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忘れたはずの出来事がスクリーンに浮かんでいるいつまでも憶えているのは未練がましいようでなんだか嫌だな過去は美しい思い出は優しいその横顔は麗しい深く思い出せば苦味が増してしまうからグラスに浮かぶカクテルの上澄みだけを掬って口にする淡いままでいいんだよ心の中で宥める自分がいる
2009.07.31
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どうして詩でなければ駄目なんだろう思うように詩が浮かばない時ふと考える日常の私と言えばそれなりに周りの人と上手に付き合っているつもりだけど誰にも言えない呟きや思い出頭の中で騒ぎ出す物語があってやっぱり詩が一番しっくり来るのよねどれが現実でどれが空想なんて野暮な事は訊かないで時々土足で踏み荒らされたり落書きされたりするけどここが私の居住地なの
2009.07.30
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これは試練なのだ間違いなく試練なのだ成功が坂の上から手招きをしている今は足取りも重く鉛のように感じられるが歩くのだまずこの足を上に上げて進むのだ坂の途中で息が切れそうでとても苦しいけど必ず俺は乗り換えて行くのだ
2009.07.29
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時計の針が翌日を示し朝を目指していると言うのに中毒患者のように半ば虚ろな眼でモニターにしがみついている同じ穴の狢趣味や人種は違えどこの空間を往来する君たちを同胞とさえ思えるのです奇妙な一体感の中ネチズンと言う造語を自嘲気味に噛み締めて不確かながらも繋がっている君たちを思い描きながらこの僕は夜更けに蠢くのです
2009.07.28
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ボク達はまったくどうしようもない程この表現方法にはまっているそして何をしていてもフレーズが浮かんで落ち着かない痺れるフレーズが詩として成り立たない時の苛立ちと来たらあったもんじゃないかじったくらいでやめておけばよかったのかなこの金にならない稼業から足を洗えそうもない
2009.07.27
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あまりにも無防備な泣き顔に言葉を失ってしまったムキにならないようにサラリと言ったのがかえって気に障ったかな?悪かったよ君は僕が考えるより大人じゃなかっただまって笑わせておけばよかったんだね僕もまた自分が思う程に大人ではない
2009.07.26
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あなたは嵐コップの中を掻き回す時にはコップを壊して突き抜ける雨水に濡れた足跡を残して次のコップを探し求めウィルスの様に私の大切な仲間達に泥を投げつけるあなたは嵐本当に波風を立てたくて暴れるのかそれともただやり切れないのか季節の風物詩の如くひとしきり喚いては何も無かったの如く去る傍迷惑なあなたは嵐
2009.07.25
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時に楽しむかのように嵐を真っ向から受けて立つずぶ濡れの僕を困った顔で見ている君でも解ってくれるね?すべては詩の為なんだと君が戦友と呼んでくれるのは自分1人だと自惚れながらも言わせてもらうよねえ 君ずっと近くに居てくれるなら僕は毎日でもS・O・Sを鳴らしたいけど嵐が過ぎた後の晴天の清々しさを味わいたいんだよわかってくれるかい?君
2009.07.20
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君の憎まれ口をそのまま受けて売り言葉に買い言葉幾つになっても進歩がないいいさそれで互いにストレス解消ああ 君のサイン確かに受けとったよそのうち幸福の味を互いに噛み締めよう
2009.07.17
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脇目も振らず疾走なんてもう俺にはできないそれでも今までで最強の自分がいる辛い事を試練と捉え必要な経験と思えるタフな自分がいる愛すべき今日がまた始まる
2009.07.16
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笹の舟に言の葉を乗せ キラキラ光る川面に浮かべましょうこの岸辺から解き放つ時愛しき分身たちは躍り沸き立つたとえそれが誰かにとって詩と呼べる代物じゃなくても私はかまわない私は詩としてアルバムに綴じるだろう
2009.07.11
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この胸に大きな蓮の花を 咲かせましょう 私の両の掌から こぼれ落ちんばかりに 花弁を広げて 一番大切なものを 託しましょう 私にとって一番大切なもの それはあなたです そんな当たり前の事に気付かずに 私の花は萎れていました そして心から大切に思えた今 気恥ずかしさも躊躇いも無く 蓮の花は咲き誇るのです
2009.07.11
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次々と横切る車を見送りながら初老の男は苛立ちを隠せない信号の無い横断歩道スピードを落とす事なくあるいはタイミングを逸して多少は気の毒と思いながらもドライバーは急いでいる事を言い訳に初老の男を見捨てて過ぎる歩行者優先なんて役に立たないお題目だ弱肉強食社会の苦味をガムの様にクチャクチャと噛んですきま風を肩で遣り過ごすのだ
2009.07.10
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別々の舟に乗ってそれぞれの波に揺られて今は互いに遠く感じてもまた逢えるだろうそれが見知らぬ海でもかまわない同じ岸辺で星空を眺めようまるでさっきまで一緒に居た様な顔をして僕は君に微笑む事だろう
2009.07.10
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