もなかった。ところが、食料だけは動かなくても消費する。食料はナーイ地方から供給されていたのだが、部隊の消費する量は相当なものである。日を追うごとにそれがナーイ地方の負担になる。ナーイ地方の行政の長であるナクル市長トシキは、直接電話でトスカ執政官にカメリル軍の食料供給の困難を直訴した。執政官も軍務大臣もナーイ地方に本家があり、トシキは執政官の次男である。 そして、ついにイマトの部隊に撤退命令が下った。戦車などの戦闘車両は防衛のためナーイ地方軍基地へ寄贈してトラックで帰還せよという命令であった。それを聞いたスマル中尉は、(何を考えているのだろう、本部は?砲弾もない戦車が防衛の役に立つはずもない、しかもここにはそれを操作できる者もいないのに。)と思って苦笑いをした。 ・・・・・・・・・・ ツール地方のセイルの屋敷内にカメリル陸軍の 司令室を構えたアビル少尉は、司令官ポール大佐と話をしていた。 「ここでは兵たちに静かにするように徹底していただきたい。昨夜は一部のテントで宴会騒ぎがありました。このお屋敷には病人もおりますので。」とアビル。 アビルはこの地への派遣の命を受けた時、すぐに外務省のセイル外交官を尋ね、屋敷内を利用する許可を願いでていた。地方軍基地のないツール地方では、軍が利用できる場所が他になかったのだ。セイルは、いろいろ二ホンのことを教えてくれたアビルを覚えていて、快く承諾してくれた。その時、療養中のセイルの母がいることを聞いていたのだ。 「分かっておる。すぐに分隊長に話をしてテントでの酒盛りを禁止しよう。ところで、アビル、ガボリの方はどうなっておる?」とポール。 「偵察によりますと、このツイクの街のずっと東方に基地を築いて我が国の戦車などを並べているそうです。」とアビル。 「そうか、反乱軍の脅しに乗って置き去りにして逃げ帰ったものだな。そんなものがあっても、急造の軍だ。簡単に突破できるだろう。」とポール。 「そうでしょうが、短期間にあの場所に基地を造り上げることができるのですよ。警戒する必要があります。」とアビルは慎重であった。 ・・・・・・・・・・ カメリルとの国境近くにあるタクシー運送会社という名の基地は、ガボリ共和国に譲り渡してガボリ陸軍防衛基地になっていた。その基地の司令官スナンはボント消防庁の長官であった人物で、軍事には全くの素人であった。その基地に大量のドローンを積んだトラック3台と三木たちの乗ったトラックが到着して、箱に入ったドローンを取り出し広場に並べ始めると、物珍しそうにガボリの兵たちが集まってくる。 「メイキさん、ドローンは隊員たちに任せて、司令室へ挨拶に行きましょう。」と三木が荷下ろしの指揮をしているメイキに声をかけた。 「そうですね。それにしても、大きな声では言えませんが、」と言って、メイキは小さな声で「ここの兵隊さんたち、みなさん貧弱ですね。」と囁いた。 「そう見えますね、あはは。」と三木は笑った。 司令室のスナンは、メイキの顔を見るなり「リベルテの援軍、感謝いたします。」と言って、手を差し出した。メイキは訳が分からず、握手をしながら、「どういうことでしょう?」と尋ねた。メイキは特殊部隊がガボリ共和国に加担すること自体不満だったのである。 「ボント市長から連絡を受けています。ガボリには海軍がございませんので、海からの脅威には対抗できません。」とスナン。 メイキは、(海だけでなく、陸も対抗できないよ。)と思ったが、黙っていた。 「ところが、貴国の戦艦が我が国の沖に停泊して、カメリルの海からの攻撃に備えてくれているそうです。誠にありがとうございます。」 メイキにとっては寝耳に水であった。メイキは隣の三木を見る。三木は笑っている。 「知っていたのですか?」とメイキ。 「ええ、まあ。」と思わせぶりな回答をする三木。 「この方は?」とスナンが尋ねる。メイキは軍服で体格もよし、三木は作業着で華奢、どう見てもメイキが格上に見える。三木はお付きの者にしか見えない。スナンが最初メイキに握手を求めたのも無理はなかった。 「我がリベルテ軍のアドバイザー、煮ても焼いても食えないお方です。」とメイキは答えた。注) 小説「時空を超えて 転移編」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
September 27, 2026
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September 26, 2026
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September 24, 2026
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September 22, 2026
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September 21, 2026
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September 20, 2026
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惑星暦504年、ガボリ共和国の独立を認めないカメリル国は、トーベ征伐に派遣しているイマト大尉の部隊と首都カーレンの防衛軍を除くすべての陸軍をツール地方に結集させていた。ツール地方には地方軍がなく、地方軍基地もないため、セイルの屋敷内の集会館がカメリル陸軍の司令室になっている。その周りの広大な芝生の庭には兵たちの寝泊まりのテントが設営されツイク陣地と呼んでいる。ツイクの街はカメリル兵で溢れ、街の人たちは家の中に潜んで外の様子を覗っていた。 ボントの街からカメリル軍が追い払われると、日本は直ぐにウラン濃縮工場とウラン鉱山を日本の管理下にするように動いた。そして川本外交官を派遣し、交渉の結果、濃縮ウラン工場とウラン鉱山の管理使用権を得た。 もちろん、カメリルが再びガボリ共和国を支配下におくために武力を行使することは目に見えていた。しかも、ガボリ軍のような軍事素人の寄せ集めで防衛できるとも思われなかった。だからといって、自衛隊を派遣することもできない。 日本の世論が派遣に否定的なのではない。世論は自衛隊を国防軍にすべきだという主張が大勢を占めていた。でも、自衛隊の派遣はできないのである。それは人がいないから、人材不足は企業だけではない、自衛隊も隊員確保に頭を悩ませていた。日本国民は勝手なもので、自衛隊を国防軍にすることには賛成でも徴兵制度には反対であった。腕力も体力もいらない、機器を操作するだけとアピールしても隊員は集まらない、隊員募集の担当者の苦労は計り知れなかった。 日本が覇権国となり平和を主導すべきという新秩序を唱える保守系の人たちは、望む徴兵制が無理ならば、各国から傭兵を雇い、日本の戦闘車両や武器の扱いを訓練して、戦場に派遣すればよいと政府を突き上げていた。政府は武器や技術が他国に漏れることを恐れており、武器の輸出も先端技術を使用した機材や武器は避け、差しさわりのないものしか許可していなかった。というのは、ジュラス都市国家が建国当初から日本製の戦闘車両や護衛艦などを購入し軍備を整え、近隣国サンパル皇国のみならず、アルミ港のあるバーキー王国までも脅威になっているからである。だから、他国の者に日本の機材や武器を使用するだけでなく、戦闘技術までも教えることに難色を示しているのだ。 ・・・・・・・・・・ ボントの空港には、おびただしい数のドローンの箱が積まれている。川本外交官や中川調査官の一行が帰国した直後に日本から送られてきたものである。 「皆さん、ドローンの操作、すぐに上達しましたね。」と二宮。 二宮は民間のドローン製作会社の技術者である。 「何でもできる精鋭の人たちですからね。」と三木。 特殊部隊の隊員たちがドローンを飛ばして遊んでいる。 「メイキさんもやってみたら?」と三木は側にいたメイキ大尉に声をかける。 「遠慮しておきます。私は機械類の操作は全くダメ、できるのはトラックの運転だけです。」とメイキはそう答えて続けた。 「ミキさん、我々はガボリの傭兵でも二ホンの傭兵でもないのですよ。どうしてガボリ軍の手助けを?理解できません。」 メイキはドローンの操作訓練には参加しなかったが、それを使って何をするかを二宮が説明するのを聞いていた。 三木はメイキの鋭い問いには答えず、二宮に尋ねた。 「これらのドローンは非常にチンケですね。材質は発泡スチロールと見たのですが、間違いないですか?」 「はい、その通りです。最大の狙いはドローンの軽量化です。それと大量生産による低価格化です。積載する爆弾類の重量がありますからね。」と二宮は答えた。 「軽量化は分かります。でも大量生産とは?」と三木。 「この手のドローンは弾薬と同じく消耗品です。安くしないと販売競争に負けます。」と二宮。 (それにしても発泡スチロールとは・・・・1発で撃ち落とされる・・。)三木はそう思ったが、何も言わなかった。 大量のドローンの箱が3台のトラックに積み込まれ、カメリルの国境近くにあるガボリ軍基地に向かって出発すると、メイキの運転するトラックが後を追った。それを見送った二宮たちドローン製作会社の技術者たちは反対方向のコンガテント村へ自動車で向かった。コンガの技術の先進性は日本の民間企業にも伝わっていたのだ。注) 小説「時空を超えて 転移編」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
September 19, 2026
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September 18, 2026
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September 17, 2026
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September 16, 2026
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September 15, 2026
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September 14, 2026
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空港に到着した三木たちは、すでに着陸している輸送機Cー2と戦闘機Fー35Bを眺めていた。特殊部隊の隊員が管制塔から滑走路に誘導していたのだ。 輸送機Cー2の大きさに圧倒されていたタクシーやリベルテのメイキ大尉や特殊部隊の隊員たちは、格納庫が開き車両が2台出てくるのを見て唖然としていた。 「三木さん、お久しぶりです。またお会いしましたね。」とフランス語で声をかけてきたのは川本外交官であった。三木の周りにいる人たちを見て日本語を使わなかったのだ。西方大陸東岸地区の集落で会った時は日本語であった。あれから、1年も経っていない。 「川本さんはどうしてこちらへ?」と三木もフランス語で尋ねた。 「この国との国交と交易の交渉に参りました。それ以上の詳しいことはご勘弁を。」そう言って川本は近づいてきた車に乗った。川本の乗った車は大統領府に向かう。 もう1台の車の前で、中川調査官と何人かの調査員が話し合っていた。三木は、呆然と輸送機や戦闘機を眺めているメイキたちから離れて、中川のいるほうへ歩いていった。 「車の運転手は不時着した航空機までの道を知っているのですか?」と航空会社の調査員。 「私が案内しましょうか?途中から歩かないといけませんが。」と聞きつけた三木が言った。 「三木さんでしたね。結構です。地図を持参していますから。途中から徒歩になることも承知しています。」と中川。 「そうですか。お役に立てると思ったのですが残念です。」と三木が言ったのを無視して、中川は、 「乗客名簿は持ってきてるのでしょうね?乗客ごとの遺品を持ち帰ることが目的ですから。」と調査員に尋ねた。 「はい、抜かりはありません。」と調査員。 乗客名簿と聞いた三木は、「乗客名簿ですって。不時着した航空機のですか?」と調査員に言った。 その調査員が「はい。」と答えると、「見せてください、その名簿を。」と三木。三木は弟である未来卓次の搭乗を確認したかったのである。 その調査員は怪訝な顔をして中川の顔を見た。中川が頷く。 「ローマ字表記と漢字かな表記の2種類ありますが、どちらをお望みで?」と調査員。 「漢字かな表記の方をお願いします。」と三木。 三木は手渡された乗客名簿から未来託次の名を見つけると、思わず呟いた。「なんてこった。」そして、礼を言ってその名簿を返すと、「では、お気をつけて。」と中川に声をかけ、足早にメイキたちのいる場所へ戻っていった。 三木が戻って来たので、「どうします?我々はこれから。」とメイキが三木に声をかける。三木はそれに返答もしないで、タクシーのところに歩み寄り、「あなたは二ホン人ですね?」と日本語で言った。 「そうです。今まで隠して生きてきましたが二ホン人です。」とタクシーが日本語で答えた。 「日本語の氏名、覚えていますか?」と三木。 「はい、ミキタクシです。」そうタクシーが答えると、三木は涙をポロポロこぼしながらタクシーを抱きしめた。タクシーは思いがけない三木の行動にキョトンとしている。三木の涙は止まらない。 メイキや特殊部隊の隊員たちは、三木とタクシーの会話が日本語で内容が分からないが、三木の異様な様子に只事でないと感じていた。 三木は18年前に不時着した航空機の乗客名簿に未来託次 未来聖羅 未来託史の名前を確認していた。日本から遠く離れたこの地に姪のセイルがいたというだけでなく、タクシーというこの男は甥だったのである。奇跡の遭遇というほかなかった。 未来託史は航空機が不時着した18年前は5歳、当然、自分の名前も親も出身国も、そして赤ん坊の妹がいたことも覚えている。しかし、戦乱の中、両親の死と妹の生き死にもわからない失意を抱えて、この異国の地で生きてきた。過去を忘れることはできないが、頭の片隅に追いやって、天涯孤独と割り切って生きていく以外になかったのである。 三木は自分の行動に照れながら、キョトンとしているタクシーに、父親託次が自分の弟であり、自分が叔父であること、妹は生きておりカメリルにいることなどを話した。 意外なことを聞いて驚きのあまり声も出ないタクシーは、眼を潤ませたまま頷くだけだった。 惑星暦504年、日本はガボリ共和国を独立国家と認め、川本外交官の交渉により濃縮ウラン工場とウラン鉱山の管理使用権を得た。ガボリが簡単にそれらを手放したのは、今まで長い間カメリルが運営していたたため、ガボリはそれらを稼働させるノウハウを知る者がいなくなったからである。当然、日本はカメリル国と真っ向から対立することになった。 第7章 完 遭遇編 完
September 13, 2026
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September 12, 2026
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September 11, 2026
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September 10, 2026
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September 9, 2026
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September 8, 2026
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日本では、ボントの街の陸軍基地からカメリル軍が引き上げていく様子や領事館から車両が出ていく様子が偵察衛星でモニターに映し出されていて、政府も防衛省もボントの街がカメリルから解放されたことを知っていた。 輸送機Cー2が2機の戦闘機Fー35Bに守られて、ボントの空港に向かって飛び立っていた。輸送機Cー2には外務省の川本外交官、文部科学省の中川調査官、そして18年前に不時着したと思われる航空機会社の調査員が何人か搭乗していた。 ボントの街では、タクシーの運送会社から多くのトラックが元カメリル陸軍基地に向かっていた。武器倉庫から武器や弾薬をツール地方との境界近くに設置した運送会社という名の基地に運ぶためである。タクシーは会社の広場でトラックの運転手一人一人に詳細な指示をしていた。 カメリルの領事館は看板をガボリ共和国大統領府と塗り替えられ、選挙までボント市長ケロシ―が代理を務めていた。そして、ボント市政の職員がそっくり大統領府に移動していた。命令をする領事がいなくなりカメリル兵が消えただけで、街の人たちの生活は何の混乱もなかった。 ボントの街の全ての組織がタクシーの反カメリル集団に協力的だったのは、タクシーをはじめ調整役の幹部社員たちみんなが、事後の地位を要求しなかったことに尽きる。彼らは自分たちの運送会社が発展すればそれで良かったのである。ツール地方との境界近くにある運送会社の基地も、ガボリ共和国に売却して防衛軍を組織する計画で、そのトップにボント警察署の署長が内定している。 三木や特殊部隊の隊員たちはタクシーの運送会社の敷地内にある社員寮で寝泊まりしていた。トラックの荷台での雑魚寝に比べれば雲泥の差である。社員寮にいた社員たちのほとんどが、ツール地方との境界近くにある運送会社の基地の宿舎に移動していて空室になっていたからである。三木は宿泊料を払おうとしたのだが、タクシーは譲ってもらった武器代で支払い済みと受け取らなかった。 「ミキ殿、リベルテ軍からの指令です。空港に二ホンの航空機が到着するから、着陸許可をとれと。」とメイキ大尉。 「二ホンが来るって?」と三木。 「はい、沖にいる軍艦からの無線連絡です。早急に入国許可など手続きをせよと。」とメイキ。 三木はすぐにタクシーに連絡、ボントの街の権限のある人のところへ案内して欲しいと頼んだ。三木はこの街の行政組織を全く知らなかったのだ。そして、特殊部隊の隊員たちには二ホンの航空機が来るからすぐに空港へ行って待機しているように指示した。 やってきたタクシーは、三木の急いでいる口調と様子から重大な事と察して、すぐに車を用意し、自らの運転で三木とメイキを大統領府に運んだ。 タクシーが建物の門番に口をきくと、門番がすぐに電話をした。建物から職員がやってきて案内をする。案内の職員の後をタクシーと三木とメイキがついていく。 タクシーがケロシー市長に三木とメイキがリベルテ国の人だと紹介する。 「リベルテ?知らんな。で、タクシー殿、どうしてこの人たちを紹介するのだ」とケロシー。 「二ホンの航空機がこの街の空港に到着します。入国許可と着陸許可をお願いしに参りました。」と三木。 「二ホン?知らんな。何をしに来るのだ?こんなややこしい時に。ん、思い出した、不時着した飛行機が確か二ホンとか。」とケロシー。 二ホンと聞いてタクシーの眼が輝いた。三木はそれを見て(タクシーは二ホンを知っているのか?)と思ったが、許可が大事とケロシーに言った。 「是非入国許可と着陸許可を。ガボリ共和国にも大いなる利益があると思います。」 「利益かどうかよく分からないが、許可もくそもない。私も市長のままで、まだ国の体裁が整っていないのだ。空港も機能していないし、勝手に着陸するしかないだろう。我が国を攻撃しないのであれば好きにすればいい。」とケロシー。 「管制塔は?」と三木。 「機能していない、カメリル兵がやっていた。」とケロシー。 「メイキ殿、管制官の資格を持っていた隊員がいたですね。」と三木。メイキが頷く。 「管制塔を使用してもいいですか?」「勝手にすればいい。」 「ありがとうございます。」三木はそう言って、メイキとタクシーを促すと、大統領府の市長室を出ていった。注) 小説「時空を超えて 転移編」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
September 7, 2026
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September 6, 2026
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September 5, 2026
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September 4, 2026
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三木は武器を手にした若者たちの後をついていく。陸軍基地までに1kmもない。最初50人程の集団だったのが100人、1000人と増えていく。後から加わった人たちは何ももっていない。まるでデモ行進のようだ。陸軍基地に着いた時には、1万人以上に膨れ上がっていた。警官もいる、警備員もいる、消防団員もいる、男も女も子供までいる。 ダダダダダ バババババ 武装した若者とカメリル兵との銃撃が始まる。 車両の拡声器からマイキーの声が響く。「我々はカメリル軍のボントからの撤退を要求する。撤退する車両は攻撃しない。繰り返す。」 基地にわずかしか残っていないカメリル兵は群衆の多さに圧倒される。武装した若者と同様に武器をもっていると勘違いをしたのか、トラックに乗り込んで逃げ出す兵も出てくる。1台基地から逃げて行くトラックがでると、あとは我も我もと脱出し始める。数人の犠牲者で陸軍基地からカメリル兵たちがいなくなった。 領事館に向かった集団も同じであった。領事館までの道のりが長いだけに集まる群衆も多かった。1万、2万、3万と群衆が膨れ上がっていたのだ。警備兵だけではどうにもならないことは誰の眼にも明らかだった。タクシーの警告通りに領事も職員も警備兵も車で逃げだしたのである。無血の勝利であった。 ・・・・・・・・・・ ボントの街の反逆を知ったカメリル軍務大臣トロルは頭を抱えていた。トーベ侵攻がままならないので、ボントの街の警備兵のほとんどをトーベの方にまわしたのはトロルであった。温厚なガポリ人が蜂起するとは思わなかったのだ。トーベの反抗はカーレンの人たちのほとんどが知っている。ガボリ共和国の反逆はまだ誰も知らない。逃げ帰ってきた領事館の領事や職員を基地に保護して兵に箝口令を出している。トーベの方は侵攻に手こずっているがイマト大尉の部隊でナーイ地方は守れる。ボントの陸軍基地の戦闘車両や武器や弾薬をそのままにして、兵たちは街から逃げ帰っていた。それらが反逆集団の手にあることは確実である。反逆集団がツール地方に侵攻してきたら大変な事になる。ツール地方には地方軍もないのだ。 トロルはナーイ地方軍基地へ向かっている部隊に、引き返してボント奪還に向かわせる指示をした。そして、その部隊が戻るのに時間がかかるから、カーレンの防衛に当たっていたアビル少尉に20人の小部隊を連れてツール地方の防衛に当たるように命じた。 トーベ侵攻をせかすナーイ地方軍のカマルは、イマト大尉の部隊が動こうともしないしナクルの街のナーイ地方軍基地へ帰る車両も出そうともしないのに業を煮やしていたが、援護部隊がやって来ているという情報に新たな部隊さえやってくればと希望をもっていた。ところが通信兵がイマトにその部隊が援護を断念しカーレンに引き返したという報告をしていたのを聞きつけ、1台のトラックを自ら運転して陣を脱出しナクルへ帰る決心をした。 だが、問題は気付かれずにトラックのキーをどう手に入れるかであった。それを持っているのは、トラックの運転手、看護兵だから簡単に倒すことはできる。でも、その周りにいる兵はそうはいかない。強引に奪うと後はどうなるか目に見えていた。簡単には奪えないのである。注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
September 3, 2026
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September 2, 2026
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September 1, 2026
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August 30, 2026
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三木は近くに来た特殊部隊の隊員に、森のトラックに引き返して、隊員全員に無線でトラックに引き返すよう連絡し、戻った隊員に人知れずこの倉庫に集まるように指示した。そして、メイキ大尉には武器と弾薬を積んだトラックをこの運送会社の裏門まで運転してくるよう伝えよと指示した。隊員は三木に敬礼をすると、唖然と見送るタクシーやマイキーたちをしり目に走り去っていった。 「やはりあなたは只者ではないですね。」とタクシー。 「あなたこそ、若いのにタヌキですね。騙されるところでした。」と三木は言って笑った。 理由は分からないが、ボントの街のカメリル兵が極端に減っている。蜂起のチャンスなのである。タクシーは武器さえあればと思っていた。三木は反カメリル組織を見つけさえすればと願っていた。 「ボントの街の市長と連絡がとれますか?」と三木。 「大丈夫です。マイキー、頼んだよ。」とタクシー。 「あいよ。」と言ってマイキーが倉庫から出ていった。以前からマイキーがボントの街の市長とコンタクトをとっていたのだ。蜂起をしてカメリルを追い出しても、ボントの街を敵にまわして犯罪者になったのでは何にもならない。警察、消防、商工会とあらゆる街の組織との連絡役が、業務不明の幹部社員の仕事だったのである。そして、カメリルの反撃に備え、ボントの街外れのツール地方との境界近くの広大な土地を購入し、タクシー運送会社という名の基地を造っていたのである。 それを知った三木は、(只者ではないのはタクシーではないか)と思った。 しばらくするとメイキのトラックが到着する。裏門から社内の広場に入って停車すると、運送会社の社員たちが集まってきて、武器と弾薬を倉庫に運び込む。メイキがトラックを降りて倉庫に入ると、三木が待っていた。 「今日、カメリル軍をボントから追い出すそうですよ。」と三木。 「えっ、何ですって!どういうことです?」とメイキ。 「詳しいことは後で、とにかくカメリル軍も領事も領事館の職員も逃げ帰ってもらう作戦を立てているようですから、そちらへ。」と三木。 「逃がす?ぶち殺せばいいものを。」とメイキ。 「 あははは、ボントの街の人、ガボリ人は優しいですからね。どうするのか、楽しみですね。」 「楽しみ?ミキさんにはついていけません。生きるか死ぬかの戦いですよ。」 三木とメイキが話していると、1人2人と特殊部隊の隊員たちが集まってきた。 運送会社の社員たちだけでなく、外から集まってきた若者たちが、武器と弾薬を運び込んだ倉庫で装備を整えると、次々と隣の建物に移っていく。三木たちも特殊部隊の隊員たちが8人揃うと、隣の建物へ移動した。 100人以上いるようだが、それを2つの班に分けている。陸軍基地と領事館の2つを同時に襲撃するつもりらしい。 「ダメだな、こりゃあ。全くの素人、武器を持ったグレた若者集団だ。」とメイキ。 「あはは、そうですね。」と三木。 「笑い事ではないですよ。」とムスッとした顔のメイキが言った。 「念のため、こちらも2つに分けましょうか。私が陸軍基地で、メイキ殿が領事館。隊員も4人ずつで集団について行きましょう。様子を見て援護すればいい。」と三木。 「援護?我々が襲撃する方が確実ではないでしょうか。武装兵が何人いるか分からないが、確実に彼らを射殺できますよ。」とメイキ。 「あはは、ダメですよ、メイキ殿。カメリル軍を追い出すのは、ボントの街の人たちでないと。心配ないですよ、きっと上手くいく。」 三木はタクシーが入念に準備をしていることを知っていた。どうやってカメリルを追い出すのか分からないが、そんな男が失敗するはずがないと思っていた。 拡声器を備えた車両が2台、運送会社の裏門から出ていく。近くの陸軍基地へ向かう車両には、もどってきたマイキーと武器を持った若者たちが何人か乗っていて、残りは車両の後をついていく。車両は人の歩く速度でゆっくりと進んでいた。三木と特殊部隊の4人もその後を歩いていった。 もう1つの車両にはタクシーが乗り込んで、武器を持った若者たちがゆっくり進む車両の後をついていった。その後をメイキと特殊部隊の4人がついていく。 奇襲でも襲撃でもない。堂々と行進しているのだ。注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
August 29, 2026
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AIで作成しています 見てね MetaAI ChatGPT Claude Gemini Perplexity Deepsek Copilot Grok Lavable とか まだまだ いろいろあるけど どうなんだろう? この漫画 続けて読むなら、マンガボックスインディーズに カテゴリ SF で 時空を超えて という題で投稿してるよ
August 28, 2026
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August 27, 2026
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August 26, 2026
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トーベ侵攻のためのカメリル陸軍陣地にナーイ地方軍の基地からトラックが1台到着した。砲弾と食料の補充をするために引き返していたトラックである。荷を降ろすために出迎えている兵と一緒にイマト大尉とスマル中尉がいた。トラックを運転していた兵が降りてきて、イマトに説明していた。 「戦車の砲弾はないのかね?」とイマト。 「はい、食料だけです。でもカーレンの基地から砲弾と新たな部隊がきているそうですよ。」 「新たな部隊?」とイマト。 「はい、ボントに派遣されていた部隊がこちらの援軍としてやってきていると聞きました。」 イマト中尉の顔が曇った。砲弾が届かないのは願ったり叶ったりであるが、新しい部隊の到着は困る。イマトとスマルは顔を見合せた。 イマトは兵に「ご苦労様」と言って敬礼をすると、スマルと一緒に指揮テントへ戻っていった。 「ボントに派遣されていた部隊がこちらに、困りましたね。」とスマル。 「そうですね、どうします?スマル殿。」とイマト。 「その部隊と戦いますか、トーベ軍よりましですよ。あは、冗談ですよ。」 スマルは冗談だと言ったが、内心、トーベ軍に寝返ってもいいと思っていた。トーベ陸軍のマカロ大佐はかつてスマルの上司であった。マカロの上司がカーレンの刑務所にいるカイルだったのである。イマトの上司は現軍務大臣トロルであったが、自分勝手で臆病で卑怯者という評判通りの上司に鍛えられたと自負していた。 「やって来るまで時間がありますから、それまでに対策を考えておきましょう。」とスマルが続けると、「そうですね。」とイマトが答えた。 そこへ、指揮テントにナーイ地方軍のカマルが入ってきて、「今日は出陣しないのですか?」とイマトを問い詰めた。 「戦車の砲弾が届いていないので、砲弾待ちです。砲弾のない戦車隊を進めても、意味がないですからね。」とイマト。 「銃と弾丸はたくさんあるし、無駄飯食らっている兵も大勢いるではないか。戦車なしで侵攻できるだろう。」とカマル。 「何を言っているんですか、カマル殿。トーベは過去のように銃撃戦で戦うような相手ではない、歩兵で突進すれば全滅ですよ。」とイマト。 「カマル殿は飯だけ食らう兵がたくさんいることが御不満らしい。私の部下を10人程お貸ししますから、自ら玉砕しに手向いてはいかが?」とスマルがカマルを挑発。 カマルはスマルを睨みつけると、「戦わない部隊にいても意味がない。帰って報告します。イマト大尉車の手配をお願いします。」とイマトに言った。イマトの顔が険しくなる。 「あなたを送迎する車両はありません。どうぞ歩いて帰られては?焼けたジャングルから抜け出した猛獣がたくさんいますからお気をつけて。」とスマル。 カマルはスマルの部隊の車両が全壊して、徒歩で退却した時のことを思い出した。 スマルをまた睨みつけて、「歩いて帰れるわけがない。」そう吐きつけて指揮テントから出ていった。 そして、1台のトラックの運転手である兵にナーイへ運ぶように頼んだが、イマトの指示以外に動くはずもなかった。 ・・・・・・・・・・ 5人の男たちに捕らわれた三木は、タクシーの運送会社の玄関を横目に通り過ぎ、狭い路地を通って、運送会社の裏手の門を入る。中に入ると、車両整備をしている人たちがいたが、誰もこの5人の男たちを気に留める者はいなかった。車両の並んだ広場を通り過ぎると、倉庫のような建物がある。その入り口付近を掃除している男が三木に気付き、懐に手を入れようとした。三木はそれを察して、目でその男を制止する。潜り込んでいた特殊部隊の隊員である。 倉庫の中に入ると、脇腹に突きつけられていたナイフが除かれ、椅子に座れと指示された。男たちに囲まれているが、手足が拘束されているわけではない。特殊部隊の隊員の助けがなくても、簡単に脱出ができる。三木が指示された通り椅子に座ると、1人の男が倉庫から出ていった。 長身の男が、座っている三木の顔を覗き込んで、「お前は何者だ?カメリルのスパイか?何を探っている?」と言った。 「分かりました、全て話します。その前に、教えて下さい。あなたたちは、この会社の社員ですか?」と三木。 「それには答えられない。その代わり、俺の名前を教えよう。マイキーだ。お前は?」と長身の男。 「私はミキ、ミッキーと呼ばれている。カメリルの兵でもスパイでもない。」と三木。 「じゃあ、何者だ?どうしてこの運送会社を調べている?」とマイキー。 そこへ、「マイキー、もういい。正体は分かっている。」と倉庫から出ていった男と一緒に入ってきたタクシーが言った。 「社長、この男を知っているのですか?」とマイキー。 「うん、何度か会って、話をしたよ。リベルテという国の工作員だそうだ。」とタクシーは三木に手を差し出し握手を求めてきた。 三木も手を差し出し握手をすると、「鋭いですね。ここが反カメリル武装集団の根城だと気付いたのですね。」とタクシーが言って、今度は大声で倉庫の入り口に向かって「そこで聞き耳を立てている人、中へ入りなさい!正体はバレている!」と叫んだ。 特殊部隊の隊員が辺りを警戒しながら倉庫の中に入ってくる。 「どうして彼が私の仲間だと?」と三木。 「入社面接の時、変だと思いました。宿なし一文無しで住み込みで雇って欲しいと言っていたが、健康そのもの、とくに鍛え上げられた躰は浮浪者のものではない。泳がせてみようと思って雇ったのです。」とタクシー。 「社長、この男、信用していいのですか?」と心配そうなマイキー。 「大丈夫、カメリル側でないことは確かだ。」とマイキーに顔を向けてタクシー。 三木は特殊部隊の隊員にこちらに来るよう手招きをして、タクシーに言った。 「蜂起する人は何人いるのですか?武器が必要なんでしょう。必要なだけ提供しますよ。」注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
August 25, 2026
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August 24, 2026
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August 23, 2026
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August 22, 2026
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砲弾を打ち尽くしてもドローンに命中させることができなかった戦車部隊は、カメリル軍の陣地に戻ってきた。トラックから降りたナーイ地方軍のカマルは、その足でイマト大尉のいる指揮テントに向かった。 カマルが指揮テントの中に入ると、そこにはイマトではなくスマル中尉がいた。 「どうしたのですか?カマル殿。血相を変えて?」とスマル。 「あんたじゃあ話にならない。イマト大尉は?」とカマル。 「イマト殿は戻ってきた戦車隊の出迎えにいきましたよ。会いませんでした?」とスマル。 カマルはトラックから降りるとわき目も振らず、この指揮テントにやってきた。戦車隊を出迎えていた兵たちの中にイマトもいたのだ。 カマルがテントから出ようとすると、スマルがカマルに言った。 「また、入れ違いになりますよ。ここに戻ってくるのだから、待っていた方が賢明ですよ。」 それもそうだと思ったカマルは、出るのを止めて椅子に腰かけた。 「カマル殿は戦車隊に同行したのですね。何があったのですか?」と微笑みながらスマルはカマルに話しかける。カマルはスマルを睨みつけて「あんたには関係ない。」と答えた。そこへ、イマトが戻ってきた。 「イマト大尉、部隊はどうして侵攻しなかったのですか?」とイマトの顔を見るなり、立ち上がってカマル。 「部隊長に尋ねなかったのですか?ドローンを撃ち落とさなければ、進んでも追跡ロケット弾で戦車が攻撃されるからですよ。スマル殿の部隊が3台もやられたでしょう。」とイマト。 スマルはニヤニヤ笑いながら、「追跡ロケット弾はヤバいですからね。戦車が3台も爆発して、死人が出なかったのが不思議です。 」と言った。 カマルはスマルの話など聞きたくないという顔をしてスラムを睨みつけ、「でも、イマト大尉、攻撃は1発もなかったのですよ。」とイマトを見る。 「そうですか、それはラッキーでした。攻撃されれば無事ではすまないからね。ナーイ地方軍から砲弾が届くと、明日我が部隊が再び出陣しますが、また観戦に参加しますか?」とイマト。 「明日ですか、考えておきます。」と不服そうに答えて、カマルはテントから出ていった。 ・・・・・・・・・・ 三木はカメリル軍の武器倉庫の近くにタクシーの運送会社があることに注目していた。三木がカメリル軍を攻撃する工作のためボントの街に来ていることを話した時の彼の眼の輝きは通常ではなかった。武器と弾薬を盗んだのはタクシーたちではないかと思った。 タクシーの運送会社に特殊部隊の隊員を忍び込ませているが、三木は独自にその運送会社に探りを入れていた。中核には隊員が忍び込んでいる。三木は外側から運送会社の調査を始めた。 タクシーは戦災孤児で、23歳、妻はいるが子供はいない。運送会社の社員は約100名。主に運転手と荷下ろしの助手。経理は副社長の妻が引き受けている。そのうち、幹部社員は20名、すべてタクシーと同じ孤児院にいた若者で、会社の設立当時のタクシーの仲間たちである。 業務は車の運転に関わる全ての業務と言えるほど多種多様、人と物の運搬はもちろん、道路と建物の整備、建設に伴うブルトーザーやクレーン車など重機の運転操作に人と車を派遣、挙句は家庭の庭の整備やごみの収集に人と車を派遣していた。 三木はタクシーの運送会社を調べているうちに、奇妙なことに気が付いた。幹部社員20名のうち、役職など役割が分かっているのは5名だけということ、後は姿さえ見えないのだ。社長のタクシーが自ら運転手をしている会社の社員なのにである。 会社に出社しない幹部社員、いても不思議ではないのであるが、三木は気になってそれを調べ始めた。社員名簿を手に入れているから、名前と住所は分かる。当たって砕けろとばかり、直接話を聞きに幹部社員の1人の家に向かった。タクシーの運送会社の近くに自宅があるからその幹部社員を選んだのだ。 三木は気付いていた。何人かの男たちがつけてくるのを。下手な尾行だと思いながら、運送会社の前を通り過ぎると、長身の男が近づいてきて、「嗅ぎまわっているようだな、ついてきてもらおう。」と囁いた。三木の脇腹には見えないようにナイフが突きつけられている。つけてきた男たちが周りを囲う。隣でナイフを突きつけている男を含めて5人。三木は相手を倒して逃げることは簡単だが、騒ぎを起こしたくはなかった。注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
August 21, 2026
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August 20, 2026
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August 19, 2026
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August 17, 2026
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カメリル軍の陣地に戻ったスマル中尉の安全にドローンを砲撃する訓練ができるとの報告を受けたイマト大尉は、部下の戦車隊に出撃を命じた。念のため戦車が走行不能になった乗組員を助けるため、最後尾を1台の医療班救命トラックが続いていた。そのトラックの助手席にナーイ地方軍のカマルが座っていた。 ジャングルの焼け跡を抜けると、2機の黒のドローンが飛んできた。 ドン ドン ドローンを狙って砲撃する。ドローンは狙われているのを察しているのか、不規則に動き回る。当たらない。 その様子を停車しているトラックの助手席から眺めていたカマルは、隣の運転手に尋ねた。 「どうして、攻撃もされないドローンを砲撃しているのですか?小さい的で当たりもしないのに。」 「知りません。私は医療スタッフです。部隊長に聞いてください。」 カマルはドローンをいつまでも攻撃している部隊の行動が理解できなかった。無視して侵攻すべき、敵の戦闘車両でも現れて砲撃すれば、ドローンよりはるかに大きい的だから命中するのにと思った。 部隊がドローンを狙って砲撃している様子を、トーベ陸軍基地のモニター室でタイト司令とマカロ大佐が眺めていた。 「何か、変だと思いませんか?」とマカロ。 「何が変なのだ。ドローンを砲撃しているだけだ。」とタイト。 「それが変なのですよ。敵は侵攻してきて、侵攻する気がないようなのです。」 「どういうことなのだ、よく分からない。」 「侵攻するためにあの位置に陣を構えたのは、我々に気付かれないための位置だと理解できます。でもジャングルの焼け跡を越えた後の敵の行動、遊んでいるとしか思えません。特に黒の偵察ドローンだけになっても侵攻してこない。」 「それは、最初のように攻撃されると思っていて警戒しているからではないのかね。」とタイト。 「違います。こちらに照射ドローンがないことを察知しているはず、2度目の1台の戦車でやってきたのはそれを確認しにきたのです。理由は分かりませんが、敵は侵攻する気がないことだけは確かです。ともかく、照射ドローンをガーゴから購入するように手配してください。」とマカロ。 ・・・・・・・・・・ 三木は森のトラックに戻っていた。隊員たちは街に偵察に出かけていて、残っているのは留守番役のメイキ大尉だけであった。 「どうでした?何か手掛かりは?」とメイキ。 「ダメ、全く手掛かりなし。私の勘がハズレだったのかも。」と三木。 「あなたの勘がハズレたことありました?必ずありますよ。」とメイキ。 「優秀な8人の隊員が調査して見つけられないんだ。それにスラム街があるとしたら、ならず者の巣窟だよ、街の人の噂にもなる。それもないとしたら、この街にはないのかもしれない。」と三木。 「まあ、調査は若い者に任せて、夜も更けてきたからもう寝ましょ。明日の報告会で何か出てくると思いますよ。大金持たせて夜遊びさせているのですから。」とメイキ。 「そうだね、寝ることにするよ。今日は歩き回って疲れた。」 翌朝の戻ってきた隊員たちの報告会でスラム街の情報は皆無であったが、1人の隊員がカメリルの兵がら重要なことを聞きつけていた。それは、カメリル陸軍兵が武器と弾薬が盗まれた責任を取って、厳罰を受けたという情報である。夜のクラブでつい愚痴がこぼれたのであろう。それを特殊部隊の隊員は聞き逃さなかった。 その情報を得た三木は、ボントの街の地図を広げ、カメリル陸軍基地の武器倉庫の位置をマークする。そして、その周辺を念入りに調べ、いくつかの場所にラインを引く。その中にタクシーの運送会社が入っていた。三木がラインを引いたのは複数の人間が集まっている会社、組織、店舗の名前である。 三木はそれらに隊員を配分し、潜入調査を指示した。武器と弾薬が盗まれたのなら、それを使おうとする者がいることは確かなのだ。注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
August 16, 2026
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August 15, 2026
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August 14, 2026
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August 13, 2026
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スマル中尉は地上にいる隊員たちを乗せるトラックを用意すれば良かったと思いながら、各戦車にその隊員たちを乗せるように指示して退却を命じた。スマルは最後尾を走りながら撃ち落とせなかった黒のドローンを観察する。ドローンが追跡してくるかと思ったがジャングルの焼け跡には進んでこないで退却の様子を眺めているようであった。スマルは判断した。敵は領内に侵入すれば攻撃するが外までは追ってこない、陣地は安全だと。 スマルは陣地に戻り、戦車3台を壊したことを詫び、戦況をイマト大尉に報告していた。そして、確かめたいことがあるので、もう一度、戦車を借りて出動させて欲しいとイマトに訴えていた。そこへナーイ地方軍のカマルがやってきた。 「戻ってきた戦車が減っているようですがやられたのですね。敵をどのくらい倒しました?」と嫌味なカマル。 「・・・・・」スマルは黙って部屋から出ていく。 「先陣を切って戦いに挑むだけでも意外でした。イマト大尉殿、敵をどのくらい倒したと報告がありました?」とカマル。 「報告はありません。多すぎて数えられなかったのでしょう。」とイマトはトボけた。 「イマト殿はいつ出陣するのですか?」 「私は出陣しないと言ったでしょう。部隊が出陣するのは明日です。スマル殿がすぐに出陣するそうです。観戦武官殿、同乗に間に合いますよ。」 「いえいえ、あの部隊は苦手です、辞退します。明日、イマト殿の部隊に同乗させていただきます。」 スマルは戦車に乗り込み、再びジャングルの焼け跡を進行していた。スマルの乗った戦車1台とトラック1台だけである。トラックには運転手だけが乗っていて、戦車が破壊された時に引き返す車両として念のために戦車についていっている。 スマルの戦車がジャングルの焼け跡を抜けると、黒のドローンが2機、ブオーン ブオーンと大きな音を立てて飛んできた。青のドローンはいない。飛び回るドローンを狙って砲撃するのは難しい。 ドン ドン 的が小さすぎる。しかも、こちらの砲撃を察知して動き回っている。 スマルはその様子を観察しながら、敵に赤い光線を照射するドローンはなく、この位置でいる限り攻撃されないことを確信した。確実に命中するロケット弾が使用できないのなら、進攻して敵を撃退出せることができると考えられたが、再度の敗退で敵の強さが身に染みており、安全な攻撃の真似事に徹する決心でいた。 撃ち落とすことなく砲弾が尽きた。引き返すしかない。黒のドローンは追ってこなかった。 ・・・・・・・・・・ 三木はテーブルのコーヒーを飲み干すと、「もういいだろう。」と席を立った。何か言いたそうなタクシーの表情であったが、「メルン殿、勘定を頼む」と老婆に声をかけると、「あたいが引き留めたんだ。あたいの奢りだよ。気にしないで、また来てくれ。」と老婆メルン。 三木は街角のレストランを後にして、隊員たちが調査をしていない地区に向かって歩き出した。占領下であっても街の人たちの生活はある。街にそれなりの活気はあった。見かけるカメリル兵の数も少なく、知らなければ占領されていると分からない街の状況であった。 三木の探しているスラム街というのは、体制とか宗教とかの違いに関係なく、貧富の差が拡大すればするほど生じやすいものだという持論を三木は持っていた。この街の人たちの貧富の差など三木が知ることはできないが、三木の予想通りカメリル領事館にうまく取り入っているものだけが豊かになっていることは確かであった。三木の探しているスラムというのは、大都市の一角に形成される貧困者が集中して暮らす地域のことであるが、ボントの街が大都市だとは言えなくても同じ程度の街リベルテの首都カンナにはスラム街があった。三木はそこで反政府組織と出会ったのだ。だから、スラムを探すことにこだわっているのである。人の噂に耳を傾け、見知らぬ街を歩き回り、手掛かりを得る以外に方法はない。三木は足が棒になるまで歩き回った。注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
August 12, 2026
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August 11, 2026
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August 10, 2026
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August 9, 2026
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イマト大尉は基地の設営が終了すると、侵攻はいつかとうるさいナーイ地方軍のカマルに言った。 「明日、スマル中尉がジャングルの焼け跡を抜けて進行するそうですよ。ついていきますか?」 「スマル中尉?すぐに逃げ帰る部隊、止めておくよ。置き去りにされてはかなわない。イマト殿の部隊についていくよ。」とカマル。 「私は、この部隊の責任者、進行を指示するだけでこの陣地から出ることはないですよ。」 「でも、あなたの部隊は出かけるのでしょう?」 「もちろん、部下の指揮で進行しますよ。」 「それについていきます。」 翌日、スマルの指揮する戦車隊がジャングルの焼け跡を通過し、戦いの残骸の車両が点在する草原に達した。ブオーンと大きな音を立てて黒と青の2機のドローンが飛んでくる。 ドン ドン ドローンを狙って砲撃が続く。当たらない。 スマルは隣の戦車に赤いマークが光っているのを察知すると、その戦車の運転手と砲撃手に飛び降りるよう指示する。誰も乗っていない戦車にロケット弾が命中して爆発する。 ドン ドン 戦車の攻撃では簡単には当たらないが、その訓練に来ていることを部下に徹底しているスマル、慎重に状況を見る。青のドローンから赤い光線が出て戦車に当たる。その戦車の乗員に脱出の指示を送り、他の戦車に青のドローンを狙えと指示する。乗員が脱出した戦車が爆発する。 スマルは赤い光線でロケット弾が誘導されているから、確実に命中するのだと気付く。ドローンは砲撃を避けるために右や左に動き回っていて赤い光線を照射するのに間隔が開いている。 (黒のドローンからは何も照射されないで動き回っているだけだから、単なる偵察ドローンだろう。赤い光線が照射されれば、脱出させればいい。)スマルはそう思いながら、青のドローンへの砲撃を眺めていると、赤い光線がスマルの乗っている戦車に照射された。スマルも乗員も迷わず脱出。スマルの乗っていた戦車にロケット弾が命中、そして爆発。戦車から降りれば、この戦場は安全なのである。 スマルが各戦車への通信手段を失っても部下の戦車がすぐにスマルに近づいて停車する。停車した戦車に乗り込もうとすると、ドカーン。ドローンが爆発する。砲弾が命中したのだ。しかも青のドローンだ。 「やった!」思わずスマルは叫んだ。 攻撃される心配もなくドローンを砲撃する訓練ができる。砲弾が尽きるまで、黒のドローンを砲撃したのだが、動き回っていて撃ち落とすことができなかった。 ・・・・・・・・・・ 三木はタクシーの追及の返答に困った。どこの国の人かと問われても二ホンと答えるわけにもいかず、そう答えてもボントの街の人たちは二ホンの国を認識していないと三木は思っていた。以前に二ホン人の探索をした時も7人のニホン人の老婦人たちの存在を誰一人知らなかった。老婦人たちはニホン人ではなくガボリ人として生きていたのだ。偶然、子供の持っていた二ホンのアクセサリーを見つけなければ、老婦人たちに辿り着けなかっただろう。 当然、二ホンの航空機が不時着した時は多くの人の話題になり二ホン人の存在を知っただろう。しかし、その後カメリルとの戦争という大きな出来事があり、18年の歳月でその記憶は不時着の救出やニホン人の援助に参加した近隣の住民にしか残っていなかった。 「旦那はツールの警察の方ですよ。武器を持っていてもおかしくない。囚われていたツールの婦人たちを救い出したのですわ。」と思い込んだ人物像にこだわる老婆メルン。 「何を馬鹿なことを、ツールの人を捕まえるわけがない。ここはカメリル領なのだ。もしそうだとしても堂々と迎えに来るさ。ねえ、あんた、ガーゴ人?シェラリベ人?それともコンガ人?」とタクシー。 ガーゴやシェラリベはカメリル兵から情報が入るのだろう。運送会社を経営しているタクシーも知っていた。 三木は返答に悩んだが、答えないと今後の偵察活動に支障が出るし、とにかく、しばらく解放されそうにない。 「正直に言うよ。私はリベルテ国で働いている軍人です。」と三木。嘘ではないが二ホン人だとは言わなかった。 「リベルテ?聞いたことがあるわ」とメルン。 「リベルテの軍人?何をしにボントの街へ?」とタクシー。 三木は回答に躊躇したが、2人の反カメリル感情を知っていたので、 「リベルテはカメリルと交戦中で、この街のカメリル軍を攻撃する工作が目的です。」と答えた。 三木はその時タクシーの眼が輝いたのを見逃さなかった。注) 小説「時空を超えて」をハーメルンという小説投稿サイトに載せていますので、先にご覧ください。PCでもスマホでも「ハーメルン」と検索し、「時空を超えて」と小説検索すれば閲覧できます。もちろん無料で、ログインしなくても読めます。この拙い小説もハーメルンに投稿しています。
August 9, 2026
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AIで作成しています MetaAI ChatGPT Claude Gemini Perplexity Deepsek Copilot Grok Lavable とか まだまだ いろいろあるけど どうなんだろう? この漫画 続けて読むなら、マンガボックスインディーズに カテゴリ SF で 時空を超えて という題で投稿してるよ
August 7, 2026
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AIで作成しています MetaAI ChatGPT Claude Gemini Perplexity Deepsek Copilot Grok Lavable とか まだまだ いろいろあるけど どうなんだろう? この漫画 続けて読むなら、マンガボックスインディーズに カテゴリ SF で 時空を超えて という題で投稿してるよ
August 6, 2026
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AIで作成しています MetaAI ChatGPT Claude Gemini Perplexity Deepsek Copilot Grok Lavable とか まだまだ いろいろあるけど どうなんだろう? この漫画 続けて読むなら、マンガボックスインディーズに カテゴリ SF で 時空を超えて という題で投稿してるよ
August 5, 2026
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