楽しく ひまつぶし Labo

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2023.10.10
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カテゴリ: 読書
Amazon Prime Video で映画「億男」をを見つけました。
「億男」は前々から小説を読んでみたかったのですが読んでいませんでした。映画が公開された時も観てみたいと思ったのですが、観ていませんでした。せっかく見つけたので映画を先に見てみることにしました。


佐藤健さんと高橋一生さんが出演する映画で、最後まで楽しんで観られました。
3,000万円の借金を残して失踪した兄の肩代わりをしたため、借金返済のためダブルワークで疲れ切っている一男に3億円の宝くじが当たったが、宝くじに当選して不幸になった人たちの話ネットで目にし不安に駆られ、学生時代の親友でベンチャー起業で大金持ちになった友人の九十九にお金の使い方のアドバイスをもらいに行くが、酔いつぶれて寝ている間に全額を持ち逃げされてしまう。
一男は九十九の行方を追うために、九十九の解散した会社の仲間を訪ねていくという物語でした。

話はそこそこ面白かったのですが、時間が前後して話が進む所もあって冒頭部分は少々わかりにくかったのが残念な所です。又、上映時間2時間の制約のためか、説明不足な点も多々あって?マークがついたまま終わったエピソードもいくつかありました。
そして、この映画のメッセージは「変わらぬ友情」なのだと感じました。


映画を観終わって、さっそく次は小説を読んでみました。



小説は、ほぼ時系列に話が進んでいくのでとても分かりやすく物語が頭に入っていきます。

・どうして九十九の所に行ったのか?
・どうして落語の「芝浜」を九十九が演じたシーンが描かれていたのか?
・どうして会社仲間の十和子は、質素な生活をしているのか?
・どうして会社仲間の百瀬はいまだに競馬をやっているのか?
・妻の万佐子は一男に何を求めているのか?
などなど、映画であいまいだった点がすっきりと解決されました。

なにより、エンターテイメント目線で描かれていた映画と違い、小説はどちらかというと純文学的な心の葛藤描写を主にする考えさせる作品でした。
この小説のメッセージは「お金と幸せの答え」であり、それぞれがそれぞれの「お金と幸せの答え」を考えて生活すること、なのではと思いました。
そして、落語「芝浜」が何回も出てくるところを見ると、現代版「芝浜」を書きたかったのかなとも感じました。

映画も小説もエンディングは若干違いますが、どちらもさわやかなシーンで終わります。
今回は、映画→小説の順に「億男」を体験しましたが、この順が正解だったような気がします。


​
億男 (文春文庫) [ 川村 元気 ] ​






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最終更新日  2023.10.10 14:33:40
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