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君が近付いて来たと言うのに気配に気付けなかったアンテナが錆びちゃったかな?君も君だよウィッグなんか付けちゃってさ化けるのが上手いんだからそれでも膝の感触だけは忘れていなかったこんなにも心地良く俺を優しい気持ちにさせるのは君の他にはいないよそうこう言っているうちに尻尾を振って去って行くんだね束の間の温もりが俺と君にはお似合い君の満足げな表情を垣間見る事が出来るならそれでいいさ
2009.06.30
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何が変わったわけでもない熱い渦から離れただけ感慨を深めるだけ時間は経っていない「あの頃は・・」と語るだけ老いていないはずその事を解っているのなら変化に翻弄されずに感傷に流されずに本質という奴を見抜いてやるがよいまだ途中だとわかっているのならまた渦の中心に入り込んでみるがよい何食わぬ顔をして肩の力を抜いて飛び込んでみるがよい挑んでみるがよい
2009.06.28
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幼い頃に親父の車で聴かされた曲は今も耳に残り時々口ずさむオールディズキャンプファイヤーで歌ったフォークは団塊世代を駆けた先生の青春の歌闘争の碑ファーストキスのBGMはとろけるようなラブソングくじけそうになった時ロックが俺の心を奮い起たせた君が好きだと言った曲何度も繰り返し聴いて誕生日に歌ったっけ人生のサウンドトラックに幾つの曲が収められた事だろうふと街頭やラジオで流れるたびに鮮明に場面が甦る人生を彩った曲たちと共に
2009.06.27
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汚れを纏うのは下界で生きる実感生地が真っ白であればあるほどに汚れは際立つ洗っても取れないシミもあるだろうけどおろしたての白さにかなわないだろうけど使っていく毎に洗うたびに心地良く肌に馴染むものだから今は洗いざらしの君が好きです
2009.06.26
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仕事帰りに済ませてしまえば俺としては気が楽だけどいいでしょう今宵いっしょに行きませう必要な物を買うと言うよりは買い物そのものを楽しんでいるそんな君のささやかな願望をかなえてあげませう君にとっては生活の染み着いた部屋から抜け出せる逃げ道のような時間お望み通り今宵も愛すべき君を連れ出してあげませう半ば仕方なく・・・
2009.06.09
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そりゃあ 快晴の方が気持ちが良いだろう雨を呼びそうな雲空の端っこ浮かんでいるとても乗っかる気分にはなれない雲だ真っ青な空だったら余計な事も考えなくてよいだろうに頭ん中 心配事がよぎって心の曇りを払ってしまいたかった頭を空っぽにしたかっただから青空を眺めていたのに俺の心を映すように雨を誘う雲空の端っこに浮かんで希望に輝いているあの娘の瞳になら雨雲なんて映らないだろう
2009.06.07
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君に内在する醜い部分君が隠そうとするドロドロをあの日の僕は知りたかった知ったうえで全てを受け容れようとしたそんな僕だから君は避けてしまったのだろう信用できなかったんだろうそれも今となってはお互いどうでも良い事だねきっと口にすれば他愛の無い事誰しもが抱えているようなものだけど眼を背けたいあえて口にしたくないそんなドロドロ
2009.06.07
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今宵空に浮かぶ君はキレイ澄んだ心だけ天の川を渡るから羽衣を纏った君はキレイ願いよりも確かに情念よりも淡く君の綴る恋文は河を渡る舟となって君は想い人に逢える事だろう見守る僕は安堵しながらも一滴のジェラシーを覚える事だろう
2009.06.01
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