寝禅こそが最も純粋なる丹田錬磨法である。
< 寝禅のやり方 >
➀リラックスして仰向けに寝る。
②背骨、首骨、すべて真っ直ぐ。
➂足の間は約40センチほど開ける。
④両腕は体側から45度に開く。
⑤両手は開いて、上に向ける。
⑥体のどこにも力を入れない。
⑦この姿勢のまま足心呼吸を開始する。
<寝禅の場合の足心呼吸法>
➀まず始めに踵(かかと)に意識を置き、踵から息を吸いこんで、足心まで上げる。
②足心(土踏まずの真ん中)まで息が上がったら、足心から足首に気を流す。
➂足首から脛骨、筋、お皿、大腿骨と気を上げてゆく。
④一機に気を上げても良いし、何度も呼吸しながら、ゆっくり気を上げても良い。
⑤大腿骨、股関節と気が流れたら、骨盤の後ろを通して、恥骨まで気を回してゆく。
⑥骨盤は丸くて繋がっているから、腰を通って、恥骨に流す。
⑦臍下の一点(恥骨のまん中)まできたら、ここで止まる。
⑧もう一方の足の踵から息を吸い込み、同様に臍下の一点まで気を誘導する。
⑨両脚を通して、臍下の一点まできたら、今度は下に流してゆく。
⑩男性なら陰茎、会陰と流し、肛門に至るとしばし止める。肛門はヨガにおいてはクンダリニー(生命エネルギー)の発生箇所だから、気を止めるのである。ベテランになれば肛門を意識した瞬間に気は背骨を通って脳天に至るようになる。しかし初心者の方はそうはならないから、ゆっくりと肛門、尾骨、仙骨、背骨、首骨、後頭部、そして脳天へと気を巡らしてゆく。
⑪脳天まできたら今度は額、鼻、人中、上の歯、下の歯、顎、のど、胸、へそ、臍下の一点まで気を流す。
⑫臍下の一点全体を意識しながら、ふわーと息を吐く。
⑬下っ腹の中心部分から気が発生し、全身へと広がってゆく。快感に包まれて、エクスタシーを楽しもう。
<初心者の方へ>
初心者の方はいきなりエクスタシーに包まれることは無いが、実践していれば必ず快感を感じるようになる。
最初のうちは、臍下の一点全体を意識してふわーと息を吐くと下っ腹がモヤモヤするだろう。
そのモヤモヤ感が気の発生である。
毎日、気楽にやっていれば、そのモヤモヤ感が充実してきて、強いエネルギー感になってきます。
そうなれば臍下丹田から快感が発生します。
快感を掴んだら、もうしめたもんです。
後はその快感を強めていけばいい。
快感はどんどん強くなり、ついにはエクスタシーに満ちるようになります。
まさしくこの世の極楽浄土を体得するのです。
力もどんどん強くなる。
想像もつかないような物凄い力が腰腹中心部分から吹き出すようになります。
現実のわたし海光和幸の日々の生活における丹田力の実際を紹介しましょう。
残念な事に私は67歳の始め頃、糖尿病を患い、心臓疾患による心不全となり、自宅で倒れ、救急車で総合病院に運ばれました。
呼吸困難の状態でありましたから、そのまま死んでも不思議ではなかった。
神のお慈悲により、九死に一生を得る事ができました。
今現在は68歳でありますから、病院から退院したばっかりです。
肉体はボロボロの状態。
ですから二階に行くための階段を登る時もまるで年老いた亀のようにゆっくりゆっくり体を軋ませながら登ってゆくしかない。
しかし、有難いことに私には無限の丹田力がある。
足腰の筋肉によらず、丹田力を用いるなら、まるで若いウサギのように、タッタッタッと身軽に階段を駆け上がることができる。
不思議なことに、私の中には年老いた亀と若々しいウサギがいるのです。
これこそが臍下丹田の奇跡と言えるでしょう。
だから貴方が健康なら、そのまんま超人的なパワーを発揮できるようになる。
そして貴方が私のように年寄りの病人だったとしても大丈夫。
無限の丹田力が足らない所は補ってくれるのです。
臍下丹田を体得した者は、言わばハイブリット人間なのです。
筋肉力と丹田力という二つのパワーを手に入れた訳である。
私のように生まれながらのエンジン駆動は壊れてしまったが、新しくより強力なモーター駆動を手にすれば、かえって強く早く走れる。
丹田力というものは、有難い大宇宙からのプレゼントなのです。
心不全の糖尿病患者だから、私の筋肉なんて、もうどうにもならない。
ところが素晴らしいことに、私の丹田力は毎日どんどん強くなってゆく。
丹田力に引っ張られるように体力もどんどん回復している。
臍下丹田を体得して本当に良かった。
68歳なのに、どんどん強くなれる現実。
ここに無限の喜びと希望がある。
貴方が老人で病気であったとしても失望落胆する必要はない。
いわんや貴方が若くて健康だったら、百人力の超人となるだろう。
なぜなら、まごうことなく、臍下丹田には、果てしないパワーが隠されているのだから。
丹田修行とは貴方の中にある無限のパワーを掘り出すことなのです。
楽しく丹田修行をつづけてゆくならば素晴らしい奇跡の数々を経験することになるでしょう。
喜びと奇跡の人生は、よそにあるんじゃない。
喜びと奇跡の人生は、貴方の中にあるのです。
NO、1 この最初の配信の最後にもう一度、人生真理の真髄を味わって頂きたい。
日本のヨガの第一人者、沖 正弘先生のお言葉。
「ヨガの目的は臍下丹田と信仰(信念)を養うことなのである」
真理はヨガに止まらない。
「人生の目的は臍下丹田と信念(信仰)を養うことなのである」
海光和幸
臍下丹田と信念、ここに人生真理の真髄があります。
今、本当の意味での喜びと奇跡の人生が始まりました。
それでは共に感謝と喜びをもって、真理の旅を始めましょう!