楽しく ひまつぶし Labo

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2023.06.30
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カテゴリ: 読書
最近、門井慶喜さんの作品を連続して読んでいます。( 『​​ 「どうする家康」じゃなくて「なぜ秀吉は」 ​​』,『​ 「文豪、社長になる」読みました ​』  )

門井さんの作品は、緻密な調査と論理的な文章、そして感情的になりすぎない少々抑え気味の表現で、とても読みやすく理系の私としては、論文やマニュアルを読むのに通じる感覚があり好感を持っています。

次にどの門井作品を読もうかと思った時、直木賞受賞作で最近映画化された「銀河鉄道の父」をまだ読んでいなかったので、これを読むことにしました。



題名からもわかる通り、宮沢賢治とその父政次郎のお話で主人公は政次郎、主に政次郎の視点で物語は進んでいきます。

この作品を読んでみて改めて気づいたのは、宮沢賢治の作品は良く知っているのですが宮沢賢治についてはほとんど知らなかったことです。なんとなく雰囲気で知った気になっていただけだったことがわかって愕然としました。もちろんお父さんについては全く知識はありませんでした。

宮沢賢治という人は、貧しい生まれで苦労しながら学問に励み聖人のように生き、若くして亡くなった天才というイメージしかありませんでしたが、全くそのイメージが覆され驚きの連続でした。
宮沢賢治はこんな人だったんだ、と改めて知り聖人君主ではない人間臭さと多くの悩みを抱えていたその人生を感じることができました。



父の政次郎はとても優秀な人ですが、この時代の家長というしがらみにとらわれずに子供たちの才能を伸ばすように当時としては型破りの方法で育てていく姿には感動しました。そして色々と悩みながら家族と相対していく姿は、3人の子供を育てた私の体験もオーバーラップして共感を持って読み終えました。

​
銀河鉄道の父 (講談社文庫) [ 門井 慶喜 ]


とてもいい作品でした。映画も是非見てみたいと思います。






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最終更新日  2023.06.30 10:29:19コメント(0) | コメントを書く


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