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私の友人は 小学生の野球クラブの監督 をやっているが、卒業した教え子や息子が気になって中学校へ見学に行った。
ところがそこの光景は悲惨だった。とにかく野放し状態。
監督がボールをとってこい!と言ってもシランプリ。上級生がそうなので下級生も全く言うことを聞かない。
監督は一生懸命だが、言い疲れるととにかく見ないように目を背けている。
なので生徒は完全に舐めきっていて、まるで秩序のない幼稚園以下。野球する以前の問題だった。
いや、部活だけでなく最近の学校自体もこんな感じらしい。
一見戦争のない平和な時代だが、教育現場は崩壊している。
何のために野球を教えてきたのか・・・・
友人は腸が煮えくり返るぐらいの怒りを覚えたがその場は帰った。
そして、自分の息子もその野球部にいるので、帰ってきてそのことについて説教したのは言うまでもない。
数日してまた見学にいくと・・・・
やはり相変わらずの悲惨な風景。
また今度は小学校時代の教え子2人がグランドで寝そべっていた。
さすがにこれには完全に キレ てしまった。
その2人を呼びつけて、自分の手が挙がらないくらいボコボコに2.30発シバイタしたらしい。
友人は地元では名門と呼ばれる高校野球部の主将をやっていた。
また勉強などできなくても何か一生懸命スポーツやっていればいい、という考えで、普段は決して手を挙げることのない超温和な性格。
自分の子供が練習試合中に大きな相手に突進されて手首骨折しても、まぁまぁ、わざとじゃないし、スポーツのことやからと、決して相手を責めることもしない。
今でも野球が大好きで、少年をそのまま大人にしたようなヤツだ。
そんなヤツだからこそふざけた態度で野球やっているのが許せない。
気がつくと廻りは野球部監督、その場にいた父兄、学校の先生に取り囲まれていた。
その後、校長室に呼ばれて事情を聞かれたがその場でも直立不動で立っていた子供に
「おまえら、ちゃんとわかっとんかーおまえらには野球する資格がない。とっとと辞めてしまえー!」と叱っていたらしい。
校長の本音は今回手を挙げたことに関しては塀の外でやってくれとのことだった。
また学校近くの民家の窓ガラスが飛び込んできたボールで割れて、それを誤りに行かない子供も悪いが、通報を受けて誤りにいった学校が最初に気にするのは休日か平日だという。
つまりグランドでの出来事は平日なら学校、休日なら公民館の責任らしい。
どちらも同じ学校の生徒の問題なのだが学校のトップの感覚はこんなもんだ。
もちろんこの学校には何かあれば責任がとれない理由で授業以外のプールも開放していない。
悲しい現実だ 。
結局殴られた二人の家に校長や教頭が謝りに出向いたようだが、
それを聞いた親が「すみません監督。うちのバカ息子が迷惑をかけたようで・・・中略・・・これからもどんどんご指導お願いします」と学校に言わずに友人に言いにきたらしい。
・・・ちと救われた。
ここで大切なのは友人が父兄に決して謝らないことだ。
教え子を、我が子同然に接している彼でなければ他人の子供を本気で殴れないし、今回の事は覚悟の上である。
いけない事はいけないと、体を張って教える・・・
(最近ではあたりまえのことが常識じゃなくなってきた)
方法は様々だが
血気盛んな年頃の子供を相手にするには
優しい言葉だけで教育できるのだろうか。
教育者は本当に自らを犠牲にできる覚悟と愛情持った金八先生か、
それなりの怖い雰囲気持った人でなければ無理なのだろうか。
最近はすぐに訴えるバカな親が多く、先生もピリピリ。
生徒も法律とか権利とかで過剰に守られている。
先生はお手上げ状態。
しかし信用できない先生も多い時代だから
こんな友人の思い切った行動が、実は子供たちは救われていると思う。
最近の大会連続優勝の祝賀会
